B_Otaku のクルマ日記

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2009年2月

2009/2/27(Fri) カローラって使い物になるの? 第2回


まずはドアを開けて車内を見渡せば、そこはトヨタお得意の内装が見える。世間ではBMW3シリーズの内装なんてカローラより安っぽいくらいだとか、ポルシェの内装はカローラ以下とか言われているが、これは元来BMWやポルシェのオーナーが価格が高い割には内装がイマイチ地味なことから、どちらかといえば喩え話として言っているのを、BMWの内装なんてマジに見たことが無いユーザー達が本気にしてしまった事が原因と思っている。だからカローラの内装が素晴らしいというのは100万円代のクルマとしてはという注釈付きで、例え116iでもBMWの内装を良く見ればカローラよりも内装材も作りも上なのは間違いない。
とまあ、行き成りカローラをバカにしひゃがって と怒る読者もいるかもしれないが、一般的な国産社と比べれば十分に出来が良いから安心して欲しい。



次にシートに座って見ると、これは流石にカローラだけあって座面は頼りなく柔らかいし、その柔らかさもBMWの上級車(5シリーズ以上)のように柔ら中の中にもピシッと芯のようなものがあるのと違い、ただ柔らかいだけだから体は当然ながら沈み込む。しかも座面が小さくて角度も良くないから体系によっては太股が完全に浮いてしまい、運転中には常に膝の付近が宙に浮いている状態だから、長距離のドライブなんてトンでもない。しかし、それでも何とかならないかと考えて、座面の上下機構を使ってみた。これは欧州車や国産高級車でお馴染みの座面全体が上下する方式ではなく、先端のみが上下するので、一番上にした場合は前が相当に持ち上がった状態になる。そして自分の場合は、この状態でシートを適度に後退させれば股を何とか支える事が判った。 ところが、この状態ではペダルが未だ近すぎる事から更に少しシートを後退させて、次にステアリングの調整を行う。固定レバーを解除して高さを調整し、次に遠すぎるので手前に引っ張って見ると・・・・・あれっ、ビクともしない。残念ながら前後には調整できないようだ。しかし、これではステアリングが遠すぎて12時位置なんて掴む事が出来ない、ヤンキー運転になってしまう。止む無くバックレストを立ててみるがそれでも未だ遠い。そこで、多少膝の近くが浮くのを承知でシートを前進させてみるが、ドンピシャ位置は無い。止む無く何とか我慢できる位置を見つけて妥協する事になったが、最初に比べれば可也まともなポジションが取れるようになった。要するに、こんなクルマでも必死で調整すれば60点でギリギリ合格、程度の運転姿勢 には調整できる事が判明した。

--つづく--
 



2009/2/24(Wed) カローラって使い物になるの? 第1回


今から7年程前に先代カローラ(NZE121)フィールダーGというクルマに試乗したが、その時の結果は惨憺たる物だった。座った瞬間にグニャッと体が沈むくせに背中と尻は一点でしか支持しないシートは愛嬌としても、停車中でも15°程回転するステアリングは走り出せば当然ながら少し位切ってもクルマの向きは変わらないし、そのくせ路面に轍などがあれば平気で車幅半分程も横っ飛びをするという最悪の安定性と操舵性。ブレーキも剛性感が無くスポンジーで効きも悪い。そして、走っていても常にクルマ全体が捩れまくるような剛性感のハンパじゃない低さと、これはもう危険の一歩手前としか言いようがなかった。 この経験から先代カローラ(E120系)に対するイメージは全く救いようのない駄目クルマと記憶に焼きついていた。
 ところで、昨年春にひょんな事から、このE120系の先代カローラセダンが我が家に1ヶ月ほど居候する事とないなった。先代カローラ?もう聞いただけで乗る気がしなかったし、まあ1ヶ月間放ったらかしておくか、と思って取り合えず話の種に乗ってみたら、なんと数年前に試乗したフィールダーとは全く異なる乗り味に進化していた。後で聞いてみたら、E120はそれ以前のE110に比べて殆どのパーツを一新するほどのモデルチェンジを行ったために、初期のモデルは確かに未完成だったそうだ。2000年の発売という事は1997年頃には開発を開始しているだろう。そしてその当時の社長は現在経団連会長のあのお方で、当時クルマなんて5年持てば十分だと社内に発破を掛けていたそうだから、初期のE120がグニャグニャ、ヨレヨレだったのは単に大幅な変更だけが原因かどうかは疑わしい。

