B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2014年9月24〜30日
2014/9/30(Tue) |
C180 vs Skyline 200GT-t |
新型Cクラスと他車の比較としては、既に この日記(8月8日〜)でもBMW 3シリーズと比較をしているが、同じDセグメントでしかもCクラス(C250)と同じエンジンを搭載している200GT‐tについての比較はまだだった。既に述べているがC180のベースグレードの価格は419万円であり、これは200GT‐tのベースグレード(383.4万円)よりも約35万円高いだけであり、その上のグレードである200GT‐t Type P(421.2万円)ならば同等価格だから、これは比較する意義は充分にありそうだ。 それで最初はC180 vs 200GT‐t Type P という企画をたててみたが、C180の場合は実際にはAVANTGARD が主流で、ベースグレードは殆ど売れないし展示車も見たことがないために、最も売れ筋であるC180 AVANTGARD(467万円)との比較をすることとし、その為には価格的に近い200GT‐t Type SP(456.8万円)を対戦相手に迎えることにした。 上表には比較する2車と共に同じDセグメントのプレミアムセダンである、お馴染みガチンコライバルのBMW 3シリーズとレクサスからは IS を引っ張り出してきたが、ハッキリ言ってレクサス IS 250のエンジンは時代遅れのV6 自然吸気2.5Lであり、ライバルに比べるとチョイと見劣りする。その証拠にJC08燃費は横並びで比較すればダントツ最下位の11.6q/Lで、それに加えて価格帯だって同じトルクを発生する C180 のラインナップよりも高いという、まあこれを買うユーザーがいるのが不思議なくらいだが、レクサスユーザーは他車と比較検討することなく名指しでレクサスを買うのであろう。 前置きはこのくらいにして、早速2車を写真で比較してみる。 こうして見ると、スカイラインのスタイルはC クラスと比べても違和感が無いというか、それ程には見劣りしないように見える。 因みに下の写真のレクサスISはといえば‥‥まあ、個人の好みということで、敢えてコメントはしないが‥‥。 ということで、次回からは両車を詳細に比較してゆくことにする。 つづく。
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2014/9/29(Mon) | Citroen Divine DS Concept (2014) |
シトロエンという名を聞いて思い出すのはやっぱりDSだろうか、何ていうのは可成りのジジババの部類だが、今から60年ほど前に発表されたとは思えない程に先進的なスタイルは、さっすがは芸術の国フランス! と叫びたくなるくらいだ。 下の写真はDS19という本来のDSよりは多少機構を簡素化したものだが、それでも全てを油圧でコントロールする特徴的なハイドロニューマチック・システムは装着されていた。 いま見ても未来的なスタイルではあるが、何となく昔のSF映画というか、半世紀前の人々が考える未来という感じだ。 そのDSの名を冠したコンセプトカーが今回のDivine DS Concept で、オリジナルのDSのイメージを今に再現しているのだろうが、何となくDSとはイメージが違うような気もする。 リアビューも、まあDS的ではあるのだろうが、これまたチョイとイメージが違う。 そしてもう一つ、シトロエンと言って脳裏に浮かぶのはお馴染み2CVであり、DSが高級車だったのとは対照的に、こちらはいわば大衆車だ。もちろん2CVもユニークの塊みたいな設計だった。 昔からシトロエンと聞いただけで超ユニークな構造の代償として、日本で使用する限りは全く信頼性の期待できないクルマの筆頭だったから、余程のマニアでもビビって手を出さなかったものだ。何しろシトロエンのオーナーズクラブでは如何に有り得ない故障を体験したかでステイタスが決まるという恐ろしい世界だ、と聞いたことがある。そのシトロエンも今はプジョーグループということもあり、基本コンポーネントをプジョーと共有し独自なのはボディのデザインだけという状況だから、その昔のような特殊な機構などは使用していないという、ある意味残念な状況でもある。 例によって、オリジナルを参照したい場合は下記にて。
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2014/9/28(Sun) |
SUBARU WRX |
クルマ好きにも色々あるが、ラリーで活躍する高性能セダンに憧れる走り屋御用達といえばミツビシ ランサーエボリューションとスバル WRX STI ということになるが、この手のクルマは以前は結構街中で見かけたが、最近はトンと見なくなってしまった。そんなスバル WRXが新型となった。 本当は速攻で写真でも撮ってくれば良いのだが、残念ながら今の世の中の状況を考えればプライオリティは低く、そんな時間があったら他にもっとやりたいことがある、何てこともあって、WRXファンには申し訳ないが直ぐに試乗に向かうことも無さそうだ。とはいえ、まずはどんなラインナップで仕様の概要はどうなっているのか、くらいは調べておいた方が良さそうだ。 ということで、ますは諸元から。 先代のWRXはインプレッサの一バリエーションだったが、途中のマイナーチェンジでインプレッサの名前が外れてスバル WRXとなった。そして、今回からは正式に新型スポーツセダンとしてスバル WRXというシリーズになった。この新型、実はレヴォーグと共有部分が多くて、特にBピラーより前は殆ど同じということだ。 そのWRXにはS4とSTI の2つのバリエーションがある。それを踏まえて先ずは新旧のWRX STI を比較すると、アウターサイズはほぼ同じであり、エンジンに至っては全く同じものを流用している。車両重量も新旧で変わらないから、動力性能的には同じと考えて良い。 そのSTI にはベースモデルと上級モデルのType Sという2つのグレードが用意されている。 