B_Otaku のクルマ日記


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2019/3/30 (Sat)  Porsche Cayenne Coupe (2020)

世界的な SUV ブーム BMW X5に代表されるクーペタイプの SUV という何だか訳わからない車種が増えつつある迄になった昨今だが、遂にポルシェまでもが SUV クーペに参入してきた。

その名もズバリ "カイエン クーペ" で、フロントはそのまんまカイエンだった。

リアは当然ながらルーフラインがクーペだが、それ以外はカイエンそのもので、B ピラーから後半のルーフラインを変更しただけで新車種の出来上がり、という美味しい仕事をしている。

次に室内を見ると‥‥勿論カイエンそのものだった。

BMW もメルセデス-ベンツも、そしてポルシェまでもが SUV クーペをラインナップする今日この頃、レクサスは如何なっているんだっけ?

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2020-cayenne_coupe/

 






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2019/3/29 (Fri)  BMW New 3 Series (G20) <5>

ダッシュボードを中心とするフロントインテリアはセンタークラスタやステアリングホイールのスポーク等にシルバーのアクセントを使った事が目新しい。

センタークラスターは先代よりも更に上部に集中され、より運転中の視認性を重視している。先代まではエアアウトレットが中間に挟まれる事で高さ方向に無駄が合ったが、今回は実に上手く融合させている。しかし艶消しとはいえクロームが目に入る事がチョイと気にはなる。

コンソール上の機器類自体は変わらないが、その配置やデザインは大きく変わっている。電子式の AT セレクターはポジション表示がレバー上のノブからベースプレートに移動となり、スタートボタンはセンタークラスターからこちらに "転勤" となった。

またパーキングブレーキは遅ればせながらやっとレバー式から電気式となった。

従来ダッシュボード右端はドイツ車に共通の回転式ライトスイッチが配置されていたが、今回は回転式から決別して押しボタン式となった。

オーバーヘッドコンソールはシンプルな事に変わりは無く、またセンターコンソール後端にリア用のエアアウトレットを配するのも同じだ。

ステアリングホイールはシルバーのスポークが目に付くしホイールも可也太い。ただし、M Sport 以外では異なるが。

メータークラスターは新型らしくフル液晶ディスプレイによる CG 表示となった。

ペダルについては3シリーズも遂に M Sprot に関してはスポーツペダルが標準となった。

と言う事で各部を見てきたが、まあ概ね想定通りの進化をしていた。そして肝心の走りはと言えば、勿論最優先での試乗アイテムとして考えていた事もあり、既に 320i の試乗を済ませているので、近日中にアップする予定だ。

乞うご期待!

 




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2019/3/28 (Thu)  BMW New 3 Series (G20) <4>

ドアを開けて目に入る室内は見慣れた BMW らしいものだ。

内装は写真上が標準の M Sport で下がオプションのレザーシート装着車だ。

そこでシート表皮を拡大して比べると

標準は M Sport でお馴染みのアルカンターラを使用しているが、先代はサイドと先端がアルカンターラで座面中央はファブリックであったが、新型では座面がアルカンターラでサイドは人工皮革となっている (写真上) 。オプションのレザーシートは以前のようなシボのハッキリした分厚い革では無く、他社のように薄くなめして殆どシボが見えないような材質となった。

シート調整はフルパワーでその調整スイッチはシートベースの側面という一般的な位置にある。しかし今まで3シリーズにお馴染みだったポジションメモリースイッチが見当たらない。実は今回はコストダウンの為にメモリーは省略されていた‥‥何て事は勿論有り得ない。

ドアのインタートリムは人工皮革を多少していて、またそれ以外の樹脂部分の質感も中々良い。この辺はヤッパリ1シリーズより上だが5シリーズ程の高級感は無い。

前述のパワーシートのメモリースイッチはドアノブ近くに移動していた。まあ写真でも判る位に艶消しのシルバーメッキや人工皮革の表皮とステッチなどが高級感を醸し出している。

ここまでインテリアについては中々の高級感で、さっすがープレミアムブランド! よっ、大将、にくいねっ、という気持ちだ。とはいえ写真のクルマはレザーシートを別としても 583万円と、一昔前の5シリーズ並みだった。

