B_Otaku のクルマ日記

 
2011年2月1〜15日
 
2011/2/15(Tue) ラクティスとヴィッツ


パッソに試乗した時にメーターがヤタラと見難いくて、最近のトヨタはどうなっているんだ、と唖然としたが、その後ラクティス乗ったら、実に見易くて今度は関心したのだった。しかし、その後に乗ったヴィッツは、それほど見易いとも思わなかったことを、ふと思い出した。そこで、両車のメーターを比べてみたら





基本的な形状が同じなのは、金型を共有してコストを下げているからだが、メーターの文字盤については、文字や盤面の質感(細かい表面の模様)を変えているようだ。
そして、この差別化がラクティスのメーターの方が結果的に見易い方向になったのだろう。人間の目の認識と言うのは、微妙な書体の違いや目盛の間隔と太さなどで、随分と変わるものだ。勿論、これは個人的な感覚だから、人によってはヴィッツの方が見易いと思うかもしれない。

ところで、最悪評価となったパッソのメーターはといえば、とに角コントラストが低く、しかも盤面に光が上手く入らずに暗くて見辛いこと甚だしい。 下の写真を見れば判るようにダッシュボードは白く飛んでいる位に充分な光が届いているのだが、なぜか奥まったメーターには光が届かない。コストダウンもあるが、設計に問題があるのではないか。



それでは、他のトヨタ車はどうかと思って調べ見たらば、走行安定性ではボロクソの評価となったウィッシュも、メーターの見易さという点ではコンパクトカーとは一線を画している。正直言って自光式というのは個人的には好きでないが、こうして見れば視認し易さという面では大いなるメリットがありそうだ。



それでは同じトヨタでも、もっと高価は車種はといえば下の2車種。
上の写真よりも縮小してあるにも関わらず実に見易い。伊達に高い訳ではないようだ。

 

それにしても、毎日見るメーターでさえも、これ程までにコストの掛け方が違うのだから、目に見えない内部の構造、特にイザ事故となった時の安全構造なんていうのは、たぶん恐ろしいほどに違うのだろう。いつも言っているように、地獄の沙汰も金次第。 残念ながら、これは真実だ。


 


 
2011/2/14(Mon) バブル時代の高性能車 3


引き続きバブル時代の国産高性能車を紹介する。

③ ニッサン フェアレディZ
今更説明の必要はないであろうフェアレディZ のバブル当時のモデルは1989年発売の4代目(Z32)で、3Lツインターボにより国産最高の280psを発生していた。 実はこの280psがその後の自主規制につながったもので、この規制は最近まで続いていたのはご存知だろう。全幅 1,800mmという寸法は米国向けで、国内の使用では大きすぎるくらいだが、それそこバブルを象徴する意味では時代に合っていたのかもしれない。
このZ32は13年に渡っての長いモデルサイクルだったが、これはニッサンに余力が無く新型の開発予算がなかったことで、一時はフェアレディZも廃止となるかとも思われたが、ゴーン社長の意向により新型開発が続行され、2008年に5代目のZ33が発売され 、現在は6代目のZ34に引き継がれている。

④ 三菱 GTO
1990年発売のGTOはディアマンテのシャーシー上にフェラーリもどきのボディを載せた、言って見ればナンチャってスーパーカーで、フロントエンジンにもかかわらずリアにミッドエンジンのようなダミーのエアインテイクを持つという徹底さは、ほとんどパロディ化していた。
エンジンはこれまたディアマンテの3Lの流用で、上級モデルはツインターボにより280ps&43.5kgmと、加速性能も本物のスーパーカー並だった。
駆動方式は4WD(米国向けは一部FFもあった)だが、伝え聞くところによると操舵性は期待できず、言ってみれば直線番町だったようだ。 ある意味、GTOこそがバブルを象徴しているかのようだ。

当時はスポーツカーのみならずサルーンも高級化が進み、カローラだって高級な内装だった時代であり、クルマとしての金の掛け方は当時が頂点だった。 ということで、バブル時代の高級サルーンというてテーマで、このネタはつづく予定。


 


