B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/4/25(Mon) Toyota Passo

トヨタ パッソはダイハツ ブーンと兄弟車でダイハツよりトヨタにOEM 供給されているもので、サイズ的には軽自動車を除けば登録車で最も小さく、欧州で言えばAセグメントに相当する。そのパッソ / ブーンが今回フルモデルチェンジされた。

先代パッソ (KGC30) については 2011年に簡易試乗記でのインプレッションをアップしているが、何と余りにも出来が悪いために走行編に進むには特別編と同様にパッソの評価がボロクソなことを受け入れられる読者に限定している、というくらいの駄目グルマだった。

Toyota Passo 1.0 +Hana 簡易試乗記

先代パッソのこれ程までの低評価の最大の原因は信じられないくらいの動力性能の低さだった。それで今回のエンジンはといえば、なっ、な、何と、先代と同じ 1KR-FE ではないか。そしてパワーもトルクも同じ! とはいえ色々調べてみたらば、型式やスペックは同じとはいえ吸気ポートとインジェクターをデュアル化することで燃焼効率をアップさせ、圧縮比もアップするなどの大幅改良を行ったという事だ。それでもスペックが同じということは先代の69ps は "トヨタ馬力" であり、今回の69ps は他社と同一基準の真っ当な性能とか‥‥?

このようなエンジンの大幅改良により先代と同じ重量ながら燃費は 27.6 から 28.0 km/L と約1.5%程向上した。しかしそんなに地道な努力をしても 1.5% じゃあやってられないから、走行抵抗のデーター誤魔化して7%アップの方が早いんじゃねえ? 何て言いたくなるが、そうか、流石にM車は財閥系だけあって出自の確かで一流大学出の優秀な社員で固めているから、尾張の田舎者と違ってやることに無駄がない! って、そりゃあ犯罪だろう。

さて今回のスペック比較でのライバルは国産からスズキ イグニス、そして輸入車ではVW up!を取り上げてみた。比較車の選定に当たっては、先ずスバル車にAセグメントが無いことを確認し、確かに無いからスバヲタから強烈な異議申し立てが来ることは無いというところで、他車を選定した。

それで、新型のアウターサイズをみれば、あれっ? スリーサイズは全く同じ。少しはウエストも細くヒップはボリューを増してセクシーに‥‥ではなく、全幅も拡大することも無く、先代のサイズを死守している。ただし良く見ればホイールベースは75o 延長されているし、同じタイヤサイズでもトレッドは広がっていると言う事はサスペンションのジオメトリーも一新したのだろう。

ということでそのエクステリアを見てみれば

フロントのグリルが大きくなった以外は何やらキープコンセプトだ。なお兄弟車のダイハツ ブーンもグリルを含めて全く同一形状で、違いはトヨタマークかダイハツマークかの違いのみとなる。

Aセグメントの場合、サイズ的にも軽自動車に毛が生えたようなものだから、見るからにかっこ良いデザインというのは中々難しく、今度の新型も、まあ、それなりだ。

次回からは引き続き外装写真を紹介する。

つづく。




2016/4/24(Sun)
三菱自動車の不正

既に各種のメディアで取り上げられている三菱自動車の燃費試験に関する不正について纏めてみる、当然ながら話の内容を考えて特別編とする。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓 (最近チョイとネタ切れだが) があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2016/4/22(Fri) Porsche 911 GT3<4>

今回は GT3 のバリエーションについて纏めてみる。

C 997 バリエーション

997 GT3 には何種類かのバリエーションがあり、その一つに2007年発売でこれぞマニアの憧れ! GT3 RS がある。この RS はエンジンこそ標準の GT3 と同じ 415ps だが カレラ4 のワイドボディーを使用し、またリアサスも専用のものを使用するなど更に旋回性能をアップさせている。

日本での販売価格は1,918 万円だったがそれ以前に生産台数が少なく、日本への割当はこれまた発表時には全て予約で埋まっていたどころか、ディーラーによっては確保できないなどの情況だった。そうなると当然ながら並行輸入車も結構あるようで、まあ何が何でも欲しいとなれば正規品に拘ってもいられないようだ。

