B_Otaku のクルマ日記

 
2011年3月16〜31日
 
2011/3/31(Thu) GT-R ニュル走行映像 7分24秒22


2011年モデルのGT-Rでニュルをタイムアタックした映像が公開されている。
タイムは7分24秒22で、2009年4月の7分26秒70を2秒以上も上回った。



冒頭ではお馴染み、開発者の水野氏が欧州のメーカーが50台や200台のクルマで何言ってんだ。一番売れているクルマそのものでアタックすることに意義がある、というようなコメントを残しているが、これは何かと考えてみると、最近ポルシェがGT2 RSで7分22秒を叩き出したことへの牽制だろう。


 


 
2011/3/30(Wed) パナメーラ ジュニア


ドイツのオートビルド誌が伝えるところによると、ポルシェはパナメーラージュニアともいうべきモデルのPajun (Panamera Junior)を開発中とのことだ。

オリジナルの記事は
    ⇒ http://www.autobild.de/artikel/porsche-pajun-vorschau-1591446.html

これによると、エンジンはガソリンおよびハイブリッド、そしてディーゼルが用意され、ガソリンは300〜560ps、ディーゼルは6気筒300psとなるそうだ。価格は6万ユーロから。

そういえば、昨年末にはCayenneのジュニア版であるCayjun(Cayenne Junior) が開発中という話があったから、ポルシェはカイエンとパナメーラーの双方のジュニア版を出すことになる。さらにはVWと共同開発中の水平対抗4気筒のロードスターも加えると、ポルシェの拡大戦略が見えてくる。
いまや、BMWはCセグメントの1シリーズを、メルセデスはA、Bクラスをと、下位のモデルに進出するのが当然となっているが、ポルシェも同様の戦略に出たようだ。そ うはいっても、今回のPajunだってBMW5シリーズやメルセデスEクラスと同等のようだから、やはり庶民にとっては そう簡単は手の届かないクラスであることには違いない。


 


 
2011/3/29(Tue)  小型発電機


今回の大震災に端を発した原発事故、そして電力不足による計画停電で、一躍注目されているのが小型発電機だ。
元々は工事現場とかアウトドアスポーツなどに使われて いたが、商品としては極めてマイナーな存在だった。それが、今回は一躍脚光をあびて、注文が殺到しているようだ。
そうはいっても、この手の産業機器というのは生産台数も少ないし、部品だって直ぐには間に合わないから、急な増産なんていっても無理な話だ。 そして一番人気は、カセットボンベ2本使いで最大2.2時間の連続運転ができるホンダのエネポ EU9iGB というモデル(写真右)で、 定格出力は900VAだから照明以外にもパソコンやテレビなど、結構使えそうだ。
そして、気になる価格は104,790円と手頃だ。

詳細はホンダのサイトにて
http://www.honda.co.jp/generator/enepo/index.html


こんな事になると判っていれば一台買っておいて、計画停電で隣近所が真っ暗けの時に、煌々と電気を点けてテレビでも見ていられたのに、ねぇ。
国会議員の偉い先生だって、東電に圧力かけて自宅付近を停電の範囲から除外させる、なんてことをしないで、発電機を買っておけば解決だったのに。残念でした。
 


 
2011/3/28(Mon)  IRSNが日本語で 原発関連情報発信中


フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)が日本語で情報発信している。
   http://www.irsn.fr/EN/news/Pages/201103_seism-in-japan.aspx

また、このサイトでは、先日紹介したオーストリア気象庁の放射線物質の飛散シミュレーションと同様なものを公開している。
   http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_19mars.aspx

これは3月12〜23日のセシウム137の飛散状況で、これを見ると色々なことが想像できる。
なお、フランス時間は日本時間に対して
  フランス時間=日本時間−8H
となり、以下に気になる時点(フランス時間)でのスポット画像を貼り付けてみた。

① 14日6時(日本時間14時)

3号機(MOX燃料)が水素爆発で建屋が損壊した直後の状態。
風向きが南東から吹いていたために殆ど太平洋側に流れたから関東地方は助かった。
これは前回紹介したオーストリア気象庁のデーターとも一致する。

② 14日9時(日本時間17時)