 
2011/2/13(Sun) バブル時代の高性能車 2


前回紹介したバブル時代の国産高性能車について、もう少し詳細に各車を紹介してみよう。

① トヨタ スープラ
セリカの高性能モデルであるXX(ダブルエックス)の輸出名として米国ではスープラと命名されていたが、3代目のA70系(1986〜)からは国内でもスープラと呼ばれるようになった。
バリエーションは2L自然吸気135ps(1G-EU)の2.0G(225万円)から2.5ツインターボリミテッド(363万円) まで、幅広くラインナップされていた。
スープラは同じトヨタのソアラと比べると、スポーツ度という点ではより走りに振ったモデルで、上位モデルとして前回のスペック一覧で紹介した2.5GTは 、他車の3Lに対して2.5Lツインターボで280psを発生していた。とはいっても、スカイラインGT−Rの2.6L(RB26)が 、さらにハイチューンを施してレースに出場する目的の設計により余裕で280psを発生していたのに対して、マークⅡ系のエンジン(1JZ) のスープラは、これが目いっぱいという点が異なるのは、如何にもトヨタと日産らしい。
まあ、クルマをあまりよく知らないユーザーならば、スペック上は似たようなGT−R(445万円)よりも買い得(363万円) に思っただろう。

② トヨタ ソアラ
ソアラは高級スポーツクーペとして1981年に初代Z10系が発売され、バブル期には1986年発売の2代目Z20系が販売されていた。上位モデルの3.0GTはクラウン系の7Mエンジンのために、3Lターボとはいえ240psであり、スープラの280psに対してパワーよりもトルク重視だった。
なお、ソアラのバリエーションは1988年モデルの場合、2L自然吸気105ps(1G-EU)の2.0VX(265万円)から3.0GTリミテッドエアサス仕様の490万円までと スープラ以上に幅が広かった。
ソアラはその後1991年に3代目(Z30系)が発売され、2001年には4代目(Z40系)となった。しかし、このモデルは2005年にレクサスブランドの日本国内展開にあわせて、レクサスSCとなって、現在に至っている。
 


 
2011/2/12(Sat) バブル時代の高性能車


1980年代の後半から1990年代の初頭までの日本の経済は、過度の投機による資産価値の高騰から消費が極端に刺激され景気が過熱した、 いわゆるバブル時代だったことはご承知のとおりだ。そんな時代だから、クルマだって高性能で高級で高価格なものが好まれたのは当然の成り行きで、取り分け高性能なスポーツ車の人気も絶大で、当時の国産車も各メーカーが競争で高性能 で高級なスポーツカーを販売していた。

そこで、これらのクルマのスペックを比較してみると
   
      TOYOTA TOYOTA NISSAN MITSUBISHI
      Supra 2.5GT
Twin turbo
Limited
Soarer 3.0GT
Limited
Fairlady Z
300ZX Twinturbo
GTO
3.0 Twin turbo
 

販売期間

  1986-1993 1986-1991 1989-2001 1990-
 

車両型式

  E-JZA70 E-MZ20 E-CZ32 E-Z16A

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.620 4.675 4.310 4.555

全幅(m)

1.745 1.725 1.790 1.840

全高(m)

1.300 1.335 1.245 1.285

ホイールベース(m)

2.595 2.670 2.450 2.470

駆動方式

FR 4WDD
 

最小回転半径(m)

  5.7 5.5 5.4 5.7

車両重量(kg)

  1,550 1,530 1,520 1,700

乗車定員(

  5 2 4

6G

エンジン型式

  1JZ-GTE 7M-GTEU VG30DET 6G72

エンジン種類

   I6 DOHC
Turbo
 V6 DOHC
Turbo

総排気量(cm3)

2,491 2,954 2,960 3,972
 

最高出力(ps/rpm)

280/6,200 240/5,600 280/6,400 280/6,000

最大トルク(kg・m/rpm)

37.0/4,800 36.0/4,400 39.6/3,600 42.5/2,500

トランスミッション

4AT 4AT 5MT
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

5.5 5.5 5.4 6.1

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ダブルウィシュボーン ストラット

ダブルウィシュボーン ダブルウィシュボーン

タイヤ寸法

225/50R16 215/60R15 225/50R16 225/55R16

ブレーキ方式

前/後 Vディスク/Vディスク

価格

車両価格(発売時)

