B_Otaku のクルマ日記

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2016/11/25(Fri) Toyota C-HR (2017)

予てから噂、と言うよりも予告と言って方が正しいが、トヨタのブランニュー スモール SUV の C-HR がいよいよ国内でも情報が開示され先行予約も開始された。そして欧米でも既にオフィシャルフォットも公開されて、全世界で売りまくる気も満々ということろのようだ。

そこでここでは欧州で発表されたオフィシャルフォットの一部を紹介する。

コンセプトカーと殆ど変わらないマッチョなスタイルは日産ジュークの後出しジャンケンだ、何て言う批判もあるが、まあコンセプトが似ていることは否めない、と大人の意見を言っておこう。

ダッシュボードのデザインはコレでもかと高い位置に置かれた大き目のディスプレイが目を引く。

ところで C-HR って何の略かと思ったらば "Coupe High-Rider” らしい。前述のように国内でも既に先行予約が行われているがこれが大変な人気で、正式発表の12月中旬まで待ってから契約すると納車は来年の春以降になるという話だ。

何時ものように詳細を知りたい場合には下記にて↓
Toyota C-HR (2017)⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2017-c-hr/






2016/11/24(Thu) あのクルマは今? <2> WINGROAD

「あの人は今」のクルマ版「あのクルマは今」では初回としてWISH を取り上げたが、今回は第2回として WINGROAD と取り上げてみる。

その前にウィングロードの簡単な歴史をまとめてみると、ウィングロードとしての初代は1996年のY10 だが、実はその前身はサニーのステーションワゴンであるサニーカリフォルニアと呼ばれていて、初代は1979年のB310 にまで遡る。サニーと言えば当時はカローラと共に小型ファミリーカーとしては極めてメジャーな存在だったが、勿論カローラには敵わなかった。しかしこのカリフォルニアは一部では結構な人気で、写真左下の2代目 (B11 1981-1985) は小型車ながら結構スタイリッシュで、オプションで写真のようなサイドにウッドパネル (風) を付けたアメリカン カントリーワゴン的なモデルが人気だった。

だだし、このカオプションを付けると、本物のカントリーワゴンには到底手が届かず、国産フルサイズのセドリック / グロリアワゴンどころかブルーバードワゴンも買えない貧乏人がこれで悦に入っている姿が痛い、なんて言う本物のカントリースクワイアのオーナー が馬鹿にしていたのを聞いたことがある (うーん、嫌味な奴)。

サニーカリフォルニアはその後3代目 (B12 1985-1990) 、4代目 (Y10 1990-1996) と進化し、その4代目は1996年に大規模なマイナーチェンジを施して、これを機に車名をウィングロードと改めた。この初代ウィングロードの型式は Y10 で、4代目サニーカリフォルニアと同一型式ということが判る。

ウィングロードとしての2代目は1999年のY11で、これは中々評判が良くて当時街中でも結構目にしたものだった。因みにY11 のモデルサイクル中間点である2003年の販売台数は、カローラフィールダーの 65,602台に対してウィングロードは 45,708台だからまあ差はあるにしても結構売れていたことになる。なんてったって相手は当時無敵のカローラファミリーだから。

ところが折角の売れ筋となったウィングロードも2005年の FMC では見た瞬間に駄目だこりゃ、と感じるような代物になってしまい、事実3代目に FMC した翌年である2006年の販売台数は35,507台まで落ち込んでいる。なおこの年のフィールダーは63,830台で2003年と殆ど変わらないから、市況が悪かったとかいうことも無いだろう。FMC したら先代末期モデルよりも売上が2割以上も落ちたというオウンゴールというか自滅というか‥‥。しかし日産のこのような情況は今に始まったものではなく、かの名車ブルバード510はこれまた発表の瞬間に誰もが駄目だこりゃと感じる FMC (610) をやってくれて、そんな事をやっているうちにトヨタとの差はどんどんを開いてきて結局は今の現状に繋がっている。
 ⇒ ニッサン ウイングロード 18RX 簡易試乗記

