B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2013/11/8(Fry) |
ラジエターグリル<3> |
今回は英国車から。 ロールスロイス 英国が誇る超高級車であり、最も伝統のあるクルマといえばロールスロイスが思い浮かぶ。そしてそのラジエターグリルはパルテノン神殿をモチーフにしたと言われるもので、さらにその頂部には"スピリット・オブ・エクスタシー"または”フライング・レディ”と呼ばれるマスコット(オーナメント)が付いていて、この組み合わせこそがロールスロイスを連想させる。 このグリルとマスコットは既に1920年代初頭には使用されていたから、90年以上も続いていることになる。 それでも流石に時代とともに少しずつ近代的なデザインになっては来たのだが、他車に比べれば極々控えめだ。 アストンマーチン 高級スポーツカーメーカーアストンマーチンといえば、年配の読者ならば映画007でショーンコネリー扮するジェームス・ボンドが乗るDB5を思い出すだろうが、同じ高性能高級スポーツでもフェラーリと比べてより気品のある貴族的雰囲気が何とも言えない魅力になっている。 そして、アストンマーチンのグリルといえばASTONのAを形どったもので、1950年のDB2から採用されている。勿論、前述のDB5も最新のDB9も基本的には同じイメージを維持している。 ミニ 上記の2車種はいくらなんでも非現実的な超高級車だったので3つ目は現実的にミニを取り上げてみた。 初代ミニは1959年に発売されたが、それをベースとして排気量をアップしてディスクブレーキを装着してレース用のホモロゲーションのために市販したのがクーパーで、更にチューンナップしたクーパーSが市販されたのは1963年だった。 そのミニのグリルは写真のような台形で、これはベーシックなミニもクーパーSも同様だ。今回はクーパーSの移り変わりを写真で追ってみたが、オリジナルは改良されながらも2000年くらいまでは市販されていた。その後BMW傘下となり全く新しい設計となったが、グリルは当然ながらスタイルもオリジナルの雰囲気を引き継いでいる。 次回はジャガー、その他英国車の予定。
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2013/11/7(The) |
LEXUS RC |
LEXUS RCは東京モーターショーで披露される予定のニューモデルで、恐らくISベースと思われるDセグメントクーペだから、言ってみればBMW4シリーズなどと同クラスとなる。
フロントは最近のレクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルだがよりアグレッシブとなり、ボディは輪郭を強調したライン(contoured lines)を多用するなど、従来のレクサスには無かった雰囲気がある。またフロントライトも三角形のLEDヘッドライトを使い、その下にはLEXUSのLをモチーフにしたLEDライトを配している。 リアコンビネーションランプもLをモチーフにしているそうだが、何となくBMWっぽいが‥‥。 インパネのデザインもエクステリア同様に、斬新なライン‥‥かと思ったが、これって現行ISと同じじゃねえ? なんて言いたくなるが、発表によると新しいリモートタッチが付いているらしい。
バリエーションはV6 3.5L のRC 350とハイブリッド(2.5Lエンジン)のRC 300hの2種類で、このパワートレインはIS350とIS300hと同等だろう。 メルセデスもBMWも、DおよびEセグメントではそのラインナップにクーペがあるのは当然だが、レクサスもようやくクーペモデルがラインナップされたことになる。まあ、クーペの場合は北米市場が見込まれるが、もう一つ大切なバリエーションであるステーションワゴンについては、欧州市場狙いとなるためか、未だレクサスには存在していないということは、ハッキリ言ってLEXUSを本気で欧州展開する気は無いのではないか。それりゃ、そうだろう。最近は随分良くなったとはいえ、LEXUSがメルセデスやBMWの本場で勝負できるとは思えないし、トヨタも当然ながらそれは自認している筈だ。 なお、オリジナル記事の参照を希望する場合は下記にて。 http://www.netcarshow.com/lexus/2015-rc/
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2013/11/5(Tue) |
ラジエターグリル<2> |
AUDI AUDIは1930年代に生き残りをかけた民族資本メーカー4社が設立したアウトユニオン、日本語で言えば自動車連合がルーツであり、4社を表す4つのリングが当時からのマークとなっている。下の写真でみると、少なくとも1938年には4つのシルバーリングが付いていた訳で、これはBMWのキドニーグリル並みの伝統があるということだ。 4つのリングは現在に至るまでアウディのアイデンティティとなっているが、メルセデスやBMWのように特徴的なグリルがあるわけではなく、また車種(R8など)によってはグリルではなくボンネットフード上あったりと、御三家の中ではブランド価値としてもイマイチなのを反映しているかのようだ。 その他のドイツ車 御三家以外のドイツ車といえば先ずはフォルクスワーゲンが思い浮かぶが、大戦中にヒットラーの命令で開発された国民車(写真左下)を戦後直ぐに発売して大成功となったビートルはエンジンをリア後端に積む、いわゆるリアエンジンでありフロントグリルが無い。そのビートルをベースとしたポルシェもまたリアエンジンであり、特別なグリルを持っていないが、ポルシェの場合はあのカエル顔自体がアイデンティティとなっいるし、ビートルもまた同様だった。 しかし、VWの場合は既にビートルは過去の車であり、それでは現行車はといえばそのルーツとなるゴルフが特に特徴的なグリルを持っていなかったが、一時期はアウディとともにシングルフレームグリルを採用したこともあった。しかし現在では使用していない。 残るドイツ車のオペルについても、特に伝統的なグリルというのは無く、結局VWもオペルも言ってみれば大衆車メーカーであり、高級車のようなアイデンティティは必要ないのかもしれない。