3号機の爆発から3時間後。最高濃度(100-1000Bq/m3)の区域は殆どなくなり、全体に拡散された。風向きの変化も無かったようで、太平洋側に流れていった。
原発の北東80kmの位置にいた米海軍の航空母艦は14日に日本海側に避難したというのは、確かに危険回避だった訳だ。

③ 15日1時(日本時間9時)

14日22時(日本時間15日6時)に2号機の爆発で格納容器を破損し、4号機も爆発で建屋の損壊が起こったため、3時間後の上記データーは高濃度地域が茨城県くらいまで広がっている。悪いことに風向き が関東側に吹いているために、千葉、埼玉まで到達している。
最高濃度の範囲は南側では原発から70〜80km程まで広がっている。米国が自国民に対して、原発から80km圏内から退避するように警告しているというのは納得できる。

④ 15日10時(日本時間18時)

③から5時間後は、全体に広がっている。最高濃度(100-1000Bq/m3)の範囲は多少狭まってはいるが、拡散したために東京や静岡までもが高濃度(10-100Bq/m3)になっている。

⑤ 16日1時(日本時間9時)

③から15時間後。関東から東海にかけては、濃度が下がってきた。しかし、原発近辺は相変わらず超高濃度の地区がある。

⑥ 17日3時(日本時間11時)

風向きが西からとなり、殆どが太平洋へと流れている。なお、時間が経って拡散したことから、高濃度の範囲はなくなっている。

こうしてみると、15日の夕方(日本時間)頃は、東京どころか静岡でも結構な濃度の放射性セシウムが降りそそいだ可能性がある。え〜と、あの日は確か・・・・、ヤバッ、ガソリンも切れたので、徒歩で移動していた時だった。まあ、偉い先生は「すぐには影響はないレベル」というだろうが。

IRSNというフランスの機関が日本語版を発表するというのは、日本政府の情報があまりにもお粗末なので、多くの日本人が真実を 知るようにとの配慮ではないか、 なんて事まで考えてしまうほどに、日本政府と東電が発信する情報はお粗末だと思うが・・・・。

なお、上記の解説は、あくまで個人の見解なので、参考程度として、各自オリジナルをよ〜く精査していただきたい。
 


 
2011/3/27(Sun) アベンシスの国内販売再開


アベンシスはトヨタが欧州で生産するDセグメントセダン&ワゴンで、日本でも2代目モデルを2003年10月〜08年12月まで販売していたから、多くの人はご存知と思う。その後、欧州では2009年1月より3代目モデルが発売されている。
 
今回、日本向けに再輸入されるのはワゴンのみで、発表は5月、実際の販売は秋以降とのこと。販売ルートは以前にも扱っていたネッツ店に加えて、トヨタ店およびトヨペット店でも販売する。確かにネッツ店では販売要員もユーザーも、このクラスのクルマに適していないから、この販売方法は正解だろう。





アウターサイズは全長4,695〜4,765、全幅1,810、全高1,480mm。
欧州で発売されているモデルのエンジンバリエーションは下記の5種類となっている。
 
アベンシス(欧州向け)のエンジンラインナップ
  排気量 最高出力 最大トルク
  (L) (hp/rpm) (Nm/rpm)
 ガソリン 1.8 147/6,000 180/4,000
  2.0 152/6,200 196/4,000
 ディーゼル 2.0 126/3,600 310/1,800-2,400
  2.2 150/3,600 340/2,000-2,800
  2.2 177/3,600 400/2,000-2,800

日本に輸入されるのは2.0のガソリンであろうと思われるが、ディーゼルも輸入するという手もある。 今やトヨタの中・上級ワゴンは不在だから、その面では有望なモデルとなるだろう。逆に、再度アベンシスの輸入に踏み切ったのは、マークXジオやウィッシュなどのワゴンもどきのインチキくるまでは、満足しないユーザーもいるからで、そういう意味では日本のユーザーだって、馬鹿ばかりじゃあない、ということだろう。

しかし、アベンシスといえば、以前輸入されていた2代目モデルは欧州車の悪い面、すなわち硬すぎる乗り心地という、あまり褒められないクルマだったが、3代目は如何なのだろうか?
 