362.7万円 442.4万円 395.0万円 398.5万円
 

備考

1990モデル
5MT:
353.4万円
1988モデル 1989モデル
5MT:395万円
1990モデル
 

上記に共通しているのは、ソアラを除いて最高出力が揃って280psであり、これは最も高出力なフェアレディZが280psだったことから、これを上限として各社が自主規制をしたためで、ご存知のように最近までこれが続いていた。
なお、同時期に日産からはスカイラインGT−R(R32)が発売されているが、このクルマはサーキットレースのベース車両という上記4車種とは毛色が違うクルマであるために、今回は対象から外すことにした。

価格は概ね400万円級で、今から20年前の物価を考えれば、随分高価な買い物だったと思うが、それが如何にもバブルらしい。上記4車種については次回、もう少し細かく説明してみよう。
 


 
2011/2/11(Fri) Nissan Esflow Concept


EV時代になったらば、クルマに走る楽しみを求める事は出来なくなるのではないか。という、不安を多くのクルマ好きが抱いているだろう。そんな心配を否定するかのごとく、Nissan ESFLOWコンセプトが発表された。下のサムネイルをクリックして見れば判るように、誰が見てもスポーツカーのスタイルをしている。しかも、純然たる電気自動車。

駆動は後軸に2つのモーターを置く、ミッドシップレイアウトで、モーター制御は左右独立している。このトルク制御は車両安定性と動力性能を両立し、100km/hまで5秒以内で達する性能を持っている。バッテリーパックは前後軸の中間に配置され、ドライバーの下に配置することで質量を回転中心に集中させるそうで、旋回性能を最優先にしているようだ。

ニッサンらしいといえばニッサンらしい発想だが、これでEV時代でも運転する楽しさを奪われる心配も減ったと一安心 ・・・・・で、良いのかな??

 

 


 
2011/2/9(Wed) 中国製 panda 輸入禁止


中国長城汽車製のペリーというクルマが、フィアット製のパンダにソックリで意匠権を侵害しているというフィアットの訴えに対して、伊トリノの裁判所が (イタリアへの)輸入禁止の命令を下したということだ。そして今後、もしペリーがイタリアに輸入された場合は、1台につき1万5000ユーロ(約255万円)の罰金が科される という。

ところで、長城汽車のペリーっていうクルマは、それ程にフィアット パンダに似ているのか?
ということで、両車の写真を探してみるた。

 

う〜ん、まあ、似ているといえば似ているが。
寧ろ↓こちらの方が似ているような気もするが。

 
 


 
2011/2/8(Tue) カタール モーターショー 2


前回に続き中東のカタールモーターショーでワールドプレミアされたスーパーカーの紹介をしてみよう。スパーカーの王者といえばフェラーリが思浮かぶが、華やかさやバカバカしさというスーパーカーの非現実的な面では、ランボルギーニの右に出るものは無い。ようするに、フェラーリではマダマダ実用的過ぎる!から、面白くない、というユーザーもいるのだろう。

今回発表されたのは Lamborghini Gallardo LP560-4 Bicolore で、Bicoloreというのは2トーンカラーのこと。名前のとおりにガヤルドをベースに専用のカラーを施したもの。
性能は0〜100km/hが3.7秒、最高速度は325km/hという。


 


 
2011/2/7(Mon) ポルシェの新価格


ポルシェジャパンは2月1日より一部の車種で価格改定を行った。その内容は
  ポルシェの価格改定 2011より 単位万円    

 

  7AT     6MT  

車名

新価格 旧価格 価格差 新価格 旧価格 価格差

ボクスター

610 672 -62 563 625 -62

ボクスターS

742 819 -77 695 772 -77

ケイマン

646 721 -75 599 674 -75

ケイマンS

796 889 -93 749 842 -93

パナメーラー

1,004 1,096 -92 929 1021 -92

パナメーラ4

1,026 1,167 -141      


ただし、987系の場合はフルオートエアコンがマニュアルになるために11.4万円分は考慮する必要があるが、それでもケイマンSは80万円以上の値下げとなる。因みに、今現在船に乗って欧州からドンブラコと 日本に輸送中のクルマは、既にフルオートエアコンが装着されているので、その分高くなるようだ。
また、パナメーラの場合は電動テールゲートやその他便利機能、前席シートヒーターなど約60万円分の装備が標準からオプションとなるからパナメーラ4の実質値下げ分は約80万円となるが、それでも浮いた分 は畑で使う軽トラ(4WD)を買う資金に使えることになる。