そして写真下は GT3 Cup (通称カップカー) で、ポルシェカレラカップというワンメイクレース用の言ってみればメーカー純正コンプリートカーで、当然がならサーキット専用車だ。 このレース、ワンメイクレースとしては最高峰であり、これに参戦するためには大変な資金を必要とするだろう。

コクピットを見ても標準の GT3 とは全く異なり、純然たるレーシングカーだ。メータークラスター内も標準のストリート用5連メーターではなく、本格的レーシングカーの定番でありデーターロガーと連携するレーシングテクノロジー社の液晶メーターが標準で付いている。

ミッションもレーシング用の定番であるシーケンシャル式ドッグミッションで、長いレバーを前後に動かしてシフト操作する。価格は当時2,000万円弱だったと記憶しているが、これだけの本格的なレーシングカーとしては破格の大バーゲンであり、これはポルシェ社のアマチュアレース支援の一つで、とはいえアマチュアと言っても殆どプロ並の腕 (と資金) は必要だ。

そして最後 GT3 R で、こちらはカップカーよりも更に高性能な本格的レーシングカーであり、例えばニュル24hレースだったら総合優勝を狙うようなクルマで勿論価格も億に近い。とはいえ、こういうクルマまで一般に販売しているのはポルシェくらいなものだろう。

なお上記の車種の詳細は下記のサイトにて‥‥。

GT3 RS⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2007-911_gt3_rs/
GT3 CUP⇒
https://www.netcarshow.com/porsche/2010-911_gt3_cup/
GT3 R⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2010-911_gt3_r/

続く





2016/4/21(Thu) Porsche 911 GT3<3>

前回の997 前期型に続いて今回は997 後期型について纏めてみる。

B 997 後期型

997 GT3 があっという間に予約が満杯になり、結局手に入らなかったユーザーも結構いる (といっても極少数だろうが) だろうと思っていたら、2006年の発売から4年後の2010年に後期型の GT3 が発売された。

前期型を買い逃したユーザーは待ってましたとばかりに飛びついたか、それとも待てないで既に並行輸入品を買ってしまったか、はたまたリーマンショック後に市場に出てきた程度の良い中古車を買ったのか、中には前期型を売って新たに後期型を買うとか、その前にGR3 RS に買い換えていたとか、まあ情況は色々だろうが、我々庶民からすれば「勝手にやったら」と言いたくなる。

この 997 後期型はエンジンが3.6L から3.8L に拡大されて、性能も415ps 405N-mから435ps 430N-m へとアップしているが、元々415ps もある車が435ps になったからって、だからどうしたと言いたいところだが、それで済まないのが金持ちの世界のようだ。まあ動力性能はそんな状況だが、それ以上に魅力的なのは SC (スタビリティコントロール) などのアクティブセーフティデバイスがより充実した事で、例の箱根の事故も同じ997とはいえ、この後期型だったらば‥‥いや、下りでの極端なオーバースピードによるコーナー進入なんていう情況ではあまり変わらないかもしれないが‥‥。

エクステリアで直ぐ判る前記との相違点はリアウィングの形状で、例の箱根の事故車の写真もこの部分から前期型と簡単に判断できたが、それはリアは原型を留めていたらであり、ここが潰れていたらば判断が難しかったかも知れない。因みにホイールは見た目では前期型と変わっていない。

コクピットも大きな違いは無さそうだが、写真のクルマはセンターコンソール部分もボディと同色に塗装されている。

最良のポルシェは最新のポルシェである、とは有名な言葉だが、997 GT3 前期型よりも後期型の方がほぼあらゆる面で進化しているから、前期型を買ったユーザーは‥‥そうか、また後期型を注文すればいいんだ。いや、これは笑い話ではなくて、これに近い買い方をしているお金持ちもいるという事だ。いや、羨ましい、といっておこう。

次回は 997 GT3 の高性能版について纏めることにする。って、更に高性能モデルが後から出るわけで、これもついでに買っておこうなんていう事になるのだろうか?

なお997 GT3 後期型の詳細については下記のサイトにて‥‥。

https://www.netcarshow.com/porsche/2010-911_gt3/

続く



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