B_Otaku のクルマ日記


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2019/3/10(Sun)  Morgan Plus Six (2020)

モーガンといえば知る人ぞ知る英国の少量生産スポーツカーメーカーで、設立は1913年で最初はスリーホイーラー(3輪車)を生産していて、その後1932年には初の4輪車である 4 - 4 を発売した。この 4 - 4 は4気筒エンジン搭載の4輪車という意味で、因みにスリーホイーラーのエンジンはV2気筒であり、これは当時の2輪車用だった。

そして戦後は1952年にプラスフォー(+4)に発展したが、基本的には 4 - 4 を踏襲していた。

更にその後も基本的な構成は変わらす生産が続いていて、その最新型がこの度発表されたプラスシックス (Plus Six, +6)で初代 4-4から既に 80年が経過している。

ボディの骨格は今でも初代から引き継がれている木製フレームで、そのスタイルのレトロな事は今発売されている世界中のクルマの中でも軍を抜いている。

インパネは流石に多少モダナイズされてはいるが、それでもウッドを基調としてアナログメーターを配した姿は最近の液晶 LED ディスプレイへの CG によるバーチャルメーターとは対極を成すものだ。

ただし、コンソール上の AT セレクターは何故か最新の BMW 風の電子式だが、実はエンジンは BMW 製の直列6気筒を搭載しているのだった。モーガンは現在でも従業員が150人程の企業だからエンジンを自前で製造するのは不可能であり、歴代モーガン各車も全てエンジンは大メーカーから購入していた。

モーガンの日本での販売は1960年代から個人経営の総代理店が輸入販売していたが、昨年エスシーアイ(株)という会社が正規輸入元となった。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/morgan/2020-plus_six/

 






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2019/3/8 (Fri)  ゴーン氏保釈時のクルマ達<2>

ゴーン氏が作業員に変装して軽自動車で報道陣の注意を逸らした事件はその後ワイドショーなどでも大いなるネタになっているようだが、なんとあの軽貨物車の現物を見つけて取材をしたテレビスタッフが居た。

これはフジテレビの番組で放送された映像のスクリーンショットのようだが、埼玉県の内装工事業者が実際に仕事に使用いている物だった。

そしてそのクルマの車内も取材していて、それを見ると何とリアシートは背もたれが低くヘッドレストも無い廉価グレード車だった。と言う事は、エンジンはターボが選べないので非力な自然吸気エンジンの商用バンに大人4人が乗って流れの速い都内の幹線道路を走り回った事になる。

この室内で一つ気が付いたのはステアリングホイールがウッドとレザーのコンビというおよそ軽商用車には似つかわしくないもので、アルミホイールと共に結構カスタマイズされている車両のようだ。

ところでフランスではこの件をどう判断しているかと言うと、ナポレオン3世が労働者から作業着を借りて収監先から脱出したという話があるようで、ナポレオンの再来かと結構話題になっているという。

また報道によると、この提案にゴーン氏は結構面白がっていたというが、若しかして心の中には自分とナポレオンを重ねていた‥‥とか?

 




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2019/3/7 (Thu)  ゴーン氏保釈時のクルマ達

カルロス ゴーン氏が昨日夕方に保釈されたが、このサイトではこの時に迎えに来ていたクルマについて纏めてみる。

先ずは正門近くに待機していたのが外交官ナンバーのセルシオ (写真左下) で、国旗からレバノン大使館のクルマと判る。因みに外交官ナンバーの見方は左の二桁が国番号で、写真では ”51” と見えるが、これはレバノンを表しているからレバノン大使館のクルマに間違いない。なおマルで囲った "外"の場合は大使専用車で、右二桁は "01” となる。写真では ”02” で "外"にマルも無いから大使用では無い事が判る。ところでセルシオはレクサス LS となる以前だから、写真のクルマは最終モデルでも 2006年であり、少なくとも 13年前のクルマだ。

