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2022/5/17 (Tue) Lamborghini Huracan Evo (2019)
名古屋のランボルギーニによる煽り運転の報道により、俄かに注目を集めだしたランボルギーニだが、現行モデルにはベースとなる10気筒のウラカン(Huracán)と 12気筒のアヴェンタドール(Aventador)に大別される。
今回の煽り運転のクルマは明らかにウラカンだが、ウラカンは 2014年から発売されているロングライフなモデルで、今回の車がどの年代かは定かではないが、ウラカンがどんな車かを知る意味でも、ここでは後期モデルの内容を見る事にする。
ウラカンには更にRWDのベースモデルと4WDの上級モデルがあるが、ここではベースとなるHuracan Evo (2019)を取り上げる。
現在、ランボルギーニはフォルクスワーゲングループであり、ウラカンは同じグループであるアウディのスーパースポーツである R8 とエンジン、ドライブトレーン、シャシーを共用する兄弟車だ。
ウラカン EVO のアウターサイズは全長 4,459 x 全幅 1,924 x 全高 1,165 ㎜ 、ホイールベース 2,620㎜ 、アウディ R8 は全長 4,430 x 全幅 1,940 x 全高 1,240 ㎜ 、ホイールベース 2,650 ㎜ と、全高は R8 の方が実用性を考慮してか 75㎜ も高い。
ウラカンのデザインはランボルギーニらしく、機能美というよりも美術工芸品という感じであり、実用性なんてまるで無視している。対する R8 は同じシャーシ―とはいえ、ボディは最小限の実用性を考慮している。
サイドから見たウラカンはフロントからリアまでが円弧で結ばれている。まあ華やかという面では市販車の中でもダントツだろう。
では室内は如何だろうか?
外観の派手さに比べて、ダッシュボードのデザインは意外にも大人しい。R8 と比べても外観程の違いは感じられない。
エンジンは V型10気筒 5204㏄ 610ps/8,250rpm 560N-m/6,500rpm で、これはアウディ R8 のV型10気筒 5204㏄ 620ps/8,000rpm 580N-m/6,600rpm とは事実上同等であり、要するに同じエンジンという事だ。
日本での販売価格はウラカンが、EVO RWD クーペ (2,654万円) ~ EVO クーペ (4WD 3,283万円) で、RWD の価格はランボルギーニとしては買い得価格とも言える。なお、EVO スパイダー (4WD 3,611万円) もラインナップされている。
そしてアウディ R8 は V10クーペ パフォーマンス 5.2FSIクワトロSトロニックのワングレードで 3,138万円と強気の設定だが、こんな値段で買うユーザーはいるのだろうか?
なお、Lamborghini Huracan Evo (2019)の詳細については下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/lamborghini/2019-huracan_evo/