B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/4/20(Wed) | 被災地での車中泊 |
熊本の大震災は最初の震度7の地震が実は前震で、翌日に本震が起きるという予想もしなかった情況だが、あれじゃ前震で何とか崩壊を免れた家屋も本震で多くが倒壊してしまったし、避難所は定員オーバー状態のようで、結局クルマの中で寝泊まりする車中泊が増えているようだ。 こうなると日頃はクルマ好きに走りの悪さを指摘されているミニバンが俄然威力を発揮する。特にヴェルファイアだのエルグランドだのというフルサイズのミニバンは、まあ家族4人くらいならそんなに不快感も無く車中泊を続けられそうだ。また被災地でのある程度の移動を考えれば走破性の良い SUV 、欲を言えばランドクルーザーなどの本格的なオフロード車なら言うことは無い。 ![]() 逆に最悪なのは2シータースポーツカーで、まあ雨風をしのげるという点では屋外よりはマシかという程度だが、手足を伸ばせるという面では屋外の方がマシとも言える。では最近流行りの軽自動車、その中でも普通車真っ青の室内空間をもつウルトラハイトワゴンのタイプはどうだろうか? 確かに高さに余裕があるから下手な普通車よりも車内の移動は楽だろうが、如何せん車幅が狭すぎる。それでも、まあ緊急事態だからそうも言っていられないだろうが。
クルマといえば九州にはカーメーカーや部品メーカーの工場も結構多く、ということは今現在生産が止まっている訳だ。この場合車体メーカーが被災したら完成車が生産出来ないが、それでも九州地区以外の工場での生産分には影響はない。ところが部品メーカーが被災して、その部品は本州の工場でも使用しているとしたら、最悪全ての工場が生産ストップとなってしまう。事実トヨタも既に本州の工場も部品のストックが無くなり次第、生産ラインは停止となるようだ。 何しろカーメーカー、取り分けトヨタは自社の発明したジャストインタイム (JIT) 方式での生産だから、部品のストックは部品メーカーの管轄で、その部品メーカーもカーメーカーの納入スケジュールに従って生産するから、これまた殆どストックを持っていない。すなわち、夜中に生産した部品は直ぐにトラックに載せられて夜間に移動して、翌日にはカーメーカーの生産ラインに直接納入される。納入されてから実際にライン上のクルマに組み付けるまでにリードタイムは‥‥まあ半日くらいだろうか。となると天災で部品供給が止まると半日でライン自体が止まってしまうことになる。 それでも311の時は3月の年度末であり、1年の中で最もクルマが売れる時期だったが、今回は新年度の4月だから需要も一段落している、と思えば多少売り物が無くても何とかなるか、な? まあ売れ筋でない車種ならばアチコチに在庫があるだろうから、この際不良在庫一掃というのも良いかもしれない。 ####################################
【速報】 やれやれ、リコール隠しで危機に陥り、三菱グループの支援で辛うじて倒産を免れている情況で、またしても不祥事とは。 この会社、もう無くてもいいんじゃあないか。
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2016/4/19(Tue) |
BMW M4 GTS (2016) |
BMW M4 といえばマニア憧れの高性能クーペであり、取り分け3/4シリーズのオーナーだったらば何時かは M4というところだと思うが、その M4 のバリエーションとして高性能版の GTS が発売された。M4 自体が十分に高性能なのに、そのまた高性能版って? と言いたいところだが、この手の高性能車に更に高性能のバージョンを追加するのはその昔からあったことで、ポルシェなどでは定番だった。これは日本でも同様で、十分どころかそんな動力性能を一体何に使うんだいというようなニッサン GT-R にも更に高性能なスペシャルエディションがあったりとか、人は高性能を追いだすと限りなくエスカレードしてしまうという特性があるのだろう。 ![]() エクステリアはこの手のモデルの定番である大きなリアウィングやその他エアロパーツで飾られているし、車高も標準の M4 より明らかに低く見える。 ![]() しかし内装は標準の M4 とそれ程変わらないようにも見える。 ![]() しかしシートについては、これもこの手のクルマのお約束であるフルハーネスシートベルトの付いたフルバケットシートが装着されている。 ![]() 肝心の性能はといえば標準の431ps 550N-mから 500ps 600N-mへとアップされている。 なおオリジナルの写真とプレスリリースは以下にて↓
