BMW 120i Cabriolet (2009/10) 後編 ⇒前編 |
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ステアリングコラムの左側のダッシュボード上にあるスロットに電子キーを差し込んで
、その上部にあるスタート/ストップボタンを押してエンジンを始動する(写真24)。勿論ATセレクター(写真23)はP位置でブレーキペダルを踏むのは言うまでも無い。 |
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写真
23 |
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写真
24 |
写真
25 |
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120iカブリオレの最大の特徴はオープンボディーにあるから、早速オープン走行を試してみる。まずはウィンド・ディフレクター
を装着した状態でサイドウィンドウも上げて走ってみる。この状態での風の巻き込みは殆ど無く、この面では同じBMWで2倍以上の価格である650iカブリオレ(ウィンド・ディフレクター未装着)よりも巻き込みが少ないくらいだ(勿論650iカブにも同じようなオプションはあるから、装着すれば最強だろうが)。この状態ならば高速道路の走行も
全く問題はなく、オープン走行を心ゆくまで堪能できる。とはいえ、後席が完全に潰れてしまうのは何とも言い難いし、装着も面倒だしオマケに格好も良くないから、実際にこれを付けて走るユーザーっているのだろうかという疑問
も湧いてくる。
新車購入時に念のために購入してみて、最初の1〜2回は面白がって装着するが、結局は使わなくなるという、何やら国産ファミリーカーのCVTについているパドルシフトみないたものだ。 |
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写真28 |
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オープンボディで、しかも2座のロードスターよりも開口面積の大きな4座カブリオレともなれば、剛性不足が心配となるが、120iカブリオレの場合はオープン走行でも通常の走行では何ら不満はない。ただし、道路を斜めに横断する橋の繋ぎ目などを通過する時に、
神経を集中して挙動を観察していると、リアが一瞬ボヨンという剛性不足のクルマに良くある振動を伴うのを感じた。まあ、これも気にしなければ問題にはならないレベルだ。そして、走行中にルームミラーを良く見ていると、これも路面の突き上げを食らった時には多少振動するようだが、これまた気にしなければ問題ないし、先代Z4よりは改善されているから、これもオープン走行の爽快感とのトレードオフと見るべきだろう。 |
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Cセクメントの4座オープンとなると、世界的に見ても意外に数が少ないが、Cセグメントの定番であるVWゴルフをベースとしてオープンにしたEOSと、これもCセグメントのプジョー307カブリオレというどちらも今流行の
メタルトップであるRHTとかCC(クーペカブリオレ)などと呼ばれているタイプとの比較をしてみる。そして国産代表としては残念ながらCセグメントのオープン4座は存在しないために、一つ上のDセグメントではあるがレクサスIS250Cを比較の対象とした。
EOSとプジョーはそれぞれに個性のあるクルマだから、120iも含めて3種類の間で選択に悩むかといえば、それぞれのファンがいるから、自ずと選択車種は決まってしまうだろう。プジョーファンから言わせれば1シリーズの豚っ鼻は見るに耐えないだろうことは容易に想像がつく。
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