 
2011/3/26(Sat) クロスカントリー軽自動車


今回のような大災害を目の当たりにすると 、路面状況の如何に関わらず走破性の高いクルマに関心がいってしまう。そういう意味では、スポーツカーよりはサルーン、サルーンよりはSUV、そしてSUVよりは本格的なクロスカントリー車 が有利となる。しかし、クロスカントリー系の多くは海外向けが主だから、そのサイズは馬鹿デカくて、 中東の砂漠ならともかく、とても日本の被災地では使い物にならない。

そこで、脳裏を過ぎるのが、軽自動車のクロスカントリータイプだ。そう言われて即座にイメージするのは、そう、スズキジムニーということになる。それ以外では、ジムニーほどにはヘビーデューティではないが、パジェロミニがある。
 
      Suzuki Mitsubishi Suzuki Mitsubishi
      Jimny XG Pajero Mini
ZR
Jimny Sierra Jeep J55
 

車両型式

  ABA-JB23W ABA-H58A ABA-JB43W DBA-KV36

寸法重量乗車定員

全長(m)

3.395 3.550 3.455

全幅(m)

1.475 1.600 1.665

全高(m)

1.680 1.635 1.705 1.910

ホイールベース(m)

2.250 2.280 2.250 2.030

駆動方式

4WD
 

最小回転半径(m)

  4.8 4.9 5.4

車両重量(kg)

  990 980 1,070 1,370

乗車定員(

  4

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  K6A 4A30 M13A 4DR5

エンジン種類

  I3 DOHC Turbo I4 DOHC I4 OHC
Turbo Diesel

総排気量(cm3)

658 659 1,328 2,659
 

最高出力(ps/rpm)

64/6,500 64/4,000 88/6,000 100/3,300

最大トルク(kg・m/rpm)

10.5/3,500 9.0/4,000 12.0/4,000 22.5/2,000

トランスミッション

4AT 4MT
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

15.5 15.3 12.2 13.7

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

3リンクリジット ストラット 3リンクリジット 半楕円リーフ

3リンクリジット 5リンク 3リンクリジット 半楕円リーフ

タイヤ寸法

175/80R16 175/80R15 505/70R15 215R15-6PRLT

ブレーキ方式

前/後 ディスク/ドラム Vディスク/ドラム ディスク/ドラム ドラム/ドラム

価格

車両価格(発売時)

136.8万円 139.8万円 168.9万円 生産終了
 

備考

      1994/7モデル
(193,3万円)




今更言うまでもないジムニーは、初代が1970年に発売され、現在のモデルで3代目(1998〜)というライフサイクルの長いクルマだ。ジムニーは小型軽量なことがアドバンテージとなり、重量級のクロスカントリー車が、その重量ゆえに潜ってしまうような条件でも実に安定して走破できる。ジムニーは雪国の郵便の集配など、実用用途にも多数の実績があり、実際に除雪車しか走れないような吹雪の中を赤いジムニーの郵便車が平気で走っているのを見たことがある。
なお、ジムニーに余裕の1.3Lエンジンを搭載した普通車仕様がシエラだが、これは軽自動車版に比べると殆ど走っているのを見たことが無い。



ジムニー程にはヘビーデューティーではないが、軽のクロスカントリー車としてジムニーのライバルといえばパジェロミニがある。現行モデルは1998年に発売された2代目で、ライフサイクルの長いことではジムニーといい勝負となる。上記の一覧表で見るスペックでも、ジムニーとの差は殆ど無いし、パートタイム4WDと副変速機付きという本格的な駆動系もジムニーと変わらない。ただし、サスペンションはフロントがストラット、リアが5リンクと近代的だから、街乗りには適しているだろうが、悪路ではジムニーの4輪リーフスプリング(板ばね)のリジットアクスルという、今時信じられないような超ヘビーディーティーなサスによる走破性には適わないだろう。



さて、このような小型のクロスカントリー車の本家といえばジープだが、国内では三菱がライセンス生産していて、1998年まで生産・販売されていた。三菱ジープはオリジナルのジープ(第2次大戦モデル)に対して寸法的には大きくなっていたのだが、それでも今、スペックを見てみれば寸法的には、なんとジムニー(シエラ)とそれ程変わらないどころが、ホイールベースは220mmも短かった。そんな小さいボディーに2.7Lターボディーゼルを搭載していたから、ローギアードな駆動系と相まって驚くほどにトルクフルな走りだった。
このジープについて語りだしたら、それこそ膨大になってしまうので、今回はこれ以上触れないでおこう。
 