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2016/4/18(Mon) | Porsche 911 GT3<2> |
前回の996 に続いて今回は997について纏めてみる。 A 997 前期型 911では初となる水冷化を実施した996が発売された 1997年から 7年後の 2004年には996を大幅に改良した 997へと進化した。997は996に比べて80%が新規部品と言われているがシャーシは同一で、また3.6L エンジンとミッションも 996からのキャリーオーバーだった。 この 997に GT3 が追加されたのは 2年後の2006年で、エンジンはカレラ系とは異なりレーシングモデルの GT1 をベースとしたエンジンを搭載していた。このモデルもカタログモデルとは言うものの限定生産であり、予約開始がアナウンスされた時には既に売り切れているという情況で、これは今でもこの手のモデルでは同様である。結局ポルシェディーラーからすればこういうモデルに直ぐに飛びつきそうな最重要のお得意さんに先に声をかけておいて、発表前に予約を受け付けているのが実情だ。ということは1年先に2千万円近い車を買うために何百万円かの予約金をホイっと払えるようなユーザーであり、1年先の業績に自身が持てないととても予約は出来ない。すなわち、3月の決算前に仮決算してみたらば儲かり過ぎていて、これじゃあ税金を取られ放題だから慌てて経費を使わないと、といって急遽ポルシェを買うようなユーザーでは、GT3の正規輸入車は手にないらない事になる。 話しはまた逸れてしまったが、この 997 前期型が先日の箱根で死亡事故を起こしたクルマであり、前回の一覧表を見れば判るが当時の価格は 1,575万円である。ただしポルシェの場合は全くのスッピン価格だから必要なオプションを加えれば100万以上アップするし、事故車の写真を見ればオプションのセラミックブレーキ (PCCB) も装着していたからその価格も考慮する必要はあるが、報道のように新車なら2,500万円というのは大嘘で、更に前期型 997 GT3 が販売されてからかれこれ10年が経過しているから、雑誌社の所有という事故車は10年物の中古車という事になる。そこで市場価格を調べてみたらば、何と希少価値ということもあり程度の良い物は新車時の価格とあまり変わらない1,500万円くらいするようだ。それにしても10年間大切に乗っていれば新車に近い価格の価値があると言う事は、こういうのを買える金持ちは長い目で見れば随分得な買い物をしていることになる。 これに対して貧乏人はなけなしの給料をスマホ代に使っていたりする。えっ? いくら安給料と言ったってスマホ代だけで無くなる事もないだろう。他には何に金使うんだ、って? それはですねぇ、酒代、パチンコ代というところかな。まあどれも全く資産として残らないものばかりだが、そんなことをやっているから増々貧乏になるということで、金持ちは増々金持ちに、貧乏人は増々貧乏になるという見本みたいなものだ。あっ、安給料と書いたが、働かずに生活保護 (ネットではナマポというらしい) だったりして‥‥。 ![]() またまた話を本題に戻して、997 GT3 のエクステリアの基本は 997 カレラと同じだが、フロントバンパー内のエアインテイク形状が異なり、更にはフロントトランクリッド先端にもエアインテイクが追加されている。これが何となく笑っている口みたいに見えて、迫力というよりユーモラスに見えるのは気のせいだろうか。それでも天下の GT3 と思えばこれがカッコ良く見えるから不思議なものだ。
前回の 996 の写真ではクラブスポーツパッケージだったが、こちら標準仕様のために6点式シートベルトやボルトオンロールケージは装着されていない。なお 6点式シートベルトは日本の法律では公道走行時のシートベルトとして認められていないために、6点式のモデルでも公道用として3点式も装着されている。 メーター類は 996 GT3 よりも更に GT3 らしくなり、イエローの指針が目立っている。レッドゾーンも 8,500rpm!
