B_Otaku のクルマ日記


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2023/3/19 (Sun)  Toyota Prius (2024)

1997年に世界初の量産型 HEV として発売されたトヨタ プリウスは、今年5代目へと進化した。

アウターサイズは全長 4,600 x 全幅 1,780 x 全高 1,420~1,430 ㎜ ホイールベース 2,750 ㎜ で、先代の全長 4,645 x 全幅 1,760 x 全高 1,470 ㎜ ホイールベース 2,700 ㎜ とほぼ同等だが、全高については40~50 ㎜ 低くなった。これは新型プラットフォームによる低重心化の成果だろう。
スタイルはキープコンセプトだが、フロントではヘッドライトが未来的な形状になった。それでも最近のトヨタ車のアイデンティティであったキーングリルについては何とか継承しているようにも見える。

リアについてはコンビネーションランプが細長い現代風となり、ナンバープレートはバンパー位置まで下げられた。

ダッシュボードのデザインも初代から継承されていたセンターメーターを廃止して、オーソドックスなドライバー正面に移動し、センターには大型のディスプレイが配された。

そしてプリウスといえば独特のインパネシフトで、これが誤操作を生む原因とも指摘されていたが、今回は遂にフロアー上に移動された。ただし、パターンに変わりは無いようだが、操作性は向上したように見える。

エンジンは HEV モデルには 2ZR-FXE型 1.8L 4気筒 72 kW (98ps) / 5,200rpm に加えて、M20A-FXS型 2.0L 4気筒 112 kW (152ps) / 6,000rpm も設定された。また PHEV モデルは2.0L となった。電気モーターは 1.8L モデルには フロント 185N・m(18.9kgf・m)リア 84N・m(8.6kgf・m)、2.0L モデルには フロント 206N・m(21.0kgf・m)リア 84N・m(8.6kgf・m)(ただしリアは4WD モデルの場合)となる。

プリウスは先代(4代目)で大幅に改良されたが、今回は今まで妙に拘っていたセンターメーターやインパネシフトを捨てて、ある面マトモなクルマとなった。一時期ニュースに度々登場したプリウスの暴走事故は、その殆どが3代目だったが、恐らく今回の5代目はその対策も更に向上しているだろう。

と、ここで思い出したのは、暴走事故に少なくとも影響していると以前から思っていた、ショボい吊り下げ式のアクセルペダルだ。それでトヨタのカタログで調べてみたらば‥‥

おおっ、やっぱり!
しかも、目一杯右に寄せる事で自然にアクセルを踏んでしまう事を防いでいる。今回プラットフォームを一新しているが、その際に最初からこれを織り込んだのだろう。

なお、詳細は下記にて
  ⇒ 
https://www.netcarshow.com/toyota/2024-prius/

 




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