B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2016/3/25(Fri) |
MAZDA Roadster RF (2017) |
MAZDA は現行ロードスターにリトラクタブルハードトップを採用した "Roadster RF" を発表した。 大きな特徴として RF はクーペである事が挙げられる。 それとともにフルオープン状態でもリアが残る、言ってみればタルガトップのルーフ自動収納版というところだ。 下の写真で収納方法が判るが、やっぱりタルガのルーフを電動で格納するものだった。 大きなメリットとしてリトラクタブルハードトップとしては珍しくトランクスペースが確保されている事だ。 結局このクルマは2シータークーペとして使っていて、イザという時にはルーフを大きく開けられる、すなわち巨大なサンルーフを持ったクルマとも言えるものだ。 なおオリジナルの写真とプレスリリースは以下にて↓
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2016/3/24(Thu) | 低価格の輸入車 <2> |
前回よりの低価格輸入車続編として今回はフランス & イタリア、要するにラテン系の小型車について纏めてみる。 Fiat 500 は A セグメントだからサイズは日本の軽自動車を僅かに大きくしたくらいだ。まあ、オシャレという面では十分に合格だろうからプチセレブ妻にも受けるかもしれない。ただし信頼性は期待出来ないしパワーだって 14.3kg/ps という悲惨な数値で、これはアルトRS (10.5kg/ps) に全く歯がたたないどころかノンターボのハイト系軽自動車並だ。えっ、子供をセレブ幼稚園に入れる前にはタントエグゼに乗っていたのだから気にならない、って? 次のルノーカングー (Renault Kangoo) は今までの車と違いアウターサイズが少し大きいし、デザインも何となく商用車っぽい。これをプチセレブ妻たちはオシャレと見るかダサいと見るか? まあこれは選択しないほうが無難というものだ。 残る2車についてはどちらも如何にも "おフランス" しているし、サイズ的にもBセグメントというちょうど良さから、プチセレブ妻の間でも有名だろう。とりわけプジョーはその昔 205GTI が日本でも大いに人気が出たのはマニアックな性能もあるが、あの小さいボディで価格が300万円もするステイタスがプチセレブ妻達の大いなる憧れとなった事にも原因の一つがあると思う。その 205 の系譜である 208 は 205同様に GTi (322万円) というグレードが有り、更には GTi by PEUGEOT SPORT (368.7万円) まであるから、200万円ちょいの 208 Style だって十分なステイタスがありこれは一押しだ。 そしてシトロエンはといえば、以前はコレこそフランスというくらいに特殊なポリシーのクルマを作っていたが、現在はプジョーと同一グループということもあり随分と大人しい普通の欧州車的イメージに変わってしまった。実際に上記の一覧表を見れば分かる通りで、プジョー208 のエンジンと諸元が同一であり、要するにエンジンを共通化しているのだった。まあシトロエンでもステイタスは十分とは思うから後は好みの問題だが‥‥。 ということで、前回から2回に渡る結果を踏まえて、高級幼稚園に子女を通わせている親が乗るクルマとして、B_Otaku の一押しはドイツ系なら価格の安さも踏まえて Volkswagen up! 、ラテン系ならば Peugeot 208だが、問題はどちらもAT とはいうものの実は2ペダル MT であり、D レンジは殆ど使いものにならないと言ってもいいくらいだから、その辺は覚悟が必要だ。まあそれでもトロトロ走る分には何とかなるし、元々運転が下手なのだから寧ろミッションのトロさとマッチしてトロい同士で上手くいくとか? なおフィアット500 は「ごひゃく」では無くてイタリア風に「チンクエチェント」と呼ぶのはマニアやセレブの間では常識で、特にマニアは 「チンク」と呼ぶシキタリがある。このチンクにはチューンナップ版の ABARTH 500 があり、セミオートミッションでは302.4万円と見事に300万円の壁を超えているからプチセレブ妻の中でも十分なステイタスがある。ちなみに ABARTH 500は以下のように試乗記で取り上げているので興味のある読者はご覧下され。 このように小型輸入車でステイタスを持たせるには ABARTH 500 や Peugeot 208 GTi (322万円) そして Polo GTI (337.5万円) というようにトップグレードに300万円級の高性能モデルをラインナップする必要がありそうだ。となると、一押しの一つとした up! には高性能モデルが無いのがチョイと痛い。
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2016/3/23(Wed) | 低価格の輸入車 |
