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2020/9/29 (Tue) Toyota Yaris Cross and Yaris <2>
今回は、何時ものように前後正面の比較から‥‥
全幅 x 全高はヤリスクロスが 1,765 x 1,590㎜ 、ヤリスは 1,695 x 1,500 (4WDは1,515) ㎜ と一回り違う。またヤリスの 1,695㎜ は今どき珍しい5ナンバーサイズだ。
フロントグリルのデザインは全く異なるようにも見えるが、実は中間のバンパーをブラックアウトする (ヤリス) かしない (ヤリスクロス) かの違いだった。ところでこのところのトヨタ車のトレンドだったキーンルックは止めたのだろうか。やっとアイデンティティが確立されかかったのに、さっさと止めてしまうのは昔から日本車の特徴のうちだ。
次にリアについては
サイズは一回り違うモノの、こうして見ると基本的なデザインは統一されている。ヤリスクロスは最近のトヨタの小型 SUV に共通する大きく張り出したブリスターフェンダーを持つ、マッチョなデザインである事が判る。
サイドビューは全長 x 全高がヤリス クロスでは 4,180 x 1,590㎜ 、ヤリスは 3,940 x 1,500㎜ とヤリスクロスが 240㎜ も長い。そしてその多くがリアオーバーハングの違いとなっている。ホイールベースは同じプラットフォームを使用しているが、なぜか其々 2,560 および 2,550㎜ と 10㎜ 異なる。最初は間違いかと思って再度確認したが、確かにヤリスクロスが 10㎜ 長い設定だった。まあ何やら事情があるのだろう。
ルーフラインについてはフロント、リア共にウインドウは傾斜していて、どちらかと言えばクーペ的なフォルムとなっている。という事は折角のリアハッチバックだが、高さ方向の積載スペースは大した事は無いという事だ。
ヘッドランプは当然ながらグレードによって異なるが、下の写真では何れもトップグレードのZであるためにフル LED 方式が採用されている。形状は両モデルで似たようなイメージだが、勿論形状は異なっている。
なお、中間のGとベースグレードのXはハロゲンヘッドライトとなるが、今時チョイとショボくねぇか?
リアゲートを開けた眺めは大きさは違うモノの、これまたイメージは同じと言っても良いくらいだ。勿論車幅の広いヤリス クロスの方が、荷室の幅も広いのは当然だ。
では奥行きはといえば、全長が 240㎜ 長く、しかもその違いの殆どリアオーバーハングというヤリス クロスの方が長いのは、これまた当然だ。なお写真は両車ともにガソリンモデルであり、これがハイブリッドとなれば、特に床位置などが異なるだろう。
同じプラットフォームを使用した、ヤリスファミリーという割には、特に大きさに相違があるのはスペックでも判っていたが、こうして画像で見るとその違いは歴然だった。
次回はエンジンとブレーキを比較する。
つづく
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2020/9/25 (Fri) Toyota Yaris Cross and Yaris <1>
従来国内ではヴィッツと呼ばれていたトヨタのBセグメントハッチバックは今年2月に FMC され、これを機に車名も海外と同じヤリスとなった。
さてそのヤリスだが、運悪くその後の新型コロナウィルスの蔓延により、トヨタもお台場のメガウェブを始めとして、各地の展示施設は休業状態となってしまった。そしで最近、経済再開を目的に徐々に緩和の傾向があり、展示施設も何とか再開が始まった。
そんなタイミングで、当サイトとしてはヤリスも未だ取り扱っていない状況なのに、このヤリスをベースとした SUV であるヤリスクロスが発売された。まあ話題性からすれば新しほうのクロスであり、SUV ブームも手伝って、これはかなり興味が持てる。
と言う事で、今回はヤリス クロスを主として、これにヤリスも加えて、両車の共通点や相違点などを比較する事にした。
まずは主要諸元を比較すると、当然プラットフォームは共有だろうからスリーサイズも似通っている、と思ったが、 SUV のクロスは全高が高いのは当然でハッチバックのベースモデルよりも 70㎜ 高いのは当然としても、チョイと意外だったのはホイールベースが何故かクロスの方が 10㎜ 長い事で、最初は間違いかと思ったが、何度確認しても間違いはなかった。まあ、何やら事情もあるのだろう。更に後述するが実はボディサイズもクロスは一回り大きかった。
エンジンはガソリン 1.5L とハイブリッドで両車とも共通となっている。なおヤリスにはベースグレードとして 1.0Lモデルもあるが、当然クロスには無い。
なお今回の写真では、ヤリス クロスは状況によりハイブリッドとガソリン、そして各種のグレードを使用するが、ヤリスは1.5L 2WDでグレードはトップのZ、価格は192.6万円を使用している。
エクステリアは当然似ているが、ヤリスをそのまま車高を上げたという訳でも無く、それなりにボディは違うパネルを使用している。全長が 240㎜ 長く、全幅は100㎜広く、全高も 90㎜ 高いクロスは、やはりワンサイズ大きく見え、とてもBセグメントベースとは思えない。
それで価格差は約30万円だから、これは売れそうだ。
例によって今回はイントロであり、次回からは本格的に比較を行う。
つづく