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2013/11/4(Mon) |
ラジエターグリル |
一般的にクルマはエンジンの冷却水を冷やすためにフロントにラジエターを装着しているが、そのために多くのクルマは遺物が入ったり、人が触ったりする危険を避けるために、ここにガードとしての網なり、桟なりを付けるわけで、このインレット形状と防護柵を含めてラジエターグリルとなっている。このラジエターグリルはフロントの最も目立つ場所にあるために、その形状がアイデンティティとなっているわけで、古今東西の名車はどれもひと目で判る独特な形状を持っている。 そこで、各車のラジエターグリルを並べて、其々のブランド価値を再確認してみる。 Mercedes Benz 先ずはクルマの元祖でもあるメルセデスベンツから。メルセデスのマークはスリーポインテッドスターであり、これはクルマなんかに全く興味のなさそうな、そこらのオバちゃんだって知っているくらいにメジャーなものだ。 それと共に立派なラジエターグリルもひと目でメルセデスと判るものであり、これらは1920年代に既に確立されていたようだから流石は老舗! カール ベンツが自動車を量産したのは1890年であり、日本で言えば明治23年だから、その歴史は半端ではない。 メルセデスベンツのラジエターグリルとその上部に立つスリーポインテッドスターのオーナメントは最新のモデルにも継承されている。時代は変わってスタイルは近代的になっても、グリルとオーナメントの基本は変わらないという、このブランド価値が不動‥‥だったのだが、10年ほど前からのオウンゴールでBMWに追いつかれそうになっているのは、ちょいといただけない。 メルセデスのグリルにはもうひとつ、300SLに継る大きめのスリーポインテッドスターをグリルのド真ん中に配置するタイプがあり、これは本来最高級のスポーツモデルでのみ使用するものだったのだが、いつの間にやら一般的なモデルにも使われるようになり、価値は半減。いや半分どころか、1/10くらいじゃないか、なんて思ってしまう。 BMW メルセデスのライバルといえば誰が何と言ってもBMWであり、そのフロントにはキドニーグリルと呼ばれる独特の形状のグリルが付いているのも今更言うまでもない。ところで、キドニーというのは腎臓のことだが、一対になっているグリルの形状が腎臓に似ているということから、この通称名が付いたようで、考えれてみれば腎臓なんて気色悪いモノで、決してお洒落ではないのだが、ブランドイメージの威力だろうか、BMWのグリルが気色悪い何て誰も言わないのが不思議なくらいだ。 そのキドニーグリルは既に1930年代には使用されていたようで、戦後では50年代初期にも戦前に近いデザインのグリルが付いていた。 BMWは自社のモデルには必ずキドニーグリルを付けるというポリシーのようで、M1のような殆どグリルが無いようなクルマでさえ、小さいながらもグリルを付けている。そして、現代の最新モデルにも当然ながらこのグリルが付いている。グリルのアイデンティティという面では、メルセデス以上にハッキリしている。
次回はアウディ他、残るドイツ車について。 つづく |
2013/11/3(Sun) |
ポルェシの新型SUV |
近日発表されると言われているポルシェの新型SUVの動画が先行公開されている。 公開元はポルシェ自身のようだから、これは正式な先行公開ということになる。動画の名称は”Testing the new Porsche Macan in the desert” となっているから、この新型車は "Macan"という名称のようだ。 ポルシェのSUVとしてはCayenne に続く第2弾ということになる。 なお、埋め込みが上手く動作しない場合は直接下記にて Testing the new Porsche Macan in the desert |
2013/11/1(Fri) |
HOND FIT (補足版) |
新型フィットについては発表直後の9月13日より日記で紹介したが、あの時は展示車のためにメーターやエアコン&オーティオなどの操作部は真っ暗けだったために肝心の使用時の雰囲気が分からなかったがこともあり、今回はその補足版とする。 先ずはセンタークラスターから。前回はイグニッションがオフだった事から、エアコンの操作パネルが真っ黒けだったが、使用時は写真下のように表示される。最近はハイテク化で車両がオフ状態だとメーターを含めて全く表示されいタイプも多く、展示車では何だかわからない状況となる。 これがトヨタだと、少なくとも直営の展示場はAC電源から引き込んで、イグニッション オフでもメーターその他は発光しているし、レクサスならばディーラーレベルでも同じことをやっている。さっすが〜、トヨタ。何言ってやがんでぇ。そんなことホンダディーラーに期待しちゃあいけないよ、って言ったって、前回のフィットの写真を撮ったのは青一なんだけどねぇ‥‥。 そしてメータークラスターはといえば、当然ではあるがガソリン車とハイブリッド車では表示は異なっている。フィットのガソリン車は全車種に回転計が標準装着されているのはホンダのポリシーか、それとも下手に回転計の無いモデルを作ると、管理費が部品購入費を上まってしまうとか? そしてハイブリッドの場合はといえば、センターの大径速度計はガソリン車と大きく変わらないが、左右は全く別ものとなっている。 セレクトレバーもガソリン車とは全く別で、短くてしかも単なる電子スイッチという如何にもハイブリッドという感じだが、それ以上に注目するのは右上にあるSというスイッチで、これを押すとSモードとなり、とても1.5Lとは思えないような活発な走りをする。 セレクトレバーは手を離せば中央位置に戻ってしまうために、現在のポジションがメーター左のディスプレイに表示される。写真左下はPの時で、右下がDをセレクトした状態となる。ただし、コンソール上のセレクターの表示にも小さなLED表示があるから、これでも確認はできるが、走行中はメーターを見ることになる。 ガソリンモデルにあった回転計が無いハイブリッドだが、実はステアリングスイッチで右側のディスプレイを回転計にすることが出来る。ただし、一般的な回転計とは違いチョッと見辛いが、おおよその回転数を把握するという目的なら問題はない。
乞う、ご期待 |