Mazda CX-5 XD SKYACTIV-D 前編  ⇒後編
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話題のスカイアクティブの第3弾となるマツダの新しい中型SUVのCX-5は、第1弾のデミオがエンジンのみ、第2弾のアクセラではエンジンに加えてミッションもスカイアクティブ化され、今回のCX-5ではシャーシーとボディも加えたフルスカイアクティブとでもいうのだろう。

このCX-5の目玉は新型のディーゼルエンジンで、新時代の国産ディーゼル乗用車としてはニッサン エクストレイル、ミツビシ パジェロに次ぐ3車種目となる。 ここで、これら国産ディーゼルエンジン搭載車の緒元を比較してみる。これに加えてCX-5のガソリン車も追加してある。



さて、こうしてみると流石に新しいだけあってCX-5のディーゼルはパジェロ3.2L並みの性能を誇っている。まあパジェロは旧世代のクロスカントリー車であり、20年前から基本は変わっていないが、そういうもので何とかやり繰りしなければならないミツビシの現状も厳しいものがある。だからCX-5と比較したら勝負にならないのは当然だ。そしてエクストレイルについては排気量がCX-5より少し小さいためにスペック的には多少劣っているが、さて実際の走りはどうなのだろうか?



注目のSKYACTIV-Dと呼ばれるディーゼルエンジンは4気筒 2.2Lのコモンレール式ターボディーゼルで最高出力は175ps/4,000rpm、最大トルクは何とガソリンNAなら4.2L並みの42.8kg-m/2,000rpmを発生する。

エンジンルームの中にはアクセラ 2.0と同じくSKYACTIVコンセプトのシンボルカラーであるブルーのトップカバーが見える。
 

室内はマツダらしく欧州車のような雰囲気で、シート表皮も織り目の粗い平織りで、BMWもVWもベースモデルはこのタイプだから、欧州車オーナーなら違和感は無い。

標準のシートもそのマンマ欧州的な、固めで左右のホールドも充分なものだった





ドアのインナートリムはアームレストとその上部の肘が当る部分にはクロスが張られているなど、前回試乗したアクセラに比べるとワンランク上の仕上がりだ。

インパネは中央最上部にナビ(オーディオ)を配置しその下に水平のインテリアトリムを配していて、更にセンタークラスターも操作部分は上半分のみという最新の欧州車と同じレイアウトになっている。

高い位置にあるエアコンのコントロールパネルはフルオートで左右独立の温度調整ができる2ゾーンタイプとなっている(写真左下)。
インパネ右端にはコントロール系のスイッチが並ぶ。インパネのシボやスイッチの質感は思いの他良く、マツダの内装も結構進歩しているようだ(写真右下)。



室内の見回して、さて今度は話題のディーゼルエンジンを始動するのだが、この先は後編にて。

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