 
2011/3/24(Thu) 福島原発はどうなった? その2


昨日紹介したオーストリア気象庁の放射性物質飛散シミュレーションを、もう少し細かく分析してみよう。下の3つの図は何れも放射性ヨウ素131の飛散シミュレーションで、上から3月13日4時、3月15日6時、3月22日7時の飛散状況の推定だ。
 


↑3月13日は原発の近くでは相当に高濃度(赤い部分)となっているが、うまい具合に東南の風により、すべて海の上へ飛んでいったようだ。これが陸側だったら、仙台や宇都宮もヤバかったが、不幸中の幸いという奴だ。
13日はタイミング的に前日(12日)に1号機での燃料棒の露出と水蒸気爆発での建屋損壊などが起った時だった。



↑3月15日は風向きが一時的に北東から吹いたために関東地方まで飛散してしまった。上図は15日の6時だが、3号機が爆発したのが14日11時頃だから、それから18時間程経過している状況だ。爆発時に飛散した分は既にハワイ辺りまで飛んでいる。下記に3号機の爆発直後と8秒後の噴煙の広がりを比較した写真を添付しておく。



↑3号機はご存知のようにプルトニウムを混合したMOX燃料を使うプルサーマル炉だが、こんな爆発で、プルトニウムをばら撒いた、なんて事は無いのだろうか?



↑そして3月22日は、またまた風向きの関係で関東地方を直撃している。そういえば、22日は
ニュースでも東京や埼玉の放射性ヨウ素の濃度が上がったと伝えていた。

この手の汚染は、やはり風向きと大きな関係があり、直接被曝と違い距離とはあまり関係が無さそうだ。

震災関連は今後も、不定期に続ける予定。
 


 
2011/3/23(Wed) 福島原発はどうなった?


このサイトはクルマおたく向けなので、原則としてそれ以外の話題は避けてきたが、流石に福島原発はチョッとヤバイ状況が続いているようだ。そこで、個人的にウェッブで調べたきた内容から、一部を公開してみる。勿論、あくまで個人の見解だから最終的に如何考えるかは皆さんの判断しだいです。

下記の画像は3月15〜25日の福島原発による放射性物質(キセノン133)汚染のシミュレーションだ。
 


こうしてみると、距離ではなく風の流れが大きく関係していることが判る。何よりも驚いたのは3月18日には米国西海岸に到達し、21日には 東海岸まで到達していることだ。それに比べて、日本の関東地方の場合は、米国に比べて遥かに汚染が少ないことになる。
実は、米国でキセノン133が検出された当ことは、既にCNNが報じていた。
http://www.cnn.co.jp/world/30002195.html

これに対して下の画像はセシウム137(半減期30年!)の場合で、上記のキセノン133に比べれば飛散範囲は小さく、米本土には達していない。



ところで、各種サイトでも登場する、この放射能飛散のシミュレーションの出処はというと、最初はドイツのサイトと思われていたが、オリジナルはオーストリアの気象庁だった。まあ、この出来の良さからしても、どこかの国家組織クラスであることは間違いないとは思っていたが。
なお、オリジナルをチェックしたい場合には、

http://www.zamg.ac.at/

上記のサイトを開いて、中央下部にある最新情報(Neue Informationen)の枠内から、福島に関する最新の情報をクリックすれば、詳細ページにリンクされている。
また今回、紹介した画像のオリジナルは
http://www.zamg.ac.at/aktuell/index.php?seite=1&artikel=ZAMG_2011-03-21GMT10:22

さらに大サービスで、トップページの日本語翻訳版は
日本語版はこちら

ただし、翻訳版ではリンクができないので、翻訳版とオリジナルと見比べながら、リンクへのジャンプはオリジナルにてクリックすることになる。

この内容は今後、不定期に続けるつもりだ。
 


 
2011/3/22(Tue) 北米向けインフィニティG25


インフィニティの米国での価格を調べていたら、2011モデルからG(スカイライン相当)に2.5Lと思しきG25という車種があることに気が付いた。 今まで米国ではG37のみで2.5Lは国内専用(スカイライン250GT)の筈だったが、米国でも2.5Lを追加発売したようだ。

そこで、先ずは日米向けのそれぞれのスペックを比較してみる。
 
      Infiniti Nissan Infiniti Nissan Lexus
      G25 Skyline 250GT G37 Journey Skyline 370GT
Type S
IS250
 