つづく





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2019/3/27 (Wed)  BMW New 3 Series (G20) <3>

ボンネットフードを開けると、その内側には防音と保温を兼ねたインシュレーターが‥‥ないっ? しかし良く見るとフードが2重構造になっているようで、中空の部分に何か仕掛けがあるのだろうか。

写真の 320i のエンジンは B48B20B 直4 2.0L ターボで 184/5,000 300N-m/1,350-4,000rpm を発生する。先代 F30 の B48B20A とはスペック上の性能は粗同じだから、事実上のキャリーオーバーとなっている。だだしトランスミッションは 6AT → 8AT へと進化している。

エンジンのトップカバーには "Twin Power Turbo" の文字が見える。これって高性能車で使われるターボを2系統持つツインターボではなくてツインスクロールターボを表していて、これは一つのタービンの中の経路が2つになっているモノで、タービン時代は一つという判り難さだ。それで俺のクルマはツインターボだと悦にいるオーナーがいたら、まあ自己満足に浸らしておいてあげなさい。間違っても本当の事を言ってはいけませんぞ!

この手の話では15年程前の最悪時代のボルボエンジンがポルシェデザイン研究上の設計をマル投げしていたのを聞きかじって、ボルボのエンジンはポルシェ製だと自慢していたボルボオーナーを思い出した。

ストラットタワーを拡大すると、従来の3シリーズは5シリーズのようなアルミ鋳物では無く、薄板をプレス加工したものを溶接している一般的な構造だったが、今回の新型では溶接やスポットの跡や継ぎ目が無く、如何見ても精密鋳造に見える。とは言え、5シリーズのように如何にも精密という程でも無い。

写真のクルマは M Sport の為にタイヤサイズはフロント:225/45R18 リア:255/40R18 という例によってオーバースペック気味のサイズが装着されているし、ホイールのスポークも目一杯細い。これがコンフォートグレードの場合は 205/60R16 という大人しサイズになる。

ブレーキは例によって片押しのシングルピストンだが、カタログを見ると M Sport にはフロントにオプションでMモデルのようなブルーにMロゴの付いたアルミ対向ピストン (恐らくブレンボ製) キャリパーも設定されているようだ。

国産車と大きく異なる部分であるドアヒンジは、何時もの通りでスチールの引き抜き材を使ったタイプだ。ただし、最新のレクサス UX では日本車お馴染みの板金プレスではなく、もっとシッカリしたモノを使っていたが‥‥。

次回からはインテリア編へと進み事にする。

つづく





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2019/3/26 (Tue)  BMW New 3 Series (G20) <2>

何時ものようにエクステリアから始める。

フロントビューでは全幅 1,825 x 全高 1,440mm で先代より 25㎜幅広となり (全高は変わらず) 、キドニーグリルはより幅広となり遂にヘッドライトを完全に繋がった。

リアビューは例によってLのリアコンビネーションライトを特徴とするが、良く見るとストップランプが細く光り、これが更にLを強調している。排気管は先代の片側から両側出しとなった。

サイトビューは全長4,715mm ホイールバース 2,850mm で先代よも其々100mmおよび40mm長くなった。ウエストラインは BMW らしく水平に近い

トランクリッドに電動クローザーが装着されているのは最近の BMW の傾向だが、ハッチバックのリアゲードでは無くノッチバックのトランクリッドの電動化は新しい。

ラゲージスペースは決して広くは無いが、実用性は充分にある。幅方向に張り出しが大きいのもBMWの常で、これはリアのマルチリンクの責任が大きいが、ラゲージスペースよりも走行性を重視るのも BMW らしい。

全長が伸びた事から奥行きも長くなっている。

ヘッドライトは4灯式を強調する独特な形状をしている。これは今後他社 (特にあのK国が!) がパクリそうだ。

サイドミラーは最近のBMW で採用されている下部の 1/4 くらいがブラックとなっているもので、組み込みのウインカーは凄~おく細い。

次回はエンジン、ホイール&ブレーキに進む。

つづく



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