対するトヨタは2000年の通算9代目からワゴンはフィールダーと銘打って、言ってみればウィングロードに対する後出しジャンケンだが、トヨタの販売力と前述のウィングロードの自滅により差を付けて、さらに現行3代目では中々侮れないクルマに成長していた。とりわけ上位モデルの1.8L は 'カローラのワゴン" にしては予想外に良い車だった。

 ⇒ Corolla Fielder 18S "Aerotourer" 簡易試乗記

さて本題のウィングロードは今? という件に関しては、今でも細々と売ってはいるがライバルのフィールダーが既に2012年に FMC を実施して大いに進化しているのに対して、ウィングロードは2005年発売の問題のオウンゴールの3代目を今でも細々と作っていて、その販売台数は (昨年2015年) には 3,913台だった。えっ、 月平均か、って? あっ、いや、そうではなくて、年間です (汗




2016/11/22(Tue) Toyota vs Nissan

その昔は国産カーメーカーのトップは日産だった時期もあり、その後も良きライバルだったが、いつの間にやらトヨタに水を開けられて、気が付いてみたらば視界のはるか彼方にいってしまった今の日産だが、それにしても何故にトヨタはこんなに強いのか。ということで先ずは10月9日の日記で取り上げた今年度上半期の販売 (登録) 台数トップ10の表を再掲して、これを元に考えてみる。

既に述べたように5位のヴォクシーはノア3兄弟としてカウントすればプリウスに続く第2位であり、結局は1〜4位までがトヨタ車となり、その次に辛うじてホンダ フィットが入っているが、その次は2つ続いてトヨタ車で、8位にやっと日産車 (ノート) が入るという情況だ。

そこで上位のトヨタ車に対してのライバル車、できればニッサン車と比較して、果たして本当にトヨタ車はクルマとして優れているのか、なんていう事を考えてみようと思う。

先ずは1位のプリウスだが、プリウスといえば世界初の量産型ハイブリッド車として市販が開始されて以来、常にハイブリッド技術のトップを独走してきた車だから日産にライバル車は無いし、他のメーカーでも全く歯が立たない情況だ。次に2位のアクアはといえば、これまたハイブリッド専用車であり、その価格の低さも含めてライバルは不在と言ってもよさそうだ。

とこんな事を書くと、ホンダファンからすれば「アクアのライバルはフィット ハイブリッドに決まっているだろう!」 と怒られそうだが、これについては既に HONDA FIT 13G & HYBRID 簡易試乗記の特別編で両車を比較しているのでそちらを参照願いたい。

3位のシエンタについても今回の本題である日産車ということでは、これまたライバルになりそうな車種は無い。というよりも、本来このコンセプトなら日産 キューブが寧ろ先行していたくらいなのだが、今やキューブは「あのクルマは今」コーナーで扱いたいくらいの情況で、まあ困ったもんだ。

なお、ホンダ車ならばフリードがシエンタのライバルとして浮上してくるが、販売台数としては今年度上半期では 12,747台で 27位であり、62,794台のシエンタとは大いなる差が付いている。ではシエンタ vs フリードなんて事を企画しているかといえば、 このサイトの趣旨からすればシエンタだって大いに場違いなのだが、そこは国産普通車第3位ということで簡易試乗記にてチョイ乗り試乗を取り上げた訳で、フリードなんて (←ホンダファンに喧嘩を売るようなこの挑発的な表現) 勿論NO!