車両型式

  N/A DBA-V36 N/A DBA-KV36 DBA-GSE20

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.773 4.780 4.773 4.780 4.585

全幅(m)

1.773 1.770 1.773 1.770 1.795

全高(m)

1.453 1.450 1.453 1.450 1.430

ホイールベース(m)

2.850 2.730

駆動方式

FR
 

最小回転半径(m)

  N/A 5.4 N/A 5.4 5.1

車両重量(kg)

  1,603 1,580 1,641 1,610 1,570

乗車定員(

  5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  N/A VQ25HR N/A VQ37VHR 4GR-FSE

エンジン種類

  V6 DOHC

総排気量(cm3)

2,495 3,696 2,499
 

最高出力(ps/rpm)

218/6,400 225/6,400 358/7,000 330/7,000 215/6,400

最大トルク(kg・m/rpm)

25.8/4,800 26.3/4,800 37.1/5,200 36.8/5,200 26.5/3,800

トランスミッション

7AT 6AT
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

7.4 7.0 4.6 4.9 7.3

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ダブルウィシュボーン

マルチリンク

タイヤ寸法

225/55R17 Fr:225/50R18
Rr:245/45R18
225/55R16

ブレーキ方式

前/後 Vディスク/Vディスク Vディスク/V゙ィスク

価格

車両価格(発売時)

$31,400 329.7万円 $35,400 409.5万円 398.0万円
 

備考

  A Package
289.8万円
    米国価格
$33,815

スペックで見れば、インフィニティG25とスカイライン250GTは基本的に同一のものだ、といえる。
価格的には、装備の違いもあるだろうから一概には言えないが、概ね日米同等といっても良さそうだ。なお、3.7Lの比較では、米国版の方が出力、トルクとも多少高い。価格的に国内向けが割高なのは、最も低価格なモデルが大径タイヤのスポーツタイプであるタイプSとなるからで、もしも370GTのベースグレードがあれば、2.5Lと同様に日米でほぼ同価格となっただろう。

ところで、米国ではG250と同一カテゴリーとなるレクサスIS250はといえば、米国ではG250よりも価格設定が高めだ。とはいえ、 それ以上に国内価格ではスカイラインよりも割高なのは、勿論レクサスの御もてなし価格が主因だ。
 


 
2011/3/21(Mon) トヨタ ランドクルーザープラド 2


前回に引き続き、プラドの紹介をする。今回はインテリア編だが、写真は最上級グレードのTZ−G(475万円)のために 。レザーインテリアやウッドパネルなどが付いている点に注意が必要だ。



室内は広く、サードシートはスペース的にも形状的にも充分に実用になる。なお、サードシートは畳むとラッゲージルームの床下に完全に収納される。



写真の展示車は随分とコキ使われたらしくサイドサポート部分がへたっていた。
それにしても、このレザーの質は決して良いモノではない。



ダッシュボードからセンタークラスターの内容は、トヨタの上級セダン的で、クロスカントリー車的な雰囲気は全く無い。



ATセレクターも最近の乗用車のように直線式のティプトロタイプで、FJクルーザーの旧式なゲート方式とは全く違う。また、FJクルーザーには4WD←→2WDや副変速機のHi←→Lo切り替えやのトランスファーレバー があるが、プラドには無いから、余計に乗用車的に見える。

  

メーターは、これまたトヨタの上級サルーンのような自光式が採用されている。
ドアインナートリムも高級サルーン的だが、ウッド(調)パネルの質感などはイマイチだ。

  

TZ-Gは車両価格が475万円もするのに、標準はなんとオーディオレスとなる。写真の純正ナビはオプションで、価格はなんと81.5万円!だから、総額は約550万円となり、ランクル200の下位グレード車(GX:435万円)とは逆転してしまう。

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大震災を発端とした福島第一原発の事故は、何とか最悪の事態には至らずに済みそうな状況のようだ。それにしても、原発に関する政府やマスコミの情報は全く信頼性がなくて、もっと信頼できる情報は無いのだろうか、と探してみたところ、 経営コンサルタント、経済評論家として著名な大前研一氏による提言の動画の内容が判りやすく信頼できそうだった。
実を言えば、大前氏はマサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程に留学し博士号を取得後、日立にて高速増殖炉の設計に従事していたという、原発のプロ中のプロだった。 大前氏に対しては、賛否両論もあるだろうが、そういう事を抜きにしても、この動画を見る価値は充分にあると思う。 ただし、各動画はそれぞれ1時間以上あるので、時間がとれるかが問題となるが 、どちらか一方のみを見るなら、将来の提言を含んだ②を薦めたい。