前回の日記の最後で話題にした、何処かのテレビ番組でセレブの子弟が入園する幼稚園では輸入車に乗って行かないと園内に入れなくて、国産車 (ただしレクサスを除く) の親はクルマを外に置いてから子供を園内に引き取りに行くと言う話に引き続き、今回早速低価格輸入車について纏めてみる。 まず低価格ということで探してみたらば概ね 200万円台の前半に分布しているようで、低価格=小型ということになり車両カテゴリーではAもしくはBセグメントとなるが、意外にも今現在日本で販売されているこの手の輸入車は 10 車種程度は見つかった。さてそれでどれを選ぼうかと考えたが、先日の国産中型 SUV 特集のフォレスターみたいに、何で一覧から漏れているのだという複数のクレームが来たりするので、今回は2回に分けて極力全てを取り上げようと思っている。 そこで先ず今回はドイツ系について一覧表にまとめてみる。 Volkswagen はAセグメントの up! とBセグメントのポロの2車種が該当したが、取り分け up! の安さは驚きであり、ドアのベースグレードとは言うものの 150万円代という価格は国産の軽自動車の上級モデル並だ。逆に言えばこれがセレブ妻たちの間では "外車" として通用するのか疑問もあるが、どうせ成金女だからVolkswagen=外車=高価 > 国産車、くらいの認識だろう。 smart の場合は同じAセグメントの割には up! よりも価格帯が上だが、まあ高級ブランドとしてのランクではVWよりも上であるメルセデスの小型車ブランドという事と他車が FWD 、すなわち日本的表現では FF であるのに比べて smart はリアエンジンという特殊性も考慮が必要となる。なお smart には2ドアの fortwo があるが、これは常識的なクルマの概念からすれば異常に全長が短く、この変った雰囲気をセレブ仲間で評価されるかハタマタ馬鹿にされるかは何とも言えず、流石にリスクが高過ぎるということで今回は割愛した。 MINI については今更言うことも無いしたぶんセレブの間でも有名だとは思うが、今回取り上げるグレードは一番下の One のために200万円代前半だが、ホットハッチの代名詞であるMINI COOPER S だと400万円を越えてしまう。言い換えれば今回の4車では一番格が高そうだ。 なお up! と Polo については当サイトでも以前試乗記 (簡易試乗記含む) で取り上げているので興味のある方は下記にて。 Volkswagen POLO 1.4 Comfortline 簡易試乗記 Volkswagen Polo TSI (1.2turbo) 試乗記 ということで次回は残る半分、すなわちフランス車とイタリア車を取り上げる予定だ。 つづく。 |
2016/3/22(Tue) |
Forester vs Macan <5> |
今回はセンターコンソールの比較から。フォレスターは極々シンプルでAT セレクター以外は殆ど何も無いくらいだ。これに対してマカンはといえば、フォレスターとは全く逆でスイッチ類が所狭しとばかりぎっちりと並んでいる。なおレヴォーグではコンソール上には電気式のパーキングブレーキスイッチが配置されていたが、フォレスターではレバー式だからそれすらもない。 エンジンスタートスイッチはどちらもダッシュボード右端にあり、フォレスターがオーソドクックスな丸型押しボタンスイッチであるのに対して、マカンは最近のポルシェに多いキーを模したスイッチノブを右に撚る方式となっている。 ところで写真左下でフォレスターのインテリアトリムはピアノブラックとつや消しシルバーの雰囲気はBMW 5シリーズを彷彿させるかのようだ。ただし彷彿はするが本物と比べてはいけないので念の為。 フォレスターのオーバーヘッドコンソールは極々シンプルな必要最小限の機能だが、マカンではフロアーコンソールとデザインコンセプトを統一したもので、写真右下ではかなり立派に見えるが実際には写真と違い‥‥もっと高級感がある! まあ、この点だけはフォレスターもチョイと敵わないかもしれない。ただしホンのチョイ! それにこの部分は運転中に注視するのは危険だからマカンみたいに立派ではついついドライバーの視線がそちらに行ってしまう危険性がある‥‥って事は無いだろう。残念でした! センターコンソールの後端にはリア用のエアアウトレットが配置されるのが最近の傾向だが、今回の両車はそれが付いていない。そう言えばスバルの場合はレヴォーグにも付いていなかった。またポルシェの場合もリアシートがオマケ的な事もあり911 にも付いていないし、ボクスターではどうかといえば‥‥元々リアシートが存在しない! フォレスターのメーター類は一見するとレヴォーグと共通のようだが、よく見ると2つの大径メーター内のブルーリングの位置が違ったり、メータークラスター内にシルバーのラインがあったりと多少の違いがある。また回転計のレッドゾーンはレヴォーグの 6,500rpm に対して 6,000rpm と少し低いのはフォレスターが 20ps デチューンされている為だろう。 対するマカンは如何にも最近のポルシェらしいもので、911 やパナメーラのような5連ではないが、ボクスターなどとほぼ共通の3連メーターが使用されている。