B_Otaku のクルマ日記


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2022/6/9 (Thu)  Nissan Sakura (2023)

日産から軽自動車規格のブランニュー BEV 、サクラが発売された。軽自動車規格の BEV は既に三菱が日本発の量産 BEV として 2009年に量産製造を開始したi-MiEV(アイ・ミーブ)があるが、今回のサクラも例によって三菱とのジョイントベンチャーであり、三菱ブランドでは「eKクロスEV」となる。

i-MiEV については
Mitsubishi i-MiEV 簡易試乗記 2010年9月
にて。

サクラのアウターサイズは全長 3,395 x 全幅 1,475 x 全高 1,655 ㎜ 、ホイールベース 2,695㎜ で当然ながら軽自動車サイズとなっている。

デザインも軽のハイトワゴンそのものだ。

ダッシュボードは特に EV らしいぶっ飛んだ先進性は見当たらない。

センタークラスターというか、ダッシュパネルにはエアコン関係の単独のスイッチや表示があり、またシフトレバーらしきものも一応付いている。

駆動用モーターは 47kW(64ps)/2,302-1,0455rpm 195N-m/0-2,302rpm により、前輪を駆動する FWD で、バッテリーは 340Ⅴ 20Kw のリチウムイオン電池を使用する。

車両重量は 1,290 ~ 1,300㎏ というから、パワーウェイトレシオは 20.3 ㎏/ps と数値だけ見れば動力性能には期待できないが、195N-m という 2.0L ガソリン車並みのトルクが、しかも発進時から発生すると言う EV の大きな特徴から、恐らく低速時には一般の軽自動車ではあり得ない加速をするだろう。

サクラの価格はスタンダードの「X」が 233.9万円 、豪華版の「G」が 294.3万円と、軽としては恐ろしく高い。ただし装備品はXでも一通りのものは装備していて、アルミホイールすら標準となっている。では 60万円も高いGは何が違うかと言えば、最大の装備差はプロパイロットという、渋滞や高速走行時にアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがアシストするシステムが装備されている事だ。

なお、購入時に国の補助金が約 55万円あるので、Xなら実質約 180万円となるが、これは同じく日産の軽自動車である「デイズ」のXグレード、138万円とは約 40万円の差がある。

EV という事で、環境詐欺に迎合する必要がある官公庁などではある程度積極的に使用するかもしれないが、軽自動車といえばお馴染みの銀行は如何だろうか。銀行員が外回りで使用している軽自動車は、これでもかの低グレード車と決まっているが、デイズにはそのようなグレードが無い。

しかも銀行で使うのはデイズのようなハイトワゴンではなく、旧態依然たるセダンタイプ、実質スズキ アルトの低グレード車( 80 ~ 100万円 )と決まっているから、サクラが使用される事は無いだろう。

なお、Nissan Sakura (2023) の詳細については下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/nissan/2023-sakura/

 




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