値下げの理由は円高が続いたことによる為替差益分の還元とのことだ。予算の無いマニア向けのボクスター/ケイマンは少しでも買い 易いように出来るだけ価格を下げ、金持ち向けの911は値下げはしない。それどころか徐々に値上げしていく。これそそマニアを大切にするポルシェのポリシーだろう。考えてみれば、911と前半分は全く共通で、エンジンだって排気量と多少のバルブ関係の違いはあったとしても、基本的には同じ水平対向 6気筒エンジンを載せて、しかも常識で考えれば911のリアエンジンよりも性能的に勝るはずのミッドシップにエンジンを搭載するというボクスター/ケイマンがカレラ系の半値で売 られているというのが、そもそもマニア向けは適正価格で、金持ち向けはボッタクルという方針なのだから。そして、その方針を知っていても、あえて911を買いたいというマニアもいるのは、911にはそれなりの魅力があるからで、こんな商売が許されるのはポルシェだけだろう。

ところで、こうなるとライバル他社はどうするのだろうか?
例えば、今回749万円となったケイマンSは米国で$58,000で、BMW M3クーペは
$58,900。しかし、M3クーペの日本国内価格は何と1,018万円!!

はっ、はっ、はっ。こんなことは、今の世の中、ネットで知らべれば直ぐに判ること。
BMWJさん、恨むならポルシェを恨んでくださいねっ!

 


 
2011/2/6(Sun) カタール モーターショー 1


中東のカタールの首都ドーハで開催されるカタールモーターショーが3月26日より開幕した。このショーの特徴は、中東というオイルマネーが飛び交う特殊な地域だけあって、いわゆるスーパーカーの展示が多いことだ。

そこで、先ずは第一回として紹介するのが、ちょっと毛色の変わった車として、VW Race Touareg 3 Qatar Concept を選んでみた。このクルマはダカールラリーで連勝しているRace Touareg 3のストリートバージョンで、全幅2mを超える巨大なボディなど公道走行のために多少のモディファイはされたが、その雰囲気は基本的にレースバージョンと変わらない。

動力性能は310psエンジンにより0−100km/hを6秒で走りきる。
ホイールはオリジナルの16インチからゴールドのBBS18インチに変更されている。
シートはレカロのレーシングバケットシートが装着されている。
インテリアトリムにはマットカーボンが多用され、シートのサイドサポートとドアトリムはブラックとピュアーグレーのヌバックレザー、そしてシート座面はタイタンブラックのナッパレザーがツートーンのステッチでアクセントを添えている。

この公道バージョンの価格や発売時期などの詳細は未発表のようだが、カタールでデビューしたという事は中東の富豪をターゲットとするのだろう。


 


 
2011/2/5(Sat) Bセクメントのプレミアムカー


新発売のアウディA1はAセグメントのプレミアムカーという新たな分野への進出だが、よ〜く考えれ見ればBMWミニも一般の実用車とは一線を画していたし、アルファロメオのミトなどはA1のコンセプトに近いものだった。そこで、これら3車と、同じBセグとはいえ実用車ベースの高性能モデルであるVWポロ GTIを加えた諸元を比較してみた。
ミニの場合はターボエンジン搭載の高性能版であるクーパーSがあるが、今回の価格帯では自然吸気のクーパー とする。
 
