新型車の開発が途絶えていてラインナップが消滅寸前だったアルファロメオが起死回生の新型車を出したのが 2017年末から発売されたのがサルーンのジュリア (Giulia) と SUV のステルヴォオ (Stelvio) だった。当サイトでは 2017年12月24日の日記でステルヴィオを取り上げたが、今回これらがマイナーチェンジを受けのを機に前回取り上げられなかったセダンのジュリアを主として、比較用にステルヴィオも併載しておく。

フロントマスクは勿論アルファロメオのアイデンティティである盾をモチーフにしたグリルであり、これさえあればアルファロメオと直ぐに判る。ではステルヴィオと比べてどうかと言えば、フロントは共通なんじゃないの、と思うくらいに似ている

そしてリアはといえば、これまたウエストラインから下はそっくりだ。要するにステルヴィオは SUV と言っているが、事実上はジュリアのハッチバックという感じだ。ただし良く見るとサイドは少し違っていて、ジュリアにはフロントフェンダーにエアブリーザーがあったり、ドア部分のプレスラインが異なっていたりする。

次にインテリはというと‥‥

これは共通のようだ。そういえばトヨタのヤリスとそれをベースとした SUV のヤリスクロスもインテリアは共通だったから、これは最近の傾向なのだろう。要するに SUV と言ってもその中身はサルーンなのだった。

アルファロメオの日本での販売台数は2019年度 (2019.4～2020.3)では 2606台で、これは月に217台となり、輸入車では 19位というお寒い現状で、これでディーラーの経営は成り立つのかと心配になってしまう。なお現在日本で販売されているアルファロメオは今回の２車に加えてジュリエッタのみの３車種で、まあそれぁ売れないよなぁ。

なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/alfa_romeo/2020-giulia_quadrifoglio/

3月1日の日記でトヨタのテーマパーク メガウェブが新型コロナウイルス感染防止のために3月２～15日まで休館となったと伝えたが、あれから２が月以上が経過した今、これらのメーカーショルームはどうなっているのだろうか。

メガウェブ
３月２日以来休館が続いているようで、HPを見ると再開時期未定となっている。

それで本日のニュースでトヨタの21年3月期の見通しでは、売り上げ高が前年比19.8％減の24兆円、営業利益は79.5％減の5千億円と発表した。それでも赤字にならないのは流石はトヨタだが、それにしても新型ウイルスの影響の大きさには驚くばかりだ。

日産グローバル本社ギャラリー
こちらの現在、当分の間休業中となっている。

現在日産の米国部門では全ての工場において生産停止を行っている。元々トヨタ程の好収益は無い日産だから果たして来年3月の損益はどうなっているのだろうか？

BMW東京ベイ
メガウェブの近くにあるBMWの展示および試乗拠点の東京ベイは4月11日(土)～5月30日(土)休業中とアナウンスされている。まあ5月30日過ぎには開館するかといえば状況次第だろう。

なお BMW の生産は3月18日に欧州の全てと南アフリカの工場の生産を一時停止するとアナウンスされたが、さて今はどうなのだろか？

メルセデス ミー 東京（六本木）/大阪
トライアルクルーズ (試乗) は当面の間休止中となっていた。なおギャラリーの方は特に記載はないが、まあここはBMWに比べて圧倒的に規模が小さいから、例え休業でも大きな影響は無い。

では本国のメルセデスはというと、こちらも3月17日から工場を停止すると発表されていた。

こんな事態は未経験だから今後どうなるかは全く判らない。事態が大ごとな割には株価の暴落は思った程でも無く、リーマンブラザース破綻の時に比べれば遥かに穏やかだ。