B_Otaku のクルマ日記


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2019/5/31 (Fri)  Jpn Taxi もボチボチ増えてきた

タクシーの代名詞的な車両だったトヨタ コンフォートは 2018年1月で生産を終了している。実際に駆け込みで少し早めに代替えした分も考えれば、その後継となる Jpn Taxi が思いの外見る機会が少ないのも理解できるが、これからは徐々に増えていくだろう。実際に都心では結構見かけるようになった。それでは郊外はというと、下の写真のようにボチボチ見掛け初めてはいるが、殆どが Jpn Taxi となるのは相当先の話だろう。

下の写真の場合、その前に2台程いるコンフォートはグリルに王冠マークがある事から、ロングホイールベースでタクシーとしては中型扱いのクラウンコンフォートだが、それにしても比べてみると Jpn Taxi が小さく見える。因みに Jpn Taxi は全長 4,400㎜ x 全高 1,750㎜ 、コンフォートは全長 4,590㎜ x全高 1,525㎜ 、クラウンコンフォートは全長が 4,695㎜ とコンフォートより 105㎜ 延長されている。全幅は何れも5ナンバーサイズ一杯の 1,695㎜ で同じだ。

結局短くて背が高い Jpn Taxi は実際のサイズより小さく見えるようだ。

なお Jpn Taxi については下記にて。
  ⇒ TOYOTA JPN Taxi 簡易試乗記 (2019年4月)

ところで、この Jpn Taxi はコンフォートに比べて車両価格が 100万円近く高い。まあ大手のタクシー会社なら大量の契約で値引きも大きいかもしれないが、それにしても価格差が大き過ぎる。タクシー会社というのは人件費と車両の焼却と維持費を下げない限り儲けが無くなるどころか、赤字になってしまう。

と思ったら、実はハイブリッドの Jpn Taxi は補助金が出るためにそれ程の痛手では無いという。まあ何時まで補助金が続くかは解からないが、そう言う裏があったようだ。

 






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2019/5/30 (Thu)  フィアットがルノーに統合案

フィアット クライスラー オートモービルズ (FCA) が提案したルノーとの経営統合だが、日産側は煮詰める事が多いと言う事で賛否を示さなかったという。この案が実現すれば世界最大の自動車グループが誕生する。

とは言え、フィアットやクライスラーって言えば落ち目の代表みたいな会社であり、ルノーと共に落ち目の集団を作っても日産にとっては果たして良い事があるのかどうか。落ち目と言えば同じグループには三菱もあったっけ。

それでフィアットと言えば日本ではフィアット500が知られているが、ハッキリ言ってそれ以外はフィアットのクルマって何があるんだ? というのが正直なところだ。このフィアット 500は日本でもマニアの間では人気車種で、取り分け高性能版のアバルト 500はある面欧州製ホットハッチの代表的車種でもある。
  ⇒ Abarth 500 試乗記 (2013年5月)

それで実際にフィアットって 500 以外にどんなクルマがあるのかと言えば、日本で発売されているのはパンダのみだった。そのパンダも2011年発売であり完全にモデル末期となっいるが、次期モデルの噂も効かない状況だ。それ以外ではプントが思い浮かぶが、2005年発売のプントは昨年欧州での販売を終了している。

それではイタリア本国のフィアットって何で食ってるんだ? と思ったら、どうやら国内やEC圏で使われる商用車で凌いでいるらしい。言って見れば日本で言うワンボックスバンや小型トラック等である。また別会社に分離されたフィアット インダストリアル社では大型トラック、バス、建設機械などを製造している。

ではクライスラーはといえば E セグメントセダンの 300 が思い浮かぶが、調べてみたら日本での販売は既に昨年で終了していた。まあ正直言って 300 なんて今時米車丸出しのフワフワで曲がらない、一昔前のクラウンも真っ青というクルマだ。
  ⇒ Chrysler 300C Luxury 試乗記 (2013年5月)

ただし、クライスラーには前述のようにジープ部門があり、 SUV の先駆者的なチェロッキーや、オリジナルジープの流れを汲むラングラーという商品がある。ルノーがクラスイスラーを傘下に入れたい理由もこのジープ部門に魅力を感じていると言われている。

それにしてもこの大連合が実施されても、殆ど新型車の開発能力が無くなってしまったポンコツカーメーカー4車 (ルノー、フィアット、クライスラー、三菱) が、唯一開発能力を持っている日産を当てにしての大連合のような気もするが‥‥。これって何やら、爺さんの年金で無職の息子夫婦や引きこもりの孫までが生活している家族を思い出す。

 




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2019/5/29 (Wed)  BMW X1 (2020)

1シリーズ (F40) に続いて X1 のオフィシャルフォットが発表された。ただしこちらは 2015年に発売された (F48) ことから、今回はモデルライフの折り返し地点での MC となる。なおこの MC の事を BMW では最近 LCI (Life Cycle Inpulse) と呼んでいるようだ。