    ① Audi ② BMW Alfa Romeo ④ Volkswagen
      A1 MINI COUPER MiTO Sprint Polo GTI
  車両型式   BDA-8XCAX CBA-SU16 ABA-95514P ABA-6RCAV
寸法重量乗車定員
全長(m) 3.970 3.740 4.070 3.995
全幅(m) 1.740 1.685 1.720 1.685
全高(m) 1.440 1.430 1.465 1.460
ホイールベース(m) 2.465 2.465 2.510 2.470
駆動方式 FF
  最小回転半径(m)   5.0 5.1 N/A 4.9
車両重量(kg)   1,190 1,170 1,260 1,210
乗車定員(   4 5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   CAX N/A 955A7 CAV
エンジン種類   I4 DOHC Turbo I4 DOHC I4 SOHC Turbo I4 DOHC
Turbo
+S.C.
総排気量(cm3) 1,389 1,598 1,368 1,389
  最高出力(ps/rpm) 122/5,000 122/6,000 135/5,000 179/6,200
最大トルク(kg・m/rpm) 20.4/4,000 16.3/4,250 19.4/4,500 25.5/4,500
トランスミッション 7DCT 6AT 7DCT
  燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行)
19.4 16.4 N/A 16.5
  パワーウェイトレシオ(kg/ps) 9.8 9.6 9.3 6.8
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ストラット
トーションビーム マルチリンク トーションビーム
タイヤ寸法   205/55R15 175/655R15 195/55R16 215/40R17
  ブレーキ 前/後 Vディスク/ディスク
価格
車両価格 289.0万円 274.0万円 288.0万円 294.0万円
備考  

COUPER S(AT)
:330万円

   

こうしてみると、プレミアム3車はパワーウェイトレシオではほぼ同一の値であり、その数字から見る限りは決して高性能でないから、これらは寧ろ小さいが高級という雰囲気を楽しむものと思った方が良い。そしてポロGTIだが、これは他の3車とは違い高性能車の部類に入るから、全く別の楽しみ方が出来るが、高級感や趣味性では他の3車に敵わない。

ダウンサイジング流行の最近の世の中を反映して、プライベートカーならば2ドアのBセグメント車で充分というユーザーも多いだろう。こんな時に残念なのは、国産では小型(Bセグクラス)で安物感の無い車種が見当たらない事だ。
 


 
2011/2/3(Thu) 高級SUV


世の中の流行はエコやダウンサイジングということで、クルマも欧州の小排気量ターボや日本のハイブリッドなどが主流となっているこの時代に、大排気量で大型のSUVといえば如何にも時代遅れのようだが、これはこれで結構人気がある。
そのなかでも、1,500万円クラス、場合によっては2,000万円に迫るような高級SUVといえば何があるかと調べてみれば、以下の4車種が思い当たった。
 
    ① Mercedes
Benz
② Porsche ③ Land Rover BMW
      AMG G555 Cayenne
Turbo
Range Rover
Supercharged
X5 M
  車両型式   ABA-463270 ABA-92AN48A ABA-LM5S ABA-GY44
寸法重量乗車定員
全長(m) 4.530 4.845 4.970 4.850
全幅(m) 1.860 1.940 1.955 1.995
全高(m) 1.950 1.700 1.880 1.765
ホイールベース(m) 2.850 2.895 2.880 2.935
駆動方式 4WD
  最小回転半径(m)   6.2 5.6 5.7 6.0
車両重量(kg)   2,500 2,230 2,630 2,370
乗車定員(   5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   2GR-FSE N/A 508PS S63B44A
エンジン種類   V8 DOHC S.C. V8 DOHC Turbo V8 DOHC S.C. V8 DOHC Turbo
総排気量(cm3) 5,438 4,806 4,999 4,394
  最高出力(ps/rpm) 507/6,1000 500/6,000 510/6,500 555/6,000
最大トルク(kg・m/rpm) 71.4/4,000 71.4/2,250-
4,500
63.8/5,550 69.3/5,650
トランスミッション 5AT 8AT 6AT
  燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行)
N/A 5.5 N/A
  パワーウェイトレシオ(kg/ps) 4.9 4.5 5.2 4.3
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 コイルリジット ダブルウィシュボーン ストラット ダブルウィシュボーン
コイルリジット マルチリンク ダブルウィシュボーン インテグラルアーム
タイヤ寸法 前/後 275/55R19 265/505R19 255/50R20 Fr:275/40R20
Rr:315/35R20
価格
車両価格 1,780.0万円 1,538.0万円 1,554.0万円 1,440.0万円
備考  

0-100km/h 4.7sec

   

揃いも揃って、2.5トン級のボディ、500ps超のパワーに70kg・m級のトルクという、エコの欠片もないクルマ達だから、もう勝手にやってくれ、と言いたくなってしまう。

