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2021/10/1 (Fri) Hyundai Casper
ヒュンダイ自動車が初の軽 SUV であるキャスパー (CASPER) を発表し、9月14日からウェブサイトのみで事前予約を行った結果、15日時点で約1万9千台の予約が成された、という。
キャスパーは韓国の軽自動車規格である軽車(キョンチャ)に適合するもので、実際に韓国でキョンチャが発売されるのは久々だという。その理由は、見栄っ張りの韓国人は軽自動車を好まない為だが、今回は結構話題になっているようだ。
キャスパーのボディサイズは全長 3,595 x 全幅 1,595 x 全高 1,575 ㎜ 、ホイールベース 2,400 ㎜ で、これは日本の軽自動車、スズキアルトの全長 3,395 x 全幅 1,475 x 全高 1,475 ㎜ より少し大きい。なおアルトのホイールベースでは 2,450 ㎜ とキャスパーより長く、この辺は設計技術の差だろう。
フロントは結構特徴的なデザインで、少なくとも日本車や欧州車のパクリという訳では無さそうだ。尤もデザインに関しては、ヒュンダイ自は欧州の一流デザイナーを大金で雇って来る事から、結構斬新なものもある。
そして、リアは特徴的なリアコンビネーションランプをアピールしている。
ダッシュボードはいわゆるインパネシフトであり、日本の軽自動車と同様な構成になっているが、センタートップには大型ディスプレイが配置されるなど軽としては立派だ、と思ったら、これは最上位モデルであり、低グレードでは安っぽいラジオだった。
エンジンはキョンチャの規格である 1.0L で、日本の軽自動車の 0.66L より大きい。まあ、韓国のエンジン技術では 1.0L くらい無いとまともに走らないだろう。そしてエンジンバリエーションは2種類、自然吸気 76ps/6,200rpm 9.7kgm/3750rpm と turbo 100ps/4,500-6,000rpm 17.5/1,500-4,000rpm がある。
ところで、このキャスパーだが、今時のブランニューモデルなら流行の EV バージョンがあっても良さそうだが、今のところ無い。
このクルマは今のところ、海外輸出の話は聞かないが、これでスズキ ジムニー (シエラ) と勝負でもする気だろうか?