そのカローラはE120としては後期のモデルでグレードは1.5Xで発売当時の価格は144.9万円。2005年11月登録車、ということは現行モデルであるE140(このモデルからセダンはカローラアクシオと呼ばれる)がデビューする1年前のモデルだから、FMCから5年が経過している後期モデルということになる。



という訳で、今回から数回に渡ってカローラについての長期試乗記を連載する。なぜ、日記で行うかといえば、既に旧モデルとなった先代だから従来の試乗記で扱うのも本筋ではないということで、この企画が上手くいけば別のコーナーを設けることも考えようと思っている。

--つづく--
 



2009/2/21(Sat) 偽ロレックスはあるが偽BMWは無い?


世の中の殆どのブランド品には偽物が横行している。ロレックス、カルチェ、ヴィトン、プラダ等・等。ところが、クルマの偽物というのは聞いたことが無い。勿論、2台の事故車を繋げて作る通称ニコイチなんていうのもあるが、それとて本物には違いない。

なぜ突然偽ロレックスの話をしたかといえば、実は古くからこのHPの読者だった”さる人”が今回単行本を出版することになった。この方は普通のサラリーマンで自分の原稿を持って出版社を何軒も回り、もう諦めかけたところで熱心な編集者に出会い、見事に出版と相成った。それも正真正銘の大手出版社から。 この本の題名が“偽ロレックスを買う人は、どうして一生貧乏なのか?”だそうだ。

既にアマゾンでも予約を始めているので興味のあるかたは是非とも下のリンクから御予約をお願います。
偽ロレックスを買う人は、どうして一生貧乏なのか?


そして、 普通のサラリーマンが大手出版社から単行本の出版に至るまでの苦労の過程を自身のグログで公開していくとのことなので、自分もひとつ本でも書いてみようかと興味津々の方はこちらをどうぞ↓
黒野修資の偽ロレックスブログ
 



2009/2/19(Thu) 4ドア FR MT


表題の3つのキーワードを満足するクルマといったら?
FRといえばトヨタならばマークX以上のセダンだがMTの設定は無い。大穴としてはタクシー用のクラウンコンフォートにMTがあるが、これはLPGなので一般の家庭用には全く適さないし、クルマ自体もマニアにはちょっと。 実はこのコンフォートベースのコンプリートカーであるコンフォートGT-Zスーパーチャージャーというモデルが60台ほど限定販売されたようだが、今回は詳細には触れない事にする。
ニッサンもスカイラインクーペにはMTの設定があるがセダンには無いし、フーガとシーマにも当然ながらMTの設定は無い。ランエボⅩやインプStiなどのハイパフォーマンスターボ車は何れも4WDだし、マツダロードスターは2ドアだからNG。辛うじてRX−8が4ドアと解釈すれば条件を満足するが、 いわゆる4ドアとはチョッと違う。それでも貴重な一台ではある。
そうなると、何と国産車は事実上の全滅状態!
そこで輸入車を探してみれば、日本向けのメルセデスは全てATだし、アウディはそもそもFFベースだからFR車が無い。となると、頼りはBMWで、130iと320iにMTが設定されている。さらにはM3のセダンも当然ながらMTがあるから、これらは貴重だ。ところが、クルマ好きにとって頭が痛いのは価格が高いことだ。 一番安価な320iでも車両価格は400万円超えで、130iに至っては500万円級だから、いくらクルマが好きとはいってもこれらを買うのは相当な決断が必要となる。



ところで、上で挙げた国産FR車の中で、メーカーがその気になれば即座にMTが販売出来そうなのはスカイラインで、なにしろ兄弟車のクーペにはMTの設定があるし、北米向けのインフィニティG370セダンにもMT (クレード名はスポーツ6MT)があるから、これはメーカーがその気になれば実現は簡単だろう。その時に、出来れば2.5ℓモデルにもMTを設定してもらえば、 200万円代後半の車両価格となるから、かなり現実的となる。

それに2.5MTならば警ら用パトカーとしても使えそうだ。ただし、交通用のパトカー(覆面含む)の場合は3ℓだから、3.7では価格的に合わないだろう。そんな時は旧型の3ℓエンジンでも載せてやれば良いか。おっと、話が変な方向に行ってしまったが、この分野は今やクラウン(しかもAT)の独壇場となってしまっただけに、ニッサンの奮起を期待したいものだ。
 



2009/2/16(Mon) ホンダ インサイト


今年前半の話題の中心は間違いなく、ホンダのハイブリッドカーであるインサイトだろう。実際にプリウスのライバルになりそうなハイブリッドカーは世界中でもこのインサイトのみだから、そういう意味でも興味は尽きない。
ただし、プリウスとガチンコ勝負ではなく、少し振ったところが商売の上手さだろうか。


 



2009/2/14(Sat) HONDA S600は今なら軽自動車?