とはいうものの
実は先日、ポルシェ カイエンターボという禁断の果実に試乗してしまった。そして、その巨体がスーパーカー並の加速をするという、もうバカバカしさの極限のような世界に浸ってみると、恐ろしい事に中毒症状が出てきそうで、正にヤバイ世界だった。この詳細は これからまとめて試乗記とする予定だ。
 


 
2011/2/2(Wed)) ヒュンダイのターボエンジン


1月23日の日記で韓国にターボ技術は無いのではないか、と記したが、実際にはヒュンダイにターボエンジンを搭載したモデルがある。そこで、ヒュンダイのターボエンジンについて調べてみた。

その前にベースとなるエンジンについては、ヒュンダイの1.8ℓ〜2.4ℓシータエンジンは三菱、クライスラー、ヒュンダイの3社で共通化された「ワールドエンジン」で、基本スペックは三菱ギャランフォルティスやランサーエボリューションに塔載されている4B11と共通のものだった。 ただし、共通なのはエンジンブロックくらいで、三菱製の場合はポート形状、吸排気系の取り回し、エンジン制御やセンサーなど全て三菱オリジナルでヒュンダイ製とは異なるために、事実上は別のエンジンといえる 、というのが三菱の見解だ。 要するに「ヒュンダイのエンジンなんかと一緒にするな。基本設計は同じでも中味は違うんだぞ!」ということのようだ。また、3社の共同開発とは言うものの、実際には三菱の設計にクライスラーが協力し、ヒュンダイは・・・さて?

ワールドエンジンには1.8ℓ、2.0ℓ、2.4ℓの3種類があり、三菱の場合はそれぞれ4B10、4B11、4B12として生産されている。ヒュンダイの 最新型エンジンとしてソナタを始めヒュンダイとキアの多くの車種に塔載されているシータⅡエンジンは、シータの改良型だから、要するに三菱による基本設計のものを改良して独自開発の新型といっているのだった。なお3社のエンジン加工用の設備は三菱重工が納入したものだ。

ここで、ヒュンダイ シータのターボエンジンと三菱4B11エンジンのターボ同士を比較してみると
 
  ①HYUNDAI
Genesis coupe
HYUNDAI
Sonata
③MITSUBISHI
Galant
Fortis
④MITSUBISHI
Lancer
Evolution
エンジン型式 シータ シータⅡ 4B11 4B11
エンジン種類 I4 DOHC Turbo
総排気量(cm3) 1,998
最高出力(ps/rpm) 210/6,000 274/6,000 240/6,000 300/6,500
最大トルク(kg・m/rpm) 30.8/2,000 37.1/1,750-
4,500
35.0/3,000 43.0/3,500
駆動方式 FR FF 4WD 4WD
トランスミッション 6MT/5AT 6AT 6AT 6DCT/5MT
備考  

直噴GDi

   

こうしてみるとソナタの過給圧は結構高そうだが、耐久性に問題はないのだろうか?ソナタ2.0Tの米国価格は$22,825〜25,266と 同じソナタの2.4の$18,440〜23,698より高価な設定となっているのは、ターボは上級スポーツタイプという事のようだ。因みに、ランエボの米国価格は$33,995〜37,195で、車両セグメントでは一クラス大きいソナタのターボよりも$12,000も高価だ。

結論を言えば、ヒュンダイの4気筒系は三菱の4B1※系が基本となっているということで、ヒュンダイ独自に開発したエンジンというのは真っ赤な嘘。結局は三菱の技術に頼っているわけだ。それで、三菱グループはといえば、利益率の良い重要部品や、生産設備を売りつけて儲けているということか。 だから、ヒュンダイ車が売れれば売れる程、またまた韓国の対日赤字が増えるという繰り返しだ。

なお、自然吸気のヒュンダイ シータエンジンについても、機会があれば詳細を調べてみようと思っている。
 


 
2011/2/1(Tue) SUBARU TREZIA


TREZIA?スバルにそんなクルマあったっけ?
といっている、アナタ。下の写真をご覧下さい。





実はトヨタ ラクティスのOEM版スバルブランド。
上の写真を見ると、ラジエターグリルとライトやエアインテイク等フロントエンドが異なるようだ。



室内はと言えば、全く同じ。



シート表皮も、たぶん同じだろう。

それにしても、ラクティスに六連星を付けるなんて、スバリスト達は嘆いているだろうなぁ。
 



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