B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/8/25(Thu) |
Porsche 911 vs AMG GT<3> |
ダッシュボードを比較すると、これがまた結構雰囲気が似ていることに驚く。911 の内装色がライトブラウンの為に多少雰囲気が違っては見えるが、これがブラック同士だと更に似てくる。 雰囲気の似ている理由を考えてみると、どちらもドイツ車でありしかも両社共本拠地はシュツットガルトだから、感性が似ているのだろう。まあ言ってみれば質実剛健といえば聞こえは良いが、田舎に本拠地があることから都会的なおしゃれ感に欠けているのは、都会であるバイエルンに本拠地を持つ BMW との違いだ。日本で言えば ”にゃごや” と ”横浜みなとみらい” の違いみたいなものだ。その割にはみなとみらいもイマイチだが。 センタークラスタについては両車で全くデザインが異なっている。911 の場合はボクスター/ケイマンとも共通のデザインで最近のポルシェのトレンドとなっているデザインだ。対する AMG GT の丸い4つのエアアウトレットやその下の高さ方向に薄いエアコンパネルなど、何の事はない新型Eクラスとほぼ同じだった。 コンソール上にはAT セレクターと各種のスイッチ類が並ぶが、AMG GT の場合は中央奥にあるダイヤルをレバーの操作機構は実はディスプレイのコマンドダイヤルで、AT セレクターが一番手前の小さなレバーを使用する。実は最初に見た時には最近のメルセデスらしくAT セレクターはステアリングコラムから生えるレバーかと思ったが、何のことな無い、一見見過ごしてしまいそうなコンソール上の小さなレバーを使用するのだった ポルシェのステアリングホイールは 911 (991) 後期モデルからスポークの中央に穴が開いたタイプとなった。AMG GT はスポークにスイッチ類を配置する最近の定番とも言えるものを使っている。なお両車共当然ながらマニュアルシフト用の立派なパドルスイッチを備えている。 メーターについては 911 ではお馴染の5連メーターがドッカと居座っているのに比べれば AMG GT はオーソドックスな2連メーターで、言ってみれば乗用車的だ。 ペダルについては AMG GT ではアルミにゴムの滑り止めの付いたスポーツペダルの定番的なものだが、 911 は後期モデルから写真左下のような全体が白い (アルミ?) ものに変更となった。 ということでエンジン搭載位置 (リアとフロント) やエンジン形式 (水平対向6気筒とV型8気筒) というスポーツカーにとっては最も重量なスペックがマルで正反対の両車だが、こうして各部を比べてみると意外に共通点があった事に驚いている。価格的には一見すると AMG GT の方が高いが、911 の場合は必要な装備もオプションとなっているくらいのベース価格であり、実際には注文時にオーナーの好みの装備を選ぶというスタンスだから、実は両車の価格差はそれ程でもなかったりする。 そして性能的にもほぼ互角であり、やっぱりこれは良きライバルだが、現実にはオーナー層が被ることは無く、競合関係には無いという。とはいえ、世間ではガチンコライバルのようにも言われているし‥‥まあ、そうは言っても自ら2,000万円のクルマを買えるわけもなく、その意味ではどうでも良いという事になる。 おっ、おい。3日掛かりでやった比較の結論がこれかよ。ということで、もう少し前向きな結論とすると‥‥ これはもう年末ジャンボに賭けるしか無いかな。←だめだこりゃ
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2016/8/24(Wed) |
Porsche 911 vs AMG GT<2> |
今回はタイヤ&ホイールの比較から。 下の写真では 911 が Fr:245/35R20 Rr:305/30R20、AMG GT が Fr:265/35R19 Rr:295/30R20 でリアエンジンの 911 は前後の幅の差が大きいがフロントエンジンの AMG GT では911 程ではない。AMG GT S ではフロントが19インチに対してリアは20インチとホイール径まで異なっている。なおこれらは 911がカレラS、AMG GT は GT S で其々 S の付かないベースモデルよりも大きいサイズが付いている。 ホイールは流石に高価格車だけあって細いスポークの軽量 (高価) そうなものが付いている。スポークが細いということは強度の確保のためにはより強度の強い材料を使用する必要があり、一般的なアルミ鋳物では充分な強度が出ないから、同じアルミと言っても鍛造品を使ったりする。 ブレーキについては 911 がオプションのセラミックブレーキ (PCCB) を装着していたため、黄色いキャリパーでフロント6ポッド、リア4ポッドという組み合わせだった。リアの重量配分の大きい 911 の場合は前後共に4ポッドが普通だが、PCCB の強烈な減速度によりフロントへの荷重移動が大きいためにフロントが6ポッドになっているのだろう。 対する AMG GT はフロントには6ポッドキャリパーを使用しているが、リアは塗装こそ赤だが何の事はないシングルピストンで鋳物の片押しというファミリーカー並のモノが付いている。