HONDA N BOX Custom G
(2WD)
前編 |
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今や軽自動車メーカーはダイハツとスズキの2強が制覇してしまい、その他のメーカーはといえば、マツダはとっくに撤退済みだし、スバルは最近撤退したところだ。ミツビシは何とか未だやってはいるが、これはミツビシ系の企業、特に銀行など相手に何とか商売をしているというところだろうか。
そして、ホンダはといえば、もう軽自動車からは撤退かと思いきや、何と新モデルを発売した。N
BOXという名称で上の写真を見れば判るように、ハイトワゴンとでもいうのだろうか、ダイハツ タントに代表されるタイプだ。
リアのラッゲージルームは軽としては普通というか、一般的には狭いが後席を畳めば自転車も積めるくらいのスペースが出現する。まあ、このクルマで4人乗って4人分のゴルフバックのスペースをラッゲージルームに要求するユーザーはいないだろうから・・・・・・。
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次にドアを開けてみると、まずフロントドアが細長いのが目に付く。シート表皮は欧州調と日本式ケバケバの中間くらいで、日本の一般的なユーザーには合っていそうだ。ドライバーズシートに座って前後とバックレストを調整するが、どうもジャストフィットな位置が見つからない。バックレストは結構立てても背中の一部が浮いてしまい、やっぱり未だ国産車丸出しの面もあるが、このクルマで長距離ドライブをすることも無いだろうから、慣れれば良いのかもしれない。リアシートについては、写真のように座面が薄っぺらいが、足元の広さはレクサスLSのロングボディーも真っ青というくらいに広い。逆に、こんなスペースは要らないのではないか、と思ってしまう。なお、リアシートは前後にスライドする機能は無いので、常にこのバカっ広い足元空間が存在する。
インパネは最近流行の中央最上部にディスプレイのスペースを持っているタイプで、センタークラスターも高さ方向で最小限となっている。それにしても上の写真でも室内の幅が狭くて高さが高いのが判るだろう。フロントスクリーンも背が高くてマルでバスみたいだ。
最近の中級以下のクルアはどれもオーディオレスが標準となっているが、このクルマも最上部のスペースにナビもしくはオーディオを後付する。
ラインオプションもあるようだが、このクラスならば低価格のディーラーオプションや社外品のナビを付けるのが普通だろう。いや、近所の移動専門の軽だからナビなんか不要で、CD付きのFMでもあれば充分かもしれない。エアコンは一丁前にオートとなっている。最近は軽でもオートエアコンが常識のようだ。 |