B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/7/10(Sun) |
選挙の季節 |
今日は参議院銀選挙の投票日。これが終わると次は都知事選挙が待っている。勿論これは特別編のネタだ。
いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。 |
2016/7/8(Fri) |
Cadillac XT5 [EU] (2017) |
当サイトで只今連載中の試乗記のネタであるメルセデス・ベンツ GLE クラスと正に真っ向からぶつかるキャデラックブランドの新型車が発表された。その名は XT5 で、BMW X5 を意識したような車名からも想像できるように GLE、X5 と同じ E セグメントの SUV であり、しかもキャデラックは GM の高級車ブランドであり 1950年代は高級車の代名詞だった。しかし後にメルセデスにその地位を奪われたどころか、米国車の衰退とともにキャデラックは年寄りしか相手にしない時代遅れの高級ブランドとなってしまった。 とはいえ、せっかくの伝統ある高級車ブランドだから欧州車に対抗するという決意もあり、近年のキャデラックは随分欧州車的になり、サルーンのラインナップもメルセデスや BMW を意識したモノに変わるつつある。そんな状況だから今や世界的ブームの高級 SUV の売れ行きを指を咥えて見ている訳にはいかない、ということで今回の新型SUV の発売となった‥‥のだろう。なお XT の事実上の前身である SRX はキャラクターが少し違い、ヨーロッパではとても売れそうにもないアメリカンな車だから、キャデラック初の欧州的 SUV という記述に対して「キャデラックには SRX という SUV が以前からありますよ」 なんてドヤ顔でメッセージを送らないように。 XT5 は基本的には最近流行りの SUV そのもののスタイルだが、ごっついフロントグリルの威圧感など米国最高級ブランドのアイデンティティを発揮している。何しろキャデラックといえば 5月13日の日記で紹介した米国大統領専用車 (写真右下) を供給している訳で、そのアイデンティティをしっかり受け継いている。 リアフェイスもやはりマッチョ感は十分にある。 米国車のインテリアというのは国産車は元より欧州車に慣れているユーザーから見ても何やらひと味違う。またセンタークラスターのディスプレイ位置が低いなど最新のトレンドとはチョイと違うが、AT セレクターは BMW 風の電子式となっている。 この欧州向けモデルは V6 3.5L NA エンジンにより 314hp 368N-m を発生し、0〜100km/h は7.5秒と誇らしげに書いてある。 XT5 の価格はベースモデルが 48,800ユーロでトップモデルの "PLATINUM" は 66,800ユーロというから、BMW X5 の 55,280ユーロ (sDrive25d) 〜 85,700ユーロ (M50d) に比べればベース価格では少し安いくらいで、概ね同等となっている。 例によってより以上の詳細を知りたい場合には下記にて↓
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2016/7/7(Thu) | ヘビーデューティー4WD |
Mercedes Benz AMG GLE 43 試乗記の前編の冒頭で触れた SUV とは一線を画したベビーデューティ−4WDのGワーゲンだが、今回はその手のクルマをもう少し掘り下げてみる。なおベビーデューティ−4WDという名前の長ったらしく、もう少し短い名前はという事でクロスカントリー4WDを略してここではクロカン四駆と呼ぶことにする。
そのクロカン四駆のカテゴリーのクルマで現在販売されているモノはといえば前出のGワーゲンの他にはジープ ラングラー、国産ではトヨタランドクルーザー70だが実はこのクルマは前年まで一時期に限定販売されたもので、恐らく今は在庫が無いだろう。そして三菱 パジェロを加えてこれが日本で販売されている全てとなる。 上記4車種の特徴としては第一に重いことで、車両重量はどれも2トンを軽く超えて、G クラスに至っては 2.5 トンもある。その一つの理由としてフレームを持ったシャーシー構造で今風のモノコックとは異なり、強度や耐久性などヘビーデューティーユースにはピッタリとなっている。ただし、パジェロではラダーフレームにモノコックボディを溶接した構造で、これにより100kg 程軽量化したというが、実はこの改良を行ったために発売時期が1999年と比較的新しいが、基本構造は1991年の先代モデルから引き継いでいる。 なお残る3車種は何れも発売時期が1980年代であり、それ以来マイナーチェンジを繰り返しているが、基本的に同じモノを今でも作っている事になる。 他にも大きな特徴としてはこれらのクルマのサスペンションは今時としてはアッと驚くリジットアクスルを使用していることだ。実はこれがミソであり、独立懸架に比べると舗装路面での走行性は明らかに劣るが悪路での走破性は抜群で何よりその長いストロークが大きな凹凸のある路面でも車輪が浮かずに駆動力を発生出来る。特にG ワーゲンのコイル方式のリジットアクスルは 600o くらいはストロークする。600o の段差っていうのは人が歩くのも大変なくらいの極悪路 (というか、もはや道ではない) であり、こんなところを走れるのか? という感じだ。なお、ランクル70 のリーフリジットとパジェロのダブルウィシュボーン、すなわちパジェロは独立懸架を使っていこと等は次回にもう少し詳しく述べるとして、今回はジープ ランググラーについて多少の解説をしておく。 Jeep Wrangler ジープといえば不正地用4WD車の代名詞みたいなものであり、そのルーツは第二次大戦の米軍用小型軍用車だから半世紀を軽く超える歴史のある名門中の名門だが、メーカーとしてはオリジナルのウィリス社はその後身売りして、結局今ではクライスラーの一部門となっている。 そんなオフローダーの名門であるジープの現行モデルがラングラーであり、そのラインナップの中でもロングホイールベースの4ドア版の Unlimited Sahara がGワーゲンやランクル 70 に近いコンセプトのモデルである。このクルマについては2013年6月19日よりの日記で写真とともに解説しているので詳細はそちらをご覧願おう。 ところで今日は7月7日、そう棚ボタ、もとい七夕だった。って、SUV とは全く関係ないが‥‥。 つづく。
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