ホンダS600の仕様を見ていたら、もしかて現代ならば軽自動車の枠に入るのではないか?という疑問が湧いてきた。そこで調べてみたのが下の表だ。
 
    ホンダ ホンダ スズキ ダイハツ
      S600 クーペ ビート カプチーノ コペン
  車両型式   AS285C PP1 EA11R L880K
  発売日   1965年2月 1991年5月 1991年10月 2002年6月
寸法重量乗車定員
全長(m) 3.300 3.295 3.295 3.395
全幅(m) 1.400 1,395 1.395 1.475
全高(m) 1.195 1,175 1.185 1.245
ホイールベース(m) 2.000 2.280 2.060 2.230
駆動方式 RWD RWD(MID ENG.) RWD FWD
車両重量(kg)   734 760 700 830
乗車定員(   2 2 2 2
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   AS285E E07A F6A JB-DET
エンジン種類   I4 DOHC I3 SOHC I3 DOHC TURBO I4 DOHC TURBO
総排気量(cm3) 606 656 657 659
最高出力(HP/rpm) 57/8,500 64/8,100 64/6,500 64/6,000
最大トルク(kg・m/rpm) 5.2/5,500 6.1/7,000 8.7/4,000 11.2/3,200
トランスミッション   4MT 5MT 5MT 5MT
 

パワーウェイトレシオ

(kg/ps) 12.9 11.9 10.9 13.0
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ウィッシュボーン ストラット ダブルウィッシュボーン ストラット
トレーリングアーム ストラット ダブルウィッシュボーン トーションビーム
タイヤ寸法 前/後 5.20-13 Fr:155/65R13
Rr:165/60R14
165/65R14 165/50R15
ブレーキ方式 前/後 ドラム/ドラム ディスク/ディスク Vディスク/ディスク Vディスク/ドラム
価格
車両価格(発売時) 54.5万円 138.8万円 145.8万円 149.8万円
備考       消費税込み

確かに、寸法と排気量からして現在の軽規格であるコペンよりも小さいから、今なら軽自動車として認証を得られそうだ。 それどころか、ビートやカプチーノという旧規格でさえ、長さと幅を5mmほど詰めれば何とかなりそうな寸法だった。
それにしても、ビートとカプチーノよりも26年前のクルマが、殆ど同じ規格で、しかも性能的にも殆ど変わらないのは、S600が偉大だったのか?ビートのように同じホンダが頑張っても自然吸気の600cc前後では26年前と大きく変わらないのだから、 この手の技術は既に完成され尽くしているのだろう。それにカプチーノとコペンはターボによる過給でパワー(トルク)を稼いでいるが、ホンダは自然吸気でパワーを搾り出している ところが凄い。
ところで、こうして比べて見ると、FWD(FF)でリアサスはトーションビームという軽の実用車そのもののコペンは、本格的な軽スポーツではないのが一目瞭然だ。これに対して軽スポーツでは誰もがダントツの動力性能と認めているカプチーノは、なるほどパワーウェイトレシオからしても、その性能に頷ける。

現代の軽自動車は衝突安全性も厳しくなり、四十数年前のS600では安全基準をクリアできないのは当然としても、そこは最新技術で頑張ってS600を現代に復刻(勿論新車で)、しかも軽自動車の認証を受けて150万円前後で発売・・・・・・なんて、無理だろうなぁ。




 



2009/2/11(Wed) 1600DOHC 今昔


日本が戦後の混乱からようやく抜け出し経済も成長し始めて、庶民でも頑張れば自家用車を持てる希望が出てきた1760年代末には、続々と登場する国産新型車の中に、一際マニアの注目を集めるクルマたちが各社から発売されていた。これらは判で押したように排気量1600ccで 2本のカムシャフトを持つDOHCエンジンを搭載した高性能クーペ達だった。
ところが、今では1600ccといえば決して速いクルマではなく、例えばBMW116iなどは遅い代表のように陰口を叩かれたりしている。
この40年で一体なにが変わってしまったのだろう。そこで、新旧1.6ℓ車の仕様を比較してみよう。
 
