BMW M140i (2017/11) 前編 その2

  

それでは今回の試乗車である M140i の内外装を見る事にするが、実はこのクルマはエンジンが大いに異なるのは当然だが、それ以外ではエクステリアはホイールが違うくらいで、更にインテリアに於いては1シリーズの M Sport とほぼ同じであり、敢えてここで詳細を並べるのも無駄だという事で、下記の 118i M Sport に関する記事を参照願いたい。
⇒ BMW 118i (2017年8月24日からの日記)

ということで、ここではエクステリアで 118i M Sport と多少事なる部分を比較する。

最初の第一印象は M140i か1シリーズの M Sport かは判断できない。それでは M2 はというと、まあこれはクーペだから違うのは当然だが、それ以上に大きく張り出したブリスターフェンダーなど、一見して只物では無いオーラを発している。と言っても、そう感じるのは一部のクルマ好きくらいで、一般市民は特に何も感じないだろう。付け加えるとこの写真の角度では M2 のカッコ良さを感じるが、実写では、特にサイドビューは寸詰まり感があるのも事実だ。

写真7
M140i と 118i M Sport の外観は殆ど違いが無く一目で違いが判るのはタイヤ&ホイールくらいだ。
これが M2 となるとクーペという以上にブリスターフェンダーを纏った迫力自体が違う。

 

今度はフロントビューを比較すると 118i ではバンパー両端にあるサイドエアインテイクにフォグランプが埋め込まれているが M140i には無い。この理由は恐らく M140i の必要とする空気の量を確保するにはフォグランプで面積を減らすことは弊害となるのだろう。まあ考えれ見れば排気量もシリンダー数も2倍の M140i はエアインテイクの面積も2倍必要となるのは当然でもある。なお細かい点では M140i のエアインテイクには艶消しクロームの縁取りが付いているが、これは勿論性能には関係が無い。

それではリアは如何だろうか? 一番目に付くのは排気管で、 118i は左に1本出しで M140i は両側からの合計2本出しとなっていて、更に M2 ではこれが左右各2本の4本出しとなる。BMW に限らず高性能モデル程排気管が太くて数も多くなるのはエンジン排気量の違いも当然だが、それ以上に差別化の意味もある。


写真8
フロントビューも一見しただけでは殆ど同じ。

写真9
M140i には両サイドのエアインテイクにフォグランプが無い。恐らく空気の流入面積を確保するためだろう。

 


写真10
リアビューについても殆ど違いは無い。

写真11
勿論エンブレムはそれぞれのモノが付いている。

 

写真12
最大の違いは排気管で、 118i の1本出しに対して M140i は2本出し、そして M2 では4本出しという大いなる差別化がなされている。

 

インテリアについては既述のように 118i を含めて1シリーズの M Sport と共通な事から、ここでは取り上げない。

そして大きく異なるエンジンと走行性能については後編にて。

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