B_Otaku のクルマ日記


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2021/9/18 (Sat)  Renault Megane E-Tech (2022)

世の中の流れは、好むと好まざるとにかかわらず EV 化に突っ走っている現状で、このところ各社とも EV 専用車を発売しつつある。

ドイツではメルセデスベンツ EQABMW iXVW ID3 と揃ったところだが、さてフランスはというと、ルノー メガーヌ E-Tech が9月6日に発表された。ということで、早速その内容を観てみよう。

メガーヌ E-Tech のボディサイズは全長 4,210 x 全幅 1,770 x 全高 1,500 ㎜ 、ホイールベース 2,700 ㎜ で、これは日産リーフの全長 4,480 x 全幅 1,790 x 全高 1,560 ㎜ 、ホイールベース 2,700 ㎜ と比べると、全長は少し短いがホイールベースは等しく、事実上は同等だ。

そこで E-Tech と日産リーフのエクステリアを比較をしてみると‥‥

当然ながらフロントグリルはそれぞれのメーカーのアイデンティティに従っているが、全体のフォルムはよく似ている。

サイドのグラスエリアやCピラーの処理など結構共通点も多いが、 E-Tech はリアオーバーハングが短く、これがホイールベースが同一にも関わらず全長が短い原因のようだ。

そしてダッシュボードはというと、リーフとは全く異なるオリジナルで、センタークラスター一杯の大型ディスプレイなど、テスラーに通じる最新 EV というところだ。

モーターは 96KW 250Nm もしくは 160KW 300Nm で、これはリーフの 110KW 320Nm もしくは 160KW 340Nm よりもスペック的には何故が多少劣っているが、軽量化という点ではより進化しているという。

バッテリー容量も 40㎾hと 60㎾h の2種類が用意されているが、リーフも 40㎾hと 62㎾h というスペックだから、これも恐らく共通だろう。

共通といえば E-Tech のプラットフォームも CMF-EV プラットフォームという、実は日産主体で開発されたものを使用していて、SUV タイプの日産の新型 EV 「アリヤ(Ariya)」と共通だ。
  ⇒2021/2/10 日記 Nissan Ariya (2021)

結局 E-Tech は日産がリーフをベースに改良した新型 EV である Ariya をベースにルノーが自社ブランドの EV としたものであり、言ってみれば日産の技術におんぶに抱っこ状態なのは想定どうりだった。ルノーは良い買い物をしたねぇ。まあ、中共に買われなくて良かった、というところか。

なお、Renault Megane E-Tech (2022)の詳細については下記にて。
  ⇒https://www.netcarshow.com/renault/2022-megane_e-tech/

 




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