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2020/11/30 (Mon) Toyota Yaris GR <4>
ヤリス GR のタイヤ&ホイールは GR が 225/40R18 ダンロップ SP SPORT MAXX 050に ENKEI製 8J 、写真の GR "High performance" では 225/40ZR18 ミシュラン Pilot Sport 4S に BBS製 8J となる。なおホイールは何れも鍛造アルミ製である。
これに対してヤリスでは写真のZにはオプションの 185/55R16 タイヤと専用ホイールを装着しているから、一見したところでは結構スポーティーだが、流石に GR は鍛造だけあって細いスポークなどいかにも軽量そうに見える。
ブレーキについては、標準のヤリスとは大いに異なっている。GR はこの手の高性能車では定番のブレンボ製と思しきフロント4ポット、リア2ポットの対向ピストンキャリパーが燦然と輝いている。
これに対してヤリスはスポーティーなホイールから覗くのはフロントにはごく普通の鋳物片押しキャリパー、リアに至っては何とドラムブレーキ!となる。
そしていよいよ室内を見ると、GR では2ドアという点で大いに異なる。そしてシート形状も当然サポートの良さそうなスポーツシートが付いている。これに対してヤリスでは、写真のZともなると、意外にも結構スポーティーなシートが付いていたりする。
フロントシートのバックレストを見れば、左右のサポートは可なりしっかりしているし、フルハーネスベルトの穴らしきものもある。
リアのスペースについては、2ドアという事もあり狭いし乗り降りはし難いが、プラス2という程には狭くない。なお4ドアの標準車と異なり乗車定員は4名となる。
次にシート表皮を比較すると 、写真の GR は "High performance" は合成皮革とウルトラススエードという、東レのスエード調人口皮革のコンピを使用している。となると、アルカンターラが思い出されるが、あちらはイタリアのアルカンターラ社製だが、実は同社の親会社は東レであり、オリジナルの開発者も同じだった。
そして標準のヤリスはトップグレードのZのために合成皮革とファブリックのコンビとなる。
シート調整は両車ともマニュアルで、結局 GR も含めてヤリスにパワーシートは無い。
次回も引き続きインテリアを比べる事にする。
つづく
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2020/11/23 (Mon) HongguangMINI EV
Hongguang は GM と中共の上海汽車および広西汽車集団の3社により合弁会社で、GM の技術により電気自動車 (EV) を製造しているが、その最新モデルが MINI EV で、その名の通りで EV のミニカーというかマイクロカーだ。
実はこのクルマ、8月の中国国内販台数で、EV として1位だったテスラー モデル3を抜いて1位に躍り出たのだった。
HongguangMINI EV のアウターサイスは全長2,917 x 全幅1,493 x 全高1,621㎜ 、ホイールベース 1,940㎜ で、これは日本の代表的な軽自動車である日産デイズの全長3,395 x 全幅1,475 x 全高 1,640㎜ 、ホイールベース 2,495㎜ と比較すると全幅と全高はほぼ等しいが、それぞれ全長 478㎜、ホイールベース 555㎜ 短い。
確かに下の写真を見れば長さ方向は極端に切り詰められている。
一応、リアエンドには荷物のスペースがあるようだ。
と、思ったら、恐らく上の写真はリアシートのバックレストを畳んだ場合だろう。
ダッシュボードはまあ一応必要なモノは付いているようで、マイクロカーの部類ではまともなほうだ。
ボディの透視図を見ると、リアシート下部にバッテリーを配置するなど、その面ではオーソドックスだ。エンジンの無いフロントオーバーハングは確かに短い、これも全長が短い原因の一つだろう。
Wuling MINI EVのバッテリーは 96Ah または 144Ah リチウムイオンバッテリーで、航続距離は 144Ah で最大 170km と発表されている。
電気モーターは27㎰ 85Nmと非力に感じるが、市街地用ならまあ良いのかもしれない。最高速度は100㎞/h というから、楽に120㎞/h くらいは出る日本の軽自動車とは比べるべくも無い。因みに三菱の軽ベース EV である i-MiEV は 64㎰ 180Nm と、圧倒的に強力だ。
⇒ Mitsubishi i-MiEV 簡易試乗記 (2017年12月)
Wuling MINI EV の価格は 28,800元 (約46万円) というから、これは極めて安い。従って、約300万円の i-MiEV と比べてはいけないのだった。
なお詳細は下記にて。
⇒ https://www.sgmw.com.cn/e50.html