2,000万円の高級&高性能スポーツカーでこれは無いだろう! と、思わず叫んでしまう。まあ、どう見てもフロントヘビーだろうからリアの負荷は小さい訳で、確かに理に適ってはいるのだが‥‥。 なお AMG GT にもセラミックブレーキはオプション設定されている。 ここでドアを開けてインテリアを比較する。 両車を比べて最初に目に付くのは AMG GT のシートがサポート重視の形状で、レーシングモデル とは言わないまでも随分と気負った奴が付いている。対する 911 は標準では意外とコンフォート指向のシートが付いている。ただし 911 の場合はシートもオプションが豊富だから選択次第でもっと過激なヤツが付けられる。なお、下の AMG GT の写真のようなシートが標準で付くのは 911 の場合は GT3 となる。 しかしシート形状を除けば、これら2車のインテリアの雰囲気は結構似通ったものがある。 シート表皮については 911 の場合は標準ではサイドが合成皮革となるが、これまたオプションで色々用意されているから単純に比較はできない。AMG GT では写真のモデルのシート表皮はサイドがレザーでセンターはアルカンターラらしきモノが見える。 なお、7月21日からの日記で掲載した写真の車両は "130th Aniversariy Edition" という限定モデルであったことから、センターもレザーを使用していた。ということで、下の比較はあくまで一例という事で単なる参考にしてもらいたい。 シートの調整は当然ながら両車共電動式で調整用のスイッチは座面外側のサイドに付いている。メルセデスの場合は最近は調整スイッチがドアトリムに付いているから AMG GT は例外的だ。その手前のスカッフプレートにはどちらも大きめのロゴが誇らしげに付いている。なお 911 が ”Carrera” と書かれているのは偶々手持ち写真がこれしか無かったためで、 ”S” の場合は当然プレートにも ”Carrera S” となる。 次にドアのインナートリムを比べると、当然ながらデザインは其々違うが、全体の雰囲気はこれまた似ている。 その一部を拡大してみると‥‥
当然ながらレザー貼りのパッドを多用していて随所に手の込んだステッチが見える。なお AMG GT のドアノブ隣のスピーカーらしきメッシュには "Burmester" とその下にはご丁寧にも "HIGH END" というロゴまで付いている。この Burmester は新型 Eクラスでも使われていたもので、このブランドは比較的新しい超高級オーディオのブランドらしい。なおポルシェのオーディオは ”BOSE” を使っているが、ブランドとしてはそれ程の高級イメージではないのが弱い。 つづく
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2016/8/22(Mon) |
Porsche 911 vs AMG GT |
ポルシェ 911 のライバルと言われるメルセデス ベンツ AMG GT は7月21日からの日記で取り上げたが、今回はその2車を写真で比較して見る。なお、両車のスペックの比較は上記の日記にて掲載しているので、データーを知りたい読者はリンク先を参照願いたい。 では早速エクステリアの比較から始める。まあ、一言でいえばどちらもカッコ良い!流石にスポーツカーの代名詞でもあり、実用を無視したイタリアンスーパーカーを除けば、量産車としては性能的にも価格的にも最高峰だから、スタイルだって理にかなった機能美からくる美しさを感じられる。 両車のアウターサイズでは全高はほぼ等しいが全幅は1,835o の911 に対して AMG GT は1,940o だから 100o 以上も幅広となっている。したがって下の写真で比べても AMG GT の地を這うような迫力は凄まじいものがある。いや、勿論911 も世間のクルマからすれば充分に低く広いのだが。 サイドから比較すると、まあ判っていることだが AMG GT のボンネットの長さが際立っていて、両車の方式の違い、すなわちエンジンをリアオーバーハングに押し込めた 911と、長〜いボンネットにエンジンを載せる古典的なスポーツカールックの AMG GT の違いだ。 何時ものようにエンジンルーム内を比較したいのだが、911 の場合はリアに押し込められたエンジンはリアカバーを開けても全く見ることが出来ない。(写真に写っているのは冷却用のファンユニット) 高性能車としては気になる排気管はどちらも2本出しで、911はセンターに丸型、 AMG GT は左右に扁平とこれまた全く異なる。最近のメルセデスはこの扁平なマフラーカッターが主流のようで、新型のEクラスもこのタイプだった。 しかしここまで見ただけでも其々相違点は大いにしてもクルマ好きからすればもう何も言うことはない。まあ好き好きはあるにしても、いやどちらも実に良い! つづく |
2016/8/21(Wed) |
平均給与 |
エクストレイルハイブリッド試乗記の結論で話題としたユーザーの給与について、統計により実態を調べるということで、これは内容からして特別編とする。 いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。 |