米軍はホルムズ海峡の“通行再開(掃海+脅威排除)作戦”の一環として、単なる空爆ではなく「攻撃機・攻撃ヘリ投入」を行っている。
その内容とは‥‥
■ 1.どの戦力が投入されたのか
報道で具体的に言及されている主力は‥‥
● 低空攻撃機
• A-10攻撃機(サンダーボルトII)
◦ 低空飛行で対地・対艦攻撃を行う機体
◦ 主にイランの高速攻撃艇(小型ボート部隊)を攻撃

● 攻撃ヘリ
• AH-64 アパッチ
◦ 低高度での精密攻撃
◦ ドローンや小型目標の迎撃・掃討に使用

いずれも共通点は
「低空で小型・機動目標を狙う兵器」である事だ。
■ 2. なぜ戦闘機ではなくA-10やヘリなのか
ホルムズ海峡の脅威
● イラン側は以下の「非対称戦力」を使用:
• 高速小型ボート(群れで攻撃)
• 機雷
• 自爆ボート
• ドローン
• 沿岸ミサイル

つまり、大型艦隊 vs 小型・分散ターゲットの戦いであり
そのための最適兵器は
・小型艇攻撃: A-10(機関砲・対地ミサイル)
・ドローン迎撃 :アパッチ
・沿岸監視: 低空航空機
F-35など高速戦闘機ではなく、「遅く・低く・精密に攻撃できる兵器」が必要
■ 3.作戦の目的
今回の作戦は単なる攻撃ではなく、段階的となっている。
米国の多段階作戦
① 機雷・高速艇・ドローンの排除
② 海峡の安全確保
③ 米軍艦艇の通過
④商船護衛の再開
→ 最終目標は、タンカー航行の再開(世界の原油輸送維持)
実際、海峡は3月初旬から事実上停止しており、原油価格も急騰している。
■ 4.空からの攻撃以外に何をしているか
空中戦力は一部に過ぎない。同時進行の作戦としては
• 特殊部隊による機雷敷設船の追跡・破壊
• 沿岸のミサイル基地・地下施設への爆撃
• 島嶼(アブムサ島など)の軍事拠点攻撃
つまり、海・空・特殊部隊の複合作戦
■ 5.現実的な難しさ
専門家の見方はかなり慎重で • 海峡は最狭部で約30kmしかない
• イランは沿岸・島・小型艇で包囲可能
• 完全な安全確保は困難
結論として、「再開は可能だが、完全安全はほぼ不可能」
また、作戦完了には、数週間規模が必要と見られている。
■ まとめ(軍事的な本質)
今回の投入の本質は一言でいうと「機雷戦+対小型目標掃討戦」
そのために
• A-10(対小型艇)
• アパッチ(対ドローン・近接支援)
が選ばれているのだった。