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2021/11/26 (Fri) Toyota bZ4X (2023)
世界のトヨタが満を持して初の BEV である bZ4X を発表した。
写真を見れば判るように、最近のトレンドである SUVタイプだ。
bZ4X のアウターサイズは全長 4,690 x 全幅 1,860 x 全高 1,650 ㎜ 、ホイールベース 2,850 ㎜ で、同じトヨタの同一セグメント SUV である RAV4 の全長 4,600 x 全幅 1,855 x 全高 1,685 ㎜ と同サイズだが、bZ4Xのホイールベースは RAV4 の 2,690 ㎜ より 160㎜ も長い。
インテリアは‥‥
最新の EV らしく、大型液晶ディスプレイのタッチパネルを使用しているようだが、テスラのように全てパネル操作ではなく、メカスイッチも併設されているようだ。
プラットフォームは当然ながら新開発の EV 専用のもので、VW やホンダ、そしてテスラが RWD (後輪駆動) を基本としているのに対して bZ4X は FWD (前輪駆動) を基本としている。なお、日産アリアも bZ4X と同様に FWD だ。
bZ4X の大きな特徴として FWD モデルと 4WD モデルで、トータルのモーター出力が同じであることが挙げられる。具体的には FWD が 150kW で 4WD は前後各 80kW でトータル 160kW となる。多くの場合、フロントモーターが共通で、これにリア用モーターを追加する事で 4WD とする為に、4WD モデルはハイパワーバージョンの位置付だげ、トヨタの考えは違うようだ。
バッテリーは当然床下にプラットフォームと一体として格納する。
bZ4X のもう一つの大きな話題は、操舵系にメカを使わずに完全に電子制御となるステアリング・バイ・ワイヤ方式のモデルもある事だ。この場合ステアリングホイールはマルで飛行機の操縦桿のような形状となる。
EV では他社に対して遅れていると言われていたトヨタだが、このサイトでは何度も指摘しているように、トヨタは FCV (燃料電池車) や PHV (プラグインハイブリッド車) で電動車のノウハウは充分にあり、後はバッテリーの信頼性などが確保できるまで待っていたと思われ、ここに来ていよいよ本気のモデルが出てきた。
結局、トヨタやメルセデスベンツが本気になった事で、中国製や韓国製のガラクタ EV は淘汰されるだろう。
Toyota bZ4X (2023) の詳細については下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2023-bz4x/