そして今度は写真右下の黒いハイエースで、建物のエントランス前に停車していたものだが、ナンバープレートは緑 (営業車) だった。と言う事は多分このクルマにゴーン氏が乗るのだろう、と誰しも思ったのは当然だ。そしてその先には何故かルーフに脚立を積んだシルバーの軽商用車が止まっていて、こんな時に何故工事業者のクルマがいるのかイマイチ不思議だったが、まあ特に気にもしなかった。

そして中から大勢の刑務官らしき人ごみが出来て、やがてシルバーの軽自動車は発進していった。これはもうすぐゴーン氏が出てくるだろうと中継を見ていたら何時まで経っても出て来ないで、そのうちに刑務官たちも建物内に入って行って、エントランス前は閑散としている。

あれっ、ちょっと変だぞ、と視聴者は思ったし、テレビの司会者も何だか状況が判らないと言っていたが、先程の人ごみを何度かリプレイしたら、何と作業員らしき人物がゴーン氏のようだ、と気が付いたのだった。

そう、ゴーン氏は作業員に変装して軽の商用バンに乗って既に出発していたのだった。そしてそのバンはスズキ エブリイで、実はエブリイには商用車登録のバンと乗用車登録のワゴンがあるが、写真右下を見ると明らかに ”4” ナンバーだからバンという事になる。その割には上の写真に僅かに写っているリアホイールを見るとアルミホールを履いている? 春日部ナンバーと言い、アルミホイールといい、そしてリアは完全にスモークが張ってある等、何やら不思議なクルマだ。

結局あの軽自動車に乗って行った作業員風の人物がコーン氏だと判ったマスコミはヘリで探しだして上空から追跡するし、軽の後ろには 10台程のバイクが後を追っているという大騒ぎだった。

ところでマスコミの報道を見ると、軽ワゴンと言っているものもあったが、これは間違い。また軽の商用車ではリアシートが薄っぺらで乗り心地は悪いとか、あんなシートに座ってゴーン被告は耐えていたのだと言っていた。確かに一般的にはそうだが、エブリイでも上級グレード (JOIN) ならば大分マトモなシートも付いているのでご心配なく。

まあマスコミはとにかくゴーン氏が惨めな想いをしていると報道したいようで、勿論自分達が一杯喰わされた事なんて言わないが、一部のテレビでは MC が正直に意表を突かれた事を白状していた。それに対して最悪なのが "一流” 新聞だが、あの連中は長い事無いいから、まあ良いか。




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2019/3/6(Tue)  Mazda CX-30 (2020)

マツダの新型 SUV である CX-30 が発表された。んっ? CX-3 じゃなくて 30

実はこのクルマ、サイズとしては CX-3 と CX-5 の中間となるブランニューモデルだった。

それでエクステリアはというと、基本的なスタイルは見事に CX-3 や CX-5 と同じであり、良く見れば多少の違いがある程度だ。 そして大きさは、写真で見るとあまりよく判らないが、3 と 5の中間と言われれば、成る程そうかもしれない。

それでリアビューはというと、やはり其々少しずつ違いがあるが、リアクォーターウィンドウやテールランプ等どちらかと言えば CX-5 に近いようだ。

そこでサイズを数値的にみると、CX-30 (欧州仕様) は全長4,395 × 全幅1,795 × 全高1,540mm で、CX-3 が 4,275 × 1,765 × 1,550mm 、CX-5 は 4,545 × 1,840 × 1,690mm で、成る程両車の中間だった。

それではインテリアはというと、ダッシュボードのデザインはこれも両車と同じ雰囲気だが、メーターは CX-5 に近い。また CX-30 のディスプレイはより横長で、これは最新設計という事で時代のトレンドに合せたのであろう。

この CX-30 は名前の付け方からみても単なる CX-3 と 5 の間を埋めるモデルでは無いであろう。今後の展開が如何なるのか? そして日本での販売は? など、マダマダ判らない事も多いが、マツダファンなら気にかかるだろう。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/mazda/2020-cx-30/

 


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