① 東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示
   
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ&NR=1

② 地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後
  
 http://www.youtube.com/watch?v=8GqwgVy9iN0
  


 
2011/3/20(Sun) トヨタ ランドクルーザープラド 1


今回のような自然災害が発生した場合に役に立ちそうもないクルマの代表はスポーツカーだろう。逆に頼もしいクルマといえばSUV、というりもトラックベースのクロスカントリー車ということになる。
ただし、以前のような本当にヘビーデューティーな作業用というタイプは殆ど絶滅してしまったなかで、辛うじて乗用車ベースのSUVとは一線を画しているのが、トヨタのFJクルーザーだが、これをファミリカーに使うのは結構辛いものもある。

そこで、今回紹介するのはランドクルーザープラド(以下プラド)だ。ランドクルーザーといえば、現行では200系を示すが、いくらなんでも大き過ぎる。 そこで、200の弟分ともいえるプラドを紹介する。



エクステリアは正に200系の弟分という感じだ。



リアにスペアタイヤは背負っていないが、リアドアはサイドに開く。ただし、何故かFJクルーザーとは逆方向に開く。



FJクルーザーと共通のV6 3,955cc 276ps/5,600rpm、38.8kg・m/4,400rpm
を発生する1GR−FEエンジン。



シャーシもFJクルーザーをストレッチしたもので、ブレーキキャリパーもFJクルーザーと共通のようだ。

  

次回はインテリアを紹介する。  
 


 
2011/3/19(Sat) BMW New 6 Series


BMWの高級パーソナルクーペの6シリーズの新型が発表された。
以下、新旧6シリーズを比較する。

  現行型                          新型






エクステリアは基本的にキープコンセプトで、6シリーズオーナーでもなければ、違いは判らないだろう。

  現行型                          新型




ダッシュボードやセンタークラスターはデザインが変更されているが、それとて基本コンセプトは変わらなそうだ。 なお、当然ながら新6シリーズのインテリアは新5シリーズ(F10)と基本的に共通となっている。

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福島原発事故に関する参考
大惨事となった福島第一原発の状況は、一体どのくらい危険なのだろうか?という、疑問は誰しも持っていると思う。
マスコミや政府の情報が信頼できるかといえば、まあ、ねぇ・・・・・。
そこで、個人的には信頼できると思える情報源として、中部大学・武田邦彦教授のブログのURLを参考に示しておく。このインデックスの「原発 至急情報(1)〜  」を読むと参考になると思う。
http://takedanet.com/cat5621932/

勿論、内容の評価は各自の判断にて、お願いします。
 


 
2011/3/17(Thu) BMW デザイン・ピュア・インパルス 2


Z4デザイン・ピュア・インパルスの特徴はイエローとブラックで統一されたインテリアで、以下各部を見てみよう。






座面がアルカンターラでサイドがナッパ・レザーのスポーツシートが標準となる。





ダッシュボードはレザー仕上げでステッチはイエローとなる。また、ピアノ・フィニッシュ・ブラックという光沢のあるインテリアトリムとともに、インテリアの雰囲気は独特のものがある。54.8万円のオプション価格が高いか、安いか? まあ、これは個人の感覚の問題だろう。
 


 
2011/3/16(Wed) BMW デザイン・ピュア・インパルス


Z4に新たに設定されたデザイン・ピュア・インパルスというパッケージオプションは、よりスポーティな走りを彷彿させるデザイン・パッケージで、写真のボディーカラーは”アタカマ・イエロー”という専用色 。他に従来のカラーも設定されているので全7色となる。







ブラックとイエローで統一されたインテリアはデザイン・ピュア・インパルス専用で、実に手が込んだ仕上げとなっている。



sDrive23i(523万円)にデザイン・ピュア・インパルス パッケージ(54.8万円)のオプションを追加すると価格は約578万円となる。

次回は特徴的なインテリアの詳細を紹介する。
 



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