B_Otaku のクルマ日記


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2020/3/10 (Tue)  Citroen Ami (2021)

シトロエン アミ (Ami) が発表された。アミといえばその昔、1961に発売されたシトロエンの小型セダンを思い出すが、今回のアミは超小型の電気自動車 (EV) で、2019年にベースとなるコンセプトカーが発表されているから、僅か1年程で市販モデルが発表された事になる。

シトロエンといえば上記のアミを見れば判るように極めてユニークなデザインが特徴だが、その中でも戦後の混乱期に一世を風靡した名車が 2CV で、そのスタイルや機構のユニークさは流石に芸術の国フランスらしさに溢れていた。しかし最近のシトロエンはプジョーとの合併により基本コンポーネントの共有化から、以前のような超ユニークな車が無くなってしまった。

しかーし、今回のアミは久々にシトロエンらしさに満ち溢れているクルマだ。

先ずはそのスタイルを見れば、もうこれはぶっ飛んでいるという面では、これぞシトロエンという気持ちになる。一見するとどっちがフロントだか判らないようなスタイルだ。

サイズは全長 2,400 x 全幅 1,390 x 全高 1,520㎜ というから、日本の軽自動車の全長 3,400 x 全幅 1,480 よりも更に一回り小さい。

室内もシンプルで、センタークラスターの上部にはスマホを置いてあるが、これを表示装置として使うのだろうか。

このアミはマイクロカーとしてフランスでは14歳以上なら免許証不要で運転できる。価格は約65万円で最高速度は 45㎞/h 、航続距離は70㎞ だから日本の原付より少し上、くらいの感覚だろうか。欧州、とくにフランスでは以前からマイクロカーは存在していたが、見るからにチャチな手作り的なクルマも多くメジャーにはなれなかったが、今回はシトロエンが本気で開発した事もあり、さて売れ行きがどうだろうか?

日本では更に小さい前後2座で車両は原付扱い (免許は普通免許必要) のトヨタ コムスがあるが、これはハッキリ言って乗れた代物では無かった。
 ⇒ TOYOTA COMS 簡易試乗記

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/citroen/2021-ami/

 






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2020/3/7 (Sat)  Toyota Corolla Sport vs BMW 1 Series <7>

今回は何となくだらだらとここまで来てしまったが、やっとの事で最終回に漕ぎ着けそうだ。

ステアリングホイールとそれ越しに見えるメータークラスターの雰囲気は、カローラスポーツだって決して悪くはない。そしてステアリングホイールのスポークには各種のスイッチだって付いている。

とはいえ1シリーズのステアリングホイールをよく見れば M Sport という事もありセンターのホーンボタンのパッドはステッチが入ったレザー仕上げでカローラスポーツの樹脂成型品とは訳が違う。またスポークの材質だってマットシルバーで華やかな中にも落ち着きがある。

ではメータークラスターは如何だろうか?カローラスポーツのメーターは最新鋭のフル液晶タイプを使っている。これなら 1シリーズにだって負けないぞぉ~‥‥

と、思ったらばフル液晶は上級モデルのみで、下位モデルでは古典的なメカ式で、勿論自光式ですらないからコントラストは低く見づらいというトヨタの悪い見本みたいなのが付いている。

1シリーズのメーターは勿論フル液晶タイプで、しかもメーターユニット自体は3シリーズどころか X5 ですら共有している。まあこの手のハイテク部品は極力共通化した方がコストダウンになるのだろう。

では足元のペダルはといえば、カローラスポーツでは地味~なウレタンパッドが付いている。これはグレードの上下に関わらず共通で、まあ運転中には見えないから良いとするか。

実は BMW もごく最近までは千数百万円の M5 ですらショボいウレタンパッドを使っていたが、最近は方針を変えて、1シリーズでも写真の M Sport は見かけの良いスポーツペダルが付いている。

さて、長々と両車を比較してきたが、カローラスポーツはかなり上級モデルということもあり、決して悲惨なほどの違いは無かった。しかし今回のモデルはハイブリッド GZで、価格は 282万円也。しかもオーディオレスだからそれなりのナビを付ければ軽く300万円を超えてしまう。という事は 318i のスタンダードの 334万円 に対して僅か30万円くらいの差額で憧れの BMW が買えてしまう。

そう考えれば、カローラスポーツを買うならばガソリン 1.2L G (238万円) 辺りが買い得という事だろう。勿論その下には GX (220万円) があるが、18万円の差で装備が大幅に安っぽくなるから、これは低価格をイメージさせるための見せかけグレードという事になる。

では1シリーズはと言えば、実はこのクラスではメルセデス A クラスの方が魅力が多いようにも感じる。実際に街中を見ても最近は1シリーズよりもAクラスを見かける機会の方が多かったりする。そいういう意味では1シリーズとAクラスの比較は意義がある。という訳で、近いうちに試乗記特別編で取り上げようと思っている。

乞うご期待!


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