メルセデスベンツの BEV は、このサイトでも既に EQS 、EOE を取り上げたが、引き続き今回はボトムクラスの EQA 、EOB を取り上げる。

EQA のアウターサイズは全長 4,463 x 全幅 1,834 x 全高 1,624 ㎜ 、ホイールベース 2,729 ㎜ で、EQB の全長 4,664 x 全幅 1,834 x 全高 1,701 ㎜ 、ホイールベース 2,829 ㎜ より少し短いが幅は同じだ。

なお、内燃機関の A および B クラスのサイズはそれぞれ、全長 4,420 x 全幅 1,800 x 全高 1,420 ㎜ 、ホイールベース 2,729 ㎜ および 全長 4,425 x 全幅 1,795 x 全高 1,565 ㎜ 、ホイールベース 2,730 ㎜ で、全長・全幅 は同等だが、全高については EV の方が 200㎜ 程高いから、これは SUV に近い事になる。

バッテリーの搭載を考えると、このクラスのサイズでセダンの低いボディは無理があるのだろう。

ではフロントはといえば、グリルのデザインこそ少し異なるものの、ボディの基本は共通にも見える？

次にリアはどうだろうか？

この角度ではルーフラインの違いが一目で判る。そしてリアゲートのガラス部分(上半分)の角度も大いに違う。

ではリアゲートの下半分は、といえば、似ているがよく見れば全く形状が異なっている。リアコンビネーションランプも微妙に異なっている。

サイドから比較すると最も解り易く、ホイールベースが 100㎜ 長く、更にリアオーバーハングも長い。またショルダーラインも一見すると似ているが、よく見れば全く別物だ。そしてフロントオーバーハングはむしろ EQA の方が長いから、EQB は室内長を目一杯長く使えるような設計である事が判る。

先に言ってしまうと、EQB は３列シートであり、その為に EQA とは全く違うボディを起こしているのだった。

比較をしてみたら EQA と EQB は全く別の車種だった。という事で、２車種分の比較が必要のために長くなってしまった。