    トヨタ いすゞ 三菱 BMW
      1600GT4 117クーペ ギャランGTO MR 116i
  車両型式   RT55 PA90 A53C-GR UF16
  発売日   1967年8月 1968年10月 1970年10月 2004年4月
寸法重量乗車定員
全長(m) 4.125 4.280 4.125 4.227
全幅(m) 1.565 1,600 1.580 1.751
全高(m) 1.375 1,320 1.310 1.430
ホイールベース(m) 2.420 2.500 2.420 2.660
駆動方式 RWD RWD RWD RWD
車両重量(kg)   1,030 1,050 980 1,280
乗車定員(   5 5 5 5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   9R G161W 4G32 N45B16
エンジン種類   I4 DOHC I4 DOHC I4 DOHC 1,596
総排気量(cm3) 1,587 1.584 1,597 2,496
最高出力(HP/rpm) 110/6,200 120/6,400 125/6,800 115/6,000
最大トルク(kg・m/rpm) 14.0/5,000 14.5/5,000 14.5/5,000 15.3/4,300
トランスミッション   4MT 4MT 5MT 6AT
 

パワーウェイトレシオ

(kg/ps) 9.36 8.75 7.84 11.13
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ダブルウィッシュボーン ダブルウィッシュボーン ストラット ストラット
リーフリジット リーフリジット リーフリジット 5リンク
タイヤ寸法 前/後 6.45H-14 6.45H-14 165SR13 195/55R16
ブレーキ方式 前/後 ディスク/ドラム ディスク/ドラム ディスク/ドラム Vディスク/ディスク
価格
車両価格(発売時) 96.0万円 172.0万円 112.5万円 288.8万円
備考       消費税込み

こうして見ると、当時とはパワーの計測方法が違うとはいえ、現代の116iと殆ど同等の エンジン性能を発揮していたのには恐れ入ってしまう。しかも、軽量コンパクトなボディはパワーウェイトレシオでは圧倒的に優位に立っている。そう、当時の1.6ℓ車が高性能だった第一の原因はボディが軽量 なことだった。
こうして見ると、技術の進歩って何なのだろう・・・・・と、考えてしまう。


 



2009/2/7(Sat) RX vs ハリアー


前回の日記で紹介したレスサスRXだが、今回は旧モデルのハリアーも4気筒モデルのみは併売されている。そこでRXとハリアーを比べてみる。
 
    LEXUS TOYOTA TOYOTA
      RX ハリアー350G ハリアー240G
車両型式 GGL10W GSU30W ACU30W
寸法重量乗車定員
全長(m) 4.770 4.735
全幅(m) 1.885 1.845
全高(m)   1.690 1.680
ホイールベース(m) 2.740 2.715
駆動方式 FF FF
車両重量(kg)   1,870 1,670 1,600
乗車定員(   5 5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   2GR-FE 2AZ-FE
エンジン種類   V6 DOHC I4 DOHC
総排気量(cm3) 3,456 2,362
最高出力(HP/rpm) 280/6,200 160/5,600
最大トルク(kg・m/rpm) 35.5/4,700 22.5/4,000
トランスミッション   6AT 5AT 4AT
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ストラット
ダブルウィッシュボーン ストラット
タイヤ寸法 前/後 235/60R18 225/65R17
ブレーキ方式 前/後 Vディスク/ディスク Vディスク/Vディスク
価格
車両価格 460.0万円 319.2万円 266.7万円
備考   販売終了  

RXとハリアーの外形寸法でRXが僅かに大きくなっているが、それ程劇的ではない。といってもホイールベースも違うから、ハリアーのプラットフォームをそのまんま使って上物を変えたわけでは無さそうだ。ただしエンジンについては全く同じで、RXの最高出力280psという数値は何やら懐かしい響きがある。ただし、ミッションは5ATから6ATに変更されている。
まあ、確かに多少は違うようだが、価格を比べれば140万円も違うし、いくらパワーが違うといっても併売されているハリー240Gとの価格差は何と190万円以上!この不景気に190万円を平気で払うユーザーがどのくらい存在するのかは興味がある。

なに言ってんだ!レスサスRXとハリアーの差を判らないのは、違いの判らない低レベルユーザーだ、ですか?なるほど、それも一つの意見でしょう。そういう方は迷わずRXを購入されることをお勧めする。
でも、ねえ。↓これ、どこが違うの?


