---------------------------------------------------------------------
2020/2/28 (Fri) Renault Talisman (2020)
ルノータリスマンが MC を実施した。と言っても多くの日本人は「タリスマンって?」という感覚だろう。タリスマン (Talisman) はルノーのDセグメントセダンで、開発は韓国のルノーサムスン自動車が主導して行った。そして韓国では SM6 として販売されている、って韓国でそんな技術があるのか?
実はこのクルマのプラットフォームはルノー・日産・三菱アライアンスの CMF-C/D で、ぶっちゃけ日産のローグやエクストレイル (T32) 用だった。T32 といえば 2013年に発売され、既に7年経過するも FMC されず、これでは如何頑張ってもトヨタどころかマツダにも勝てないという現在の日産の現状を表しているものだ。
またルノーサムスンは SM5 という言ってみれば日産の旧型ティアナベースのクルマで覚えた技術を元にして SM6 を開発したもので、ここでも事実上は日産の技術だった。
結局今の日産はルノーにより足を引っ張られ、こんな状況になっているのだった。
そのタリスマンが 2016年の発売から 4年経って今回の MC ということだ。
ではエクステリアはどれほど変わったかと言えば、先ずは MC で定番のフロントマスクとアンダーグリルの変更として‥‥んっ、変わっていない?。いえいえ、そんなことはありませんよ、ヘッドランプの中身はフル LED タイプとなっておりますよ。
あっ、まあそれでもリアについてはテールランプ形状が‥‥変らず、それ以外も同じ??
そこでルノーの説明を見ると、テールランプがフル LED になったとのアピールがあり、フロントと同じ事だった。そうかぁ、形は同じでもフル LED 化って、今まではタングステン電球でも使ってたのか?
まあこの MC により前後ともランプ類が LED となった訳だった。
インテリアは特に比較画像を並べないが、勿論全く変わらず。そりゃあそうだよね。エクステリアが同じなんだからインテリアに変更がある訳もない。
まあそうはいっても走りの要であるエンジンについては最先端のものが使用されている、という。ガソリンは 4気筒 1.3L 160hp と 1.8L 225hp で‥‥あれっ、高性能版の 1.8L って、要するに日産の MRA8DET って事かな?
こんな状況だから日産としては早いところルノーとは縁を切りたいだろう。
⇒ 日産、ルノーとの連合解消を準備
タリスマンの生産はフランスのドゥエー工場で行われているが、韓国向けサムスン SM6 は釜山工場で生産されている。しかし何しろ給料は高くしかもストばかり行っているから、近いうちにルノーは韓国から撤退する状況だ。
⇒ ルノーサムスン労組またストへ
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/renault/2020-talisman/