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日産から新発売されたブランニューモデルのジュークはBセグメントのコンパクトなSUVで、世界的にライバルが少ない隙間を狙ったことと、日本車離れしたマッチョで個性的なスタイルなど、中々の意欲作でもある。
Jukeの主戦場は欧州、取り分け製造拠点のある英国となるが、国内向けは日産の九州工場で製造されるという。Jukeの兄貴分のキャッシュカイ(日本名:デュアリス)は欧州では人気のクルマで2卵生双生児の兄弟ともいえるエクストレイル(これも欧州で販売されている)との販売割合は、デュアリス7:エクストレイル3の割合
で、因みに日本ではデュアリス3:エクストレイル7と全く逆の結果となっている。
実はデュアリスも販売当初は英国生産車を日本に輸入していたが、トラブルやクレームが多く、補修部品の対応も悪いために急遽国内生産に切り替えた前歴があり、今回は転ばぬ先の杖ということか、国内向けは最初から国産化
としたようだ。
ジュークのスタイルは写真よりも実車を見た方が、より個性を感じられるが、このスタイルは個人的な好き好きが大きく左右するだろう。気に入ったら直ぐにでも欲しくなるし、嫌いならば見るのも嫌だ・・・・・と、いう風に。
寸法的には兄貴分のデュアリスやエクストレイルよりも一回り小さく、国産車でこれに近いのはスズキSX4だった。このボディの小ささではあるが、リアのラッゲージスペースは意外にも
結構使い物になりそうな広さがある。更にはリアシートのバックレストは3:7で倒せるので、3人の乗員とスキーを積んでの旅行もOKだ。しかし、3人だとカップル2組のうち、一名が溢れてしまうが・・・・。
室内を見ると先ず目に入るのがサイドサポートに赤い表皮をあしらったシートと、コンソールがレッドフィニッシュとなっていることだ。
このコンソールはバイクの燃料タンクをモチーフにしているとか。
実はこのレッドの内装は上級モデルである15RXにボティの塗装色に関係なく選択できる。なお、レッドを選ばない場合はブラックとなり、レッド程のインパクトはない。
シート表皮はスエード調トリコットという点では何やらマークUチックだが、レッドインテリアの場合は赤いサイドサポートがアクセントとなっているし、
繊維もマークXのような
オヤジ臭さが無く、結構バックスキン風に見える。
それにしても、英国(欧州)バージョンも日本車的なスエード調なのかと不思議に思って調べていたら・・・・・・・何と、全く同じだった。
もしかしたら、欧州のユーザーは「流石に日本車だけあって高級感がある」なんて喜んでいたりするのだろうか。
ダッシュボードやドアのインナートリム等のインテリアの質感は、200万円以下のBセグメント車だから、決して高級ではない。樹脂の表面のシボなども、まあ、”それなり”ということろだ。
エンジンの始動は最近の流行に従ってインテリジェントキーを所持してスタートボタンを押す方法だが、このボタンがステアリングコラムの左側ダッシュボードに位置しているのだが、小さい上にステアリングに隠れているという奥ゆかしさで、探すのに苦労する。
今度はセンタークラスタに目を移すと、中段にあるエアコンの操作パネルが中々の力作だった。写真のように表示部分がカラーディスプレイとなっていて、単なる液晶やLED表示と異なり、実に凝っている。
また、上部の”AIR CON”から”D-MODE”に切り替えると下の写真のように走行モードがディスプレイされる。
ここで後編へつづく。
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