 



2009/2/3(Tue) Lマークをつけたハリアー


下の写真はレクサスマークを付けたハリアー?
また、そんな写真を引っ張り出してハリアーをバカにするのか!なんて、息巻いている君。
よ〜く、見なければいけないよ。これは本モノのレクサスRX。



先週の日曜日に久々に行ってきました、レクサスディーラー。
普段は土日でも閑古鳥がないている、このディーラーも、この日は結構な盛況で、エントランス正面の立派な屋根つき駐車場は満車状態。
そして、試乗車は出て行ったっきり中々戻らず。やっと帰ってきたと思ったら、何やらああでもない、こうでもないとやっていた。まあ、良いでしょう。これでレスサスが不振から抜け出せるならば。きっと、商談は順調に進んで、試乗してきたアウトランダーの家族連れと、RAV4の中年カップルは、その後契約書に判子を押したようだ。いや、多分押しただろう。ん、もしかして押したんじゃないかな?

それでB_Otaku も長〜い順番待ちの後に、やっと試乗することができた。
これについては近日中に速報版としてアップする予定だ。

おいおい、その前に御三家比較を早く書かんかい!って。
あっ、やばい。
 



2009/2/1(Sun) マイナーチェンジとフルモデルチェンジ その2


前回に引き続き、今回はクラウンのFMC前後の仕様を比べてみる。比較としてBMWの5シリーズを取り上げたのは、寸法や重量、エンジン排気量等のスペックが近いからで、先代クラウンと発売時期が近いこともある。
 
    先代 トヨタ クラウン 現行 トヨタ クラウン 前期型 BMW 後期型 BMW
      2.5 ロイヤルサルーン 2.5 ロイヤルサルーン 525i 525i
  車両型式   GRS180 GRS200 NA25 NU25
  発売日   2003年12月 2008年2月 2003年8月 2007年6月
寸法重量乗車定員
全長(m) 4.840 4.870 4.855
全幅(m) 1.780 1.795 1.845
全高(m)   1.470 1.470
ホイールベース(m) 2.850 2.890
駆動方式 RWD RWD
車両重量(kg)   1,550 1,590 1,580 1,620
乗車定員(   5 5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   4HR-FSE 25 6S(M54) N52B25A
エンジン種類   V6 DOHC V6 DOHC I6 DOHC
総排気量(cm3) 2,499 2,493 2,496
最高出力(HP/rpm) 215/6,400 192/6,000 218/6,500
最大トルク(kg・m/rpm) 26.5/3,800 25.0/3,500 25.5/4,250
トランスミッション   5AT 6AT 6AT
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 独立 ストラット
リジット インテグラルアーム
タイヤ寸法 前/後 215/670R16 215/550R17 225/55R16 225/5065R17
ブレーキ方式 前/後 Vディスク/ディスク ディスク/Vディスク Vディスク/Vディスク
価格
車両価格(発売時) 340.0万円 368.0万円 570.0万円 633.0万円
備考 価格は税抜き   価格は税抜き  

さて、旧型とプラットフォームを共有している新型クラウンのスペックは当然殆ど同じで、エンジンも全く変わらず。せめて小改良でもして5psくらいアップするとかいう気もないうようだ。それでもATが5速から6速になったのは流石に商品力を考えたからか。確かにティプトロタイプのパターンが常識のこの時代に、 ゼロクラウンの2.5LモデルのD→2→Lといパターンはいくらなんでも情けないから当然でもあるが。

これに対して、5シリーズは途中でエンジンを全くの新型に載せ換えたり、MCを機にATセレクターレバーを全く新しい電子式に変更したりと、クラウンのFMC以上に改良に改良が進んでいる。だから5シリーズがMCならクラウンだってMCじゃないか、なんて言いたくなる。
ところで、クラウンの車両型式をみると先代ゼロクラがGRS180で新型がGRS200となっている。では、GRS190って無いのだろうか?
と探してみたら、有った有った!

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        ・
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左の写真(4.3L版 )がUZS190で、3.5Lの方はGRS191
でした。








 


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