S4とSTIの最大の相違点はエンジンとトランスミッションで、最高出力と最大トルクはSTIと大きく違わないが、こちらは同じターボでも直噴のFA20型とCVTを搭載している。このエンジンは兄弟車のレヴォークの2.0Lモデルである2.0GT EyeSigt と全く同じスペックとなっている。要するにWRX S4 2.0GT はREVORG 2.0GT のセダンバージョンということで、価格も何と同じだった。 結局、WRXセダンはレヴォークのセダンバージョンを2.0GTとして販売し、エンジンとMTミッションを旧型STIから使いまわしたものをSTIとして、要するに手持ちのコンポーネントを有効活用して作ったモデルだった。 そいういえば、レヴォークも未だ試乗していなかったのを思い出した。最近は新しい簡易試乗記をアップしていないが、正直言ってアクセス数は稼げないし、簡易試乗記で取り扱うということは車自体も対して魅力はない訳だし‥‥なんて考えればメルセデスやBMW、そしてポルシェのバリエーションをより深く探究したり、未だ手付かずのラテン系などその他欧州車を取り上げた方が、このサイトには合っているような気もするが‥‥。 |
2014/9/26(Fri) | Mercedes C63 AMG |
現在試乗記公開中の新型Cクラス(W205)に一足遅れでC63 AMGが追加発表された。C63といえばBMWのM3とともに高性能Dセグメントセダンの双璧であり、3シリーズセダン(F30)が2012年2月に発表されたがM3は約2年後の2013年12月、セダンに大きく遅れての発売だったのに比べると、Cクラスは欧州では2014年1月の発表で日本での発売は今年の7月だから、欧州発表からでも僅か8ヶ月でのC63 AMG が発表されたことになり、BMWとの差を一気に詰めようという心意気が感じられる。 エクステリアはAMG Lineと比べると、例によって一見そっくりなようで実は違うという、BMWのMとM Sport の関係と同じ方式となっている。 AMG Line をこの日記で紹介した時に、排気管をAVANTGARD と差別化して4本出しくらいが欲しいと書いた覚えがあるが、なる程、それは本物のAMG 用として温存していたのだった。 インテリアは再三述べているように何処のメーカーでも設備費のかかるインパネ部品は流用だから、基本的にはベースのセダンと同じとなっている。 エンジンはV8 biturbo(ツインターボ) 4.0Lで最高出力は476hpだが、今回は更に高性能版のC63 AMG Sという510hpのモデルも一足遅れの来年初めより欧州で発売される。0-100q/h加速はC63 / C63 Sがそれぞれ4.1/4.0秒というから、M3の4.1秒と同等となっている。流石はライバル同士で、シッカリと同じような性能になっている。これに比べると日本での販売価格では同クラスとも言えるボルシェ 911はカレラが4.6秒で千数百万円のカレラSでも4.3秒だから、な〜んだ、911なんて買う意味無いじゃん、なんて言う輩が居そうだが「まあ勝手に言ってろよ」という気持ちでいこう。 しかし、AMG とM はキャラクターが似ているようだが、実は結構違っていて、どちらかと言えばオーナーのスポーツ志向ではMの方が上であり、AMGは金持ちの道楽、言い換えれば少し危ない手合が喜ぶ決して上品とはいえないクルマのイメージが有る。 そして1千万円超のスポーツタイプとしてのオーナーのスポーツ度としては、 911>>M3>C63 という感じだと思う。結局、スポーツカーというのは単なる動力性能ではないのは今更でも無いが。 例によって、オリジナルを参照したい場合は下記にて。 |
2014/9/25(Thu) |
Honda Civic Sport (2015) |
初代シビックが発売されたのは今から42年も前になるが、当時の小型車としてはオヤジ臭くないことと、買い易い価格から、学生(ただし金のある)を含む若いオーナーが多かった気がするし、その売れ行きたるやホンダの普通車としては過去最大であったと思われたし、このシビックによりホンダが二輪と軽のメーカーから普通車メーカーとして世間から認知されたのだった。 ところで、この初代シビックの横置きエンジン、FWD(FF)、2ボックスという構成は当時の日本車としてはユニークな発想に見えたが、これは言ってみればイギリスのミニをパクった訳だが、このタイプは既に軽自動車のN360(通称”エヌサン”)で採用して大成功を収めていたから、結局シビックはミニをパクったエヌサンの普通車版ということになる。 なお、初代シビックは現在の2ボックス車のようにハッチバックを持っていなくて、トランクは独立していた。これはオリジナルとなるミニも同様で、当時の技術では軽量化と剛性を両立しながらリアをパックリ開けてゲートを付けるという技術が完成されていなかったのだろうと想像する。 そのシビックも時代の変遷には勝てずに日本国内では既に販売は途絶えている。しかし欧州と北米、更には中国でも健在であり、最新モデルは2012年にFMCされている。そして、今回紹介するのは新たに追加された Civic Sport というモデルだ。 Ciivic Sport は1.6L 120psディーゼルエンジンおよび1.8L 142psのガソリンエンジンのCivic ハッチバックをベースに、リアのカラースポイラー、17インチスポーツホイール、その他エアロパーツを纏ったものだ。 室内にはホンダの新しいインフォメーションシステムも装備されていて、またCity- Brake Active (CTBA) systemという最近流行りの低速時の追突防止用自動ブレーキシステムも用意されている。 ということで熱烈なホンダファンであり、しかもハッチバックファンからすれば是非日本でも手に入れたいところだろうが、これを元にしたタイプRも欧州で販売されるようだから、今までの例のように場合によってはある期間限定で日本でも販売されるかもしれない。 例によってオリジナルの公式写真と記事は下記にて。 |