この 997 GT3だが実際にデリバリーが開始されたのは 2007年始めからだが、その翌年である2008年秋はリーマン・ショックが起こっており、2009年ころのポルシェの正規ディーラー中古車フェアーには殆ど新品の GT3 が結構買得価格で並んでいたのを思い出した。GT3でもこんな情況だから、911カレラに至っては新品同様のカレラSが1千万円くらいで売られていたりした。う〜ん、あの時は金を持ってさえいれば‥‥なあんて、思ったものだが‥‥。 引き続き次回は997後期モデルを纏めることにする。 なお詳細については下記のサイトにて‥‥。 https://www.netcarshow.com/porsche/2007-911_gt3/![]() 続く |
2016/4/17(Sun) | Porsche 911 GT3 |
1週間前の日曜日 (4月10日) の日記で取り上げた箱根ターンパイクでの雑誌試乗中の死亡事故で使用していたポルシェGT3 について、もう少し詳しく纏めてみる。なお先週は特別編としたがこちらはGT3について危ない内容は書かないからコーナーで扱うことにする。 1997年に発表されたポルシェ 911 996型はそれまでのトレードマークであった空冷エンジンから水冷化されたことで大いなる話題となったが、1999年に996 のバリエーションとしてポルシェカップレースや GT レースなどに参戦するユーザー向けに 1,400台限定で生産される予定だった GT3 は予想外の人気から 1,889台生産され、その後は後期型としてカタログモデルになるという、この手のクルマとしては異例の成功作となったクルマで、その後もベースの 911 がフルチェンジする毎にGT3も少し遅れて新型となっていった。 ここで歴代 GT3 のスペックをまとめておく。ただしカタログモデルではなかった 996 前期型は比較していない。 事故を起こした GT3 は997の前期型だったが、先ずはその先代にあたる 996 後期型について纏めてみる。 @ 996 後期型
エクステリアは標準の996 カレラ等と基本的に同じで、最大の相違点はリアに大きなウィングが付いていることと、よく見ればボディサイドのアンダースポイラーもノーマルのカレラとは違いがあるが、それ以外は結構大人しい形状をしている。
外観が意外に普通なのに比べるとクラブスポーツオプションを装着した写真のクルマの室内はマルでレーシングカーであり、6点式シートベルトやボルトオンロールケージが装備されている。なお 911はリアに小さなシートを持った4人乗りであるが、GT3 は全てリアシートを取っ払った2人乗りとなる。 メーター類は一見ノーマルと変わらないような5連メーターだが、センターの大径回転計のレッドゾーンが8,000rpm であることがこのクルマの素性を語っている。 GT3 は結局ナンバープレートが付いて公道を走れるレーシングカーであり、特にこの996 の時代は SC (スタビリティーコントロール) などの電子的なセーフティデバイスが付いていなかったこともあり、極めて運転の難しい車で有名だった。特に路面がウェットなどの条件になると思いがけない低速でも破綻に至ることもあり、この高価なクルマの多くのオーナーの腕前では一瞬の油断でクラッシュした例を結構聞いている。ところで、走り屋の間ではコントロールを失ってスピンの状態になったことを「とっ散らかす」と言い、その結果ガードレール等に激突したことを「刺さった」というようだ。 用法の例としては「アソコの社長、金に任せて GT3 なんて買ったから、とっ散らかしてガードレールに刺さったってよお」という具合で、”社長” の部分は ”院長”、”バカ息子”、”成金” などの好きな名詞に入れ替えてもらおう。 次回は引き続き997以降を纏めることにする。 なお 996 GT3 の詳細については下記のサイトにて‥‥。 https://www.netcarshow.com/porsche/2004-911_gt3/![]() 続く |