その質感はといえばフォレスターと比べても大した事はない‥‥何て思うのはスバヲタさんだけで、残念ながらこれも勝負にならない。 ステアリングホイールもこうして写真で比較すると大きな違いは無いようにも見えるが‥‥。 ペダル類については目出度くもフォレスターの勝ちだ。マカンのペダルは最近のポルシェとしては初めてとも思われる樹脂パッドを使用している。 ということで両車の内外装を比べてみたが、いやまあ価格差があるのだから仕方無いが、やはりそれなりの違いはある。あとは実際に走ってみてのフィーリングだが、ハッキリ言ってフォレスター XT のパワートレインはレスポンスの悪さでがっかりしたレヴォーグ 2.0 GT とほぼ同じだから、あまり期待は出来ない。まあ、チャンスがあったら試乗してみようとは思っているが。 ところで、何処かのテレビ番組でセレブの子弟が入園する幼稚園では輸入車に乗って行かないと園内に入れない、という内容の番組をやっていたそうで、国産車の親は外に置いてから子供を園内に引き取りに行くのだそうだ。ただし、国産でもレクサスは輸入車と同等の扱いだとか。 そうなるとレヴォーグやフォレスターを買うなんてとんでも無い事で、価格的にどうであれ国産車は駄目だということだから、ここは一つ現行輸入車でなるべく安くてステータスもありそうなクルマを調べてみたくなった。ということで、近々日記でこれを扱う予定にしている。 乞うご期待! |
2015/3/21(Mon) |
Forester vs Macan <4> | |
今回はドアのインナートリムの比較から始める。 一般にどのクルマも運転中には視界に入らないドアトリムにはダッシュボード程には予算を回さないのが普通だが、フォレスターは意外にもこの部分の質感が良い。ただし写真のように合成皮革にステッチの入ったアームレストが標準で付いているのは XT だからであり、2.0i ではファブリックとなるので念の為。 そしてマカンはといえば勿論高級感は十分だが、さてフォレスターXT と比べてどうかといえば、まあにたようなものだ (とスバヲタさん達が申しております) 。 なおドアトリムに組み込まれたスピーカーにはどちらもオプションの上級オーディオが装備されているようで、マカンには高級オーディーオでお馴染みの "BOSE" のエンブレムが付いている。えっ? BOSE なんて全然高級じゃないぞ! って言っているあなたは、高級オーディオマニアのフォレスターオーナーさんですね。それでフォレスターの純正オプションではHarman/Kardon (ハーマンカードン) が使用されている訳なんだ。 このハーマンカードンというブランドは BMW やメルセデスでもオプション設定されているくらいだ。しかし日本では余程のオーディオマニアでもハーマンカードンを知っているというのは稀だが、この会社は世界で初めてステレオレシーバーを開発した会社だそうだ。ステレオレシーバーというのは AM や FM チューナーとプリアンプとメインアンプなどを一体にしたもので、日本でも半世紀くらい前にはコンポーネントタイプの入門用として、マニアから見ればイマイチの代名詞だった。なにっ、それじゃ高級オーディオメーカーじゃ無いのでは? って、いや話の先を聞いてくださいな。ハーマンカードンのポリシーは技術に詳しくない消費者に向けて広くハイファイを広めようということで‥‥あれっ。 ダッシュボードはフォレスターではレヴォーグ、マカンではパナメーラという其々同一メーカーの兄弟分と共通のポリシーとなっているのは当然だが、要するに各メーカーの特徴が出ているということだ。 センタークラスター上の機器の配置はフォレスターの場合レヴォーグと同様であるが、オーディオ一体ナビの形状が違うようにも見える。そしてマカンはポルシェの日本仕様に共通なクラリオンの一体ナビを純正としてポン付けしているが、欧州仕様ではナビとオーディオ部分は別体だが統合制御されるシステムが使用されているようで、その為に2DIN サイズしか使わない日本仕様では上部にブランクパネルが付くことになる。 やっぱり日本で乗るには日本の実情に合ったオーディオ&ナビシステムを装着した国産車が一番だ、と書いてみたがBMWもメルセデスも専用システム化されていた。えっ、それにフォレスターだってオーディオ一体型ナビが付いているじゃねぇか、って? まあ両車共この話は追求しない方が良さそうだ。 フォレスターのエアコン操作ボタン類は3つのダイヤルを使用する点ではレヴォーグと同様だが、よく見ると少し違う。どうもレヴォーグの方が見た目は高級そうだし機能も上に見えるが、これは発売 (開発) 時期の違いだろうか。ということは、何処かの MC のタイミングでフォレスターもレヴォーグと共通化されるのだろうか? 対するマカンはポルシェ他車と同様に高い位置からセンタークラスターに繋がるコンソールの一番奥にスイッ類が並び、これはポルシェらしく高級感有り有りだから、この点ではフォレスターはチョッとだけ負けている。そうホンのチョッとだけ。 とうことで、残る部分は次回に続く。 |