B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/7/25(Mon) |
Mercedes Benz AMG GT <3> |
室内を見るためにドアを開けたついでに、ドアヒンジをよ〜く見ると、当然ながら板金製の訳もなく立派なスチールブロックだが、ボディへの取り付けはBMW のような溶接ではなくボルト留めとなっている。 そして室内を見回すと、シートは当然ながらスポーティーなフルバケットシートで、ポルシェで言えばカレラなどより更に上の GT 3 クラスと同等となっている。 シート表皮は当然レザーでステッキも綺麗に入っている。スカッフプレートには結構大きな "AMG" のマークとロゴが誇らしげに輝いている。 ドアのインナートリムも、まあ2,000万円超えのクルマなりに高級感は満点だ。 拡大すればその質感がよく解るだろう。スピーカーのメッシュも細かい穴の開いたスチール製と凝っている。 スポーツカーらしい低いダッシュボードと、センタークラスターの高い位置で繋がって傾斜を持ったコンソールはチョっとポルシェ的なところもある。 ステアリングホイールとそれ越しに見える2眼メーターは高級サルーンのようで、ポルシェの5連メーターのようなメカメカしさというか、如何にも高性能スポーツという雰囲気にチョイと欠ける兆しもある。 ディスプレイをセンタークラスター最上位に配置して、しかもダッシュボード天板より少し飛び出している配置は最近の定番で確かに視線移動が少なく安全面では有利だが、このような超高性能クラスのスポーツカーにはチョッと白けるとも思える。 次回も引き続き残るインテリアを見ることにする。 つづく。
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2016/7/24(Sun) |
ハンカチ王子にポルシェを提供 |
プロ野球日本ハムの人気選手、ハンカチ王子こと斎藤佑樹選手が出版社からポルシェを提供されていたという話。これってやっぱり特別編だろうね。 いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。 |
2016/7/22(Fri) |
Mercedes Benz AMG GT <2> |
長いボンネットフードを開けると、ほぼ90度くらいまで立ち上がるから長さに関しては問題無い。と、思ったらばイザ閉めようとするとトンでもなく高い位置にあり必死で手を伸ばして閉めたが、これって本当は上手い方法があるのかもしれない。 そして中に現れるのは AMG GLE 63S でも見たような AMG ロゴ共に AMG のスペシャルエンジンであることを示すマイスターのサイン入りプレートなど、本物の AMG であることを主張している。えっ、それじゃあ偽物の AMG って? いや最近は天下のメルセデスも AMG もどきの公認ナンチャってを出したりする時代だ。 そのエンジンは 4.0L V8 ツインターボで 510ps 650N-m という性能を発揮する。こんな出力とトルクを一体何に使うんだとも思ったが、いや待てよ、電気自動車の場合はテスラ モデルS P90D のように 757ps 967N-m なんていう例もあるから、近い将来電気自動車が当たり前の時代になったらば、AMG GT 程度の動力性能は中級サルーンでも充分に発揮するようになるかもしれない。 この長大なボンネットに大きいとはいえ V8 4.0L 程度を入れたくらいでは前後方向はスカスカとなっている。なおエンジンが結構前に搭載されているようにも見えるが、このクルマのフロントオーバーハングは極端に短いから、これでもエンジンはフロントアクスル上に搭載されている。 フェンダー側面には半世紀以上前の名車である 300SLR を彷彿させるエアアウトレットがある。 リアのエンブレムは左に ”AMG"、右には ”GT S” となっている。排気管は横長の現代的なものが左右から出ているが、ここはレトロに太いダブルが左右から、という方が似合う気もする。 タイヤは Fr: 265/25R19 Rr: 295/30R20 と前後異径となっている。 ホイールから覗くブレーキはフロントに AMG のアイデンティである6ポットアルミオポーズドキャリパーと前後にドリルドローターを使用しているが、何とリアキャリパーはショボい片押しで、これは AMG GLE 63S と全く同じ構成だ。いくら容量的には充分とはいえ SUV の GLE なら兎も角もメルセデスの誇る高性能スポーツに片押しキャリパーはどうかと思う。 次回はインテリア編とする。 つづく