ヴォクシーについては日産としてセレナという強力なライバルがいるから、これは近いうちに特別編として比較してみる積もりだ。そしてパッソはといえば、このクルマは出来はともかく国産車では希少なAセグメント車であり、その意味でも既に簡易試乗記として取り上げてある。
 ⇒ TOYOTA PASSO 簡易試乗記 (2016/4)

次に第7位のカローラだが、単にカローラとして分類されているが恐らくセダンのアクシオとワゴンのフィールダーの合計だろう。カローラと言えばその昔はファミリーカーの代名詞であり、長い間販売日本一を維持していたが流石に最近は時代に合わなくなっているから、カローラの主流は寧ろステーションワゴンのフィールダーだということになる。このカテゴリーでは実は日産ウィングロードがトップであったが、何と FMC に際して改悪してしまうという日産得意のオウンゴールで、今ではフィールダーの足もとにも及ばず、これも絶滅危惧種となってしまった。
 ⇒ TOYOTA COROLLA Axio 15X 簡易試乗記 (2015/9)
 ⇒ TOYOTA COROLLA Fieloder 18S "Aerotourer" 簡易試乗記 (2012/5)

なおカローラアクシオの大きな需要先としてはレンタカーがあるという。確かに低料金のレンタカーで特に何も求めなければこれに勝るものはない。とくにビジネスで出張する場合は安さと実用第一で、そうとなればドンピシャだ。また事故の際に保険屋が用意する代車も多くはアクシオが手配されてくる。

という訳で、日産がトヨタ車とガチンコ勝負出来るのは今やセレナくらいなものなのかもしれない。それでも一部の日産ファンからすれば、トヨタには無いマニアックなクルマもあると言いたいだろうが、確かに少し前まではそのとおりだったが、トヨタも体制が変わり 86 のようなマニアックなクルマも販売されているし、そのライバルの筈のシルビアは影も形無い状態だから‥‥駄目だこりゃ!

えっ、86 は事実上はスバル車だって? まあ、確かにそうなんだけど、それを言ったら日産でマニアックなクルマの多くは本を正せばプリンス車であり、そのプリンスとスバル (富士重工) は戦前は中島飛行機だったのが戦後に分離された訳で、結局は旧日本軍の軍需産業のレベルの高さに依存しているのだった。だからぁ〜、戦前に回帰して徴兵制やって云々‥‥という連中が出てくるのか、と言うことでは無く、だいたいそんな事まで考えが及んでいない筈だ。なんたってコスプレ大臣がゴスロリ姿で戦前の航空機技術に関心する‥‥訳が無いでしょう。




2016/11/21(Mon) ベンツのピックアップトラック

メルセデスベンツといえば問答無用の高級車‥‥と思っていたらば、何とピックアップトラックを発売するという。これはXクラスというそうで、下の写真のようにあのグリルは誰が見てもベンツ様だ。

米国等のフルサイズピックアップトラックというのは、何となくイカレたアメ公が乗るイメージもあって、やはりメルセデスには似合わない気もするが‥‥

そして室内はといえば‥‥成る程、トラックには見えない。

しかし、実を言えばメルセデスベンツというのは商用車部門も世界的に有名で、欧州ではスリーポインテッドスターの付いた大型トレーラーや大型クレーン車なども当たり前にように走っているし、最近では日本でも偶にメルセデスのトラクターヘッド (牽引車) を付けた大型トレーラーを見ることもあるくらいだ。

ところでこのXクラス、実は日産 NP300 Navara の兄弟車であり、生産も海外の日産の工場で行われるという。またルノー Alaskan も同じく兄弟車でり、この両車は可成り似ている。対するXクラスはボディのデザインと設計はメルセデス自身が行っているという。

日本での発売については定かでは無いが、まあ数は出ないだろう。それでもイカレた成金にとってみれば、なんたってベンツのピックアップだから、GM やフォードとはステータスがマルで違う。

何時ものように詳細を知りたい場合には下記にて↓
Mercedes-Benz X-Class Pickup Concept (2016)
 ⇒ https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2016-x-class_pickup_concept/
Nissan NP300 Navara (2016)
  https://www.netcarshow.com/nissan/2016-np300_navara/
Renault Alaskan (2017)
 ⇒
 https://www.netcarshow.com/renault/2017-alaskan/



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