B_Otaku のクルマ日記


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2021/10/30 (Sat)  Mercedes-Benz EQE (2023)

前回はメルセデスベンツのトップモデルであるSクラスの BEV 版、 EQS を取り上げたが、今回はその一つ下のクラスであるEクラスの BEV 版である EQE を取り上げる。

EQE のアウターサイズは全長 4,946 x 全幅 1,926 x 全高 1,512 ㎜ 、ホイールベース 3,120 ㎜ で、EQS の全長 5,216 x 全幅 1,926 x 全高 1,512 ㎜ 、ホイールベース 3,210 ㎜ より少し短いが幅は同じだ。

エクステリアは兄貴分の EQS に限りなく似ている。

サイドのルーフラインもリアのデザインも殆ど同じ。単独に見ただけではどちらのモデルか判らない。まあ強いて言えば EQS のリアバンパーには再度にエアブリーザーがあるが‥‥。

勿論、ホイールベースが違うのだから、よく見ればドアの幅が異なっている。

次にダッシュボード付近を比べると‥‥

EQE の方か軽快に感じるが、よく見ればインテリアカラーが明るい色だからそのように感じるだけだった。そして、もしや共通なのではないか?という疑問が出て来る。そこで、もう一度アウターサイズを確認したらば、幅はどちらも 1,226㎜ で同じだから、共通でもおかしくは無い。

インテリでは先ずはフロントシート周りを比べると、シートの材質などは異なるのだろうが、基本的に大きな違いは見当たらない。

では、リア―はどうだろうか?

EQS は EQE と比べると明らかに後席の足元に余裕がある。まあ、ホイールベースが 90㎜ 長いのだから当然だ。そしてドアのインナーパネルを見ると EQS はフルパワーでリアシート調整が出来るスイッチが見える。

要するに EQS は EQE のロングホイールベース版であり、言い換えれば EQE は今迄の感覚では EQS の標準モデル(ショート)という事であり、EV 時代のEクラスは一つランクが上がった事になる。と共に、これだけの共通化は大いなるコストダウンが期待できるだろう。

今迄は個人ユーザーでもSクラスの標準モデルを買う場合もあったが、EV ではSクラスはショーファードリブンのみと思って良いだろう。

Mercedes-Benz EQE (2022)の詳細については下記にて。
  ⇒ 
https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2023-eqe/

 




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2021/10/26 (Tue)  Mercedes-Benz EQS (2022)

世の中の流れが EV化へ向かっている今日この頃、天下のメルセデスベンツでも BEV のラインナップを充実させつつある。同社の場合、BEV は EQ〇 で表す事になったようで、既に EQA/B 、EQE 、そして EQS が発表された。中でもトップモデルであるSクラスの BEV 版である EQS は専用のプラットフォームを持っている。半世紀前にメルセデスベンツと言えばSクラスの事を指していて、Eクラスはコンパクトと呼ばれていたくらいであり、その意味では同社が最初に専用プラットフォームをSクラスから初めてのは充分な意味を持っている。

EQS のアウターサイズは全長 5,216 x 全幅 1,926 x 全高 1,512 ㎜ 、ホイールベース 3,210 ㎜ で、S Crass (ロング)の全長 5,289 x 全幅 1,954 x 全高 1,530 ㎜ 、ホイールベース 3,216 ㎜ と事実上は同サイズだが、勿論詳細には全く異なる。

それではエクステリアはと言えば、これまた全く異なるボディを持っている。フロントグリルのデザインも従来のメルセデスベンツとは大きく異なり、スリーポインテッドスターが無ければ、何処のクルマかが判らないくらいだ。というか、何となくホンダチックに感じるのだが‥‥。

アウターサイズが近いとはいえ、旧来のセダンのセオリーに従っているSクラスに対して、EQS はクーペスタイルで、サイドウィンドウもリアクオーターウィンドウを持つ6ライトを採用している。

次にダッシュボード付近を比べると‥‥

Sクラスセダンとは完全に異なっている。まあボディが違うのだから当然だが‥‥。

ドライバー側を拡大すると、センタークラスターは大きなディスプレイとなっているが、その下に多少のメカスイッチもあるようだから、テスラーのように全てディスプレイへのタッチ、という訳では無い。

では、車両のレイアウトはどうなっているのだろうか?

実はこの EQS はメルセデスベンツで初めて EV 専用に開発されたプラットフォームを持つモデルだった。なる程、Sクラスセダンとは全く別のクルマであり、車名に ”S”が付いているのはFセグメントである事を表している為だった。

そのレイアウトは EV 専用車としては真っ当な、床面にバッテリーを並べたものだが、他社がスペースを取りやすい SUV タイプであるのに対して、 EQS は全高の低いセダンタイプだからより難易度は高いが、そこは自動車の開発力ではナンバーワンのメルセデスベンツらしく、他社を一気に追い越してしまった。

最初に発表された EQS 350 の場合、モーターは 292㎰ 530N-m で1つのモーターで後軸を駆動する RWD であり、バッテリーは 90kWh リチウム電池を使用する。これはベースモデルであり、当然ながら近いうちに上位モデルも発表されるだろう。

最近は工業技術では落ち目のドイツだが、流石に自動車発祥の地であり、しかも世界初の自動車メーカーという伝統を持つメルセデスベンツの技術的優位は未だ衰えていないようだ。そしてもう一つの自動車界のリーダーであるトヨタも、一見すると EV化に後れを来していると思わせていたが、時期を見計らっていたようで、近いうちに固体電池搭載の新世代 BEV は発表して、一気に頂点に立つとも言われている。

結局、内燃機関の技術が無い事から、いち早く EV 化に走った中共は、所詮はパチもの専門で基礎技術が無い事から、ガラクタを大量に作るしか能は無く、やっぱり日・独の優位は変わらないのだった。

Mercedes-Benz EQS (2022)の詳細については下記にて。
  ⇒ 
https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2022-eqs/

 


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