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2016/7/21(Thu) |
Mercedes Benz AMG GT |
AMG といえばメルセデスベンツの高性能車に使用するブランドだが、今回更にハイパフォーマンスを追求するブランドとして Merdcedes-AMG を設立したという。その第一弾が Merdcedes-AMG GT で、フロントエンジン & ロングノーズで往年の 300SLR を髣髴とさせる伝統的メルセデススポーツカールックとなっている。 ということは2013年に生産が終了した SLS AMG を思い出すが、事実 AMG GT は SLS AMG の後継モデルという位置付けのようだ。ただし SLS AMG は 2,500万円強という高価格だったが、今回の AMG GT はベースグレードが 1,650万円と意外に安価‥‥と、書きかけたが、1,500万円を軽く超える価格が安価な訳が無かった。そして AMG GT には高性能モデルとして AMG GT S というモデルが設定されているが、これはマルでポルシェカレラのようだ。 事実、 AMG GT のライバルはポルシェ 911 シリーズということだが、価格的にはカレラ (1,309万円) 、カレラS(1,584万円) に対して AMG GT (1,650万円) および AMG GT S (1,930万円) とそれぞれカレラよりも二百数十万円程高いが、ポルシェの価格はオプションの何も付いていない裸の値段だから、実際の実用には数十万円から100万円以上のオプションが必要であり、実際の価格差はそれ程でも無いだろう。 そこでこの両車のスタンダートモデルとSの主要諸元を比較表に纏めておく。なお他に同クラスのライバルを探したところ、価格的に AMG GT S と同等ということでチョッと毛色は違うがハイブリッドスポーツの BMW i8 を取り上げてみた。 AMG GT とカレラを比較するとサイズ的には AMG GT の全幅がカレラよりも100o も広い。しかもカレラは日本の法律上1,835o となっているが実際には1,810o であり、更にそれもボディー後半が広がっているためであり、実際にBピラー以前は更に狭いからクルマとしては両車はマルで感覚が異なるだろう。ホイールベースについても AMG GT はカレラよりも 180o も長いから、これはセグメントが異なるということだ。なお全長は AMG GT が50o 長いだけだが、これは2シーターと2+2の違いということだろう。 そのためもあって重量では AMG GT の方がカレラよりも 200s 以上も重いから、大排気量のV8 ターボを搭載している割にはパワーウェイトレシオではそれ程の差がない。 結局ライバルと言われているが実際の購買層は殆どラップしないだろうと思われる。とはいえ、最近は911ユーザーと言っても昔ながらのクルマ命の重症者というよりも、金持ちのパーソナルカー的な買われ方も多いのは、以前に比べて操作が簡単になっているからだが、そうは言ってもリアエンジンの高出力スポーツカーだから油断すると手痛い目にあう危険もあるし、事実実際に痛い目にあったオーナーも‥‥。 それでは今回の主役だが今回の写真は AMG GT S で、それも "130th Aniversariy Edition" という限定モデルであり、価格は2,140万円だから標準の GT S よりも 210万円高いから、その分だけ内装などもより凝っている筈だ。それにしても 210万円といえばフォルクスワーゲン ポロのベースモデル (TSI トレンドライン 200万円) を買ってお釣りがくるというのだから、商売としてはワーゲンなんか売るよりもベンツ売った方がよっぽど美味しい、という事かな?
フロントフェイスは60年前の 300SLR を現代的にデザインしたものであり、まあこの伝統の重みにはとても他社は太刀打ち出来そうもない。 そしてサイドビューはといえば長〜いノーズにはエアアウトレットを配し、それとは対照的な短いキャビン等、これまた60年前の 300SLR のアイデンティティを保っている。 ただし斜め後方は結構近代的だ。 300SLR をリアルタイムで知っていて今でも憧れている、なんていう世代はもう殆ど残っていないから、大部分のユーザーはそういう名車があったということを本などで読んだのだろうから、思い入れという面ではどうしても弱いとは思うが、それでもメルセデスフリークならば所有したいと思うだろう。えっ? 思わない? まあ、それは次回以降の内装を見てからでも遅くはないでっせぇ。 なお、公式写真を見たい場合は↓のサイトに200枚程の写真と解説があるので参照願いたい。 |