X1 は2018年に BMW としては世界で最も売れた X シリーズ (SUV) だったという事で、まあ価格的に買い得と思うのは日本も欧米も同じだろう。

フェイスリフトだから最近の FMC のようなグリルの大型化と言う訳ではないが、それでもキドニーグリルは多少大きくなって、最新のイメージに近づけようとはしている。そして勿論 MC の定番である樹脂製バンパーのデザイン変更は実施されている。

リアについては最新モデルの特徴である薄い ”-” 形のコンビネーションランプではなく、前記モデルそのままとなっているのも MC のセオリー通りであり、余程の事が無い限りは板金部分のプレス変更は行わない事は言うまでも無い。

ダッシュボードも BMW としては既に旧型となりつつあるタイプだが、MC である以上はそのままキャリーオーバーするのは当然だ。それで念の為に運転席周りを拡大比較すると、ライトスイッチは回転式だし、速度計は機械式のアナログメーターであり新鮮味は無い。

昨年の日本における X1 の販売台数は 7,249台で、輸入 SUV としてはトップであり、ライバルのメルセデスベンツ GLA の6,149台に大きく差を付ける結果となった。しかし X3 では 5,230台と GLC の6,316台に及ばなかった。X3 は既に2017年の FMC により最新の G01 となっているのにこの結果はチョイと痛い。まあ何れにしても日本での BMW はもう少し販売戦略を練る必要がありそうだ。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/bmw/2020-x1/

 




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2019/5/28 (Tue)  2019年1-4月 軽商用車販売台数

5月21日の日記で纏めた軽乗用車1~4月販売台数の続編として、今回は軽商用車を纏めてみる。

軽商用車はそのボディ形式から ① トラック (T) ② キャブオーバーバン (C) ③ ボンネットバン (B) に分類され、これは統計上もこの分類が使用されている。

そこで今回も乗用車の時と同じように上位モデルの写真からどんなクルマかを確認して見る事にする。いやぁ、幾らクルマが好きだと言っても、軽トラ見てその車種が判る何て言うのは農家の息子くらいだろう。

先ず軽商用車売上第1位に輝いたダイハツ ハイゼットトラックと第4位のスズキ キャリイがいわゆる軽トラの2大勢力である。このタイプは農家には必ずあるというくらいの定番で、農作業や収穫物の運搬、家族の送迎や買い物など、これが無いと生活が成り立たないというくらいの実用品だ。4WDの設定があり、結構売れているのはあぜ道などの悪路を走る為で、正に道具の極致というところだ。

そして第2位のスズキ エブリイと第3位のダイハツ ハイゼットカーゴはキャブオーバーバンの代表で、こちらは最近軽貨物の主流になっていて、宅配便も従来の2トントラックに代わって小物の配達は下請けの軽貨物が増えていて、その車種はこのどちらかとなっている。

第5位はホンダ V-VAN で昨年発売されたブランニューモデルだ。分類上ではボンネットバン(ボンバン)になっているが、見た目ではキャブオーバーバンに近い。そして今では貴重な伝統的ボンバンは第9位のスズキ アルトバンで、ライバルのミラが生産中止した今では唯一残るボンバンとなった。

軽商用車というのは販売台数では大した数を望めないが、確実に需要はあるし、生産を中止する訳にも行かないから、上記の主力車種以外は何とこれらの OEM 販売であり、上表のように日産とマツダと三菱はスズキから、トヨタとスバルはダイハツから其々供給を受けている。

 




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2019/5/27 (Mon)  BMW 1-Series (2020)

正式発表待ちだった BMW の新型1シリーズ (F40) のオフィシャルフォットがようやく発表された。

と、ここで気付いたのは何故に新型なのに F40 って、G じゃないんだろうか? 若しかして今回から1シリーズは FWD となったが、G は RWD に使用するとか‥‥?

それで先代と比べれば、最近の新型 BMW 各車と同様にキドニーグリルが大きくなっている。

リアについてもリアコンビネーションランプが "L" 形から "ー" 形になっているのは想定通りだ。

インテリアについても3シリーズの新旧に準じていて、カラー液晶化されたメーターやユニットで一体化されたコンソール上の機器類なども共通に見える。

ドアトリムをみると、ドアノブが ”□” となったのも他の新型同様だが、ポジションメモリーは無く、またこれらを一体としてユニット化も実施されていない。まあ言ってみれば流石に"3" 以上とは差が付いている。

このクラスでは一足先に FMC されたメルセデスベンツAクラスが好調であり、アウディもこのクラスでは昔から A3 が良い勝負をしているという大激戦区であり、今回は今までのように唯一 RWD という強みも無くなった1シリーズの売れ行きは如何なるのだろうか?

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/bmw/2020-1-series/

 


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