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2019/12/20 (Fri) Toyota Rav4 vs BMW 3 Series <1>
今年のカーオブザイヤーの結果は1位が RAV4で3位が BMW 3シリーズ、それじゃ RAV4 が3シリーズよりも車として上なのかぁ? 何ていう突っ込みをして、それならこの2車を比べてみよう、な~んて馬鹿な事を言ってしまったが、まあそれもまた面白そうだ。
⇒ 2019/12/12(Thu) カーオブザイヤー
という事で、やってみました Toyota Rav4 vs BMW 3 Series を!
先ずはスペックを比較するが、RAV4 のエンジンは何れも4気筒で 2.0L と 2.4L 。ただし 2.4L はハイブリッドに使用される。対する3シリーズは4気筒 2.0L ガソリンの 320i とディーゼルの 320d 、そして 320i とエンジンは同じだが 113ps のモーターと組み合わせたハイブリッドの 330e 、更に6気筒 3.0L の M340i というバリエーションがあるが、ここではベースモデルの 320i とハイブリッドの 330e を取り上げてみた。
アウターサイズは3シリーズが全長、ホイールベース共 100㎜ 程長いが、概ね同等のサイズとなっている。それにしても3シリーズも随分と大きく立派になったもので、まあその分はボトムレンジを1シリーズがカバーするようになったから、良いのかもしれないが‥‥。
RAV4 についても決して小さいクルマでは無いが、SUV となるとこの位のサイズは欲しいところだ。トヨタの SUV としては小さいほうからライズ、C-HR の次であり、その上にはハリアーがあるが、これはチョイと古過ぎるし今では中途半端だ。そしてランドクルーザープラドと "本物の” ランドクルーザーだから、RAV4 はファミリーカーとしては丁度良いサイズとなっている。
スタイルはまあ SUV とセダンを比較する事自体に無理があるが、いやいや RAV4 だって3シリーズと比べて特に劣ると言う事は無い。日本のクルマのプレスや仕上げも随分と進化したものだ。尤もアイデンティティという面では伝家の宝刀キドニーグリルには勝てないが、まあその分価格的には半値だから文句は言えない。
今回はイントロとして、次回から本格的に比較する。
つづく
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2019/12/18 (Wed) Genesis G90 (2020)
ヒュンダイの高級車ブランド ジェネシス (Genesis) の最上位モデルである G90 がマイナーチェンジされた。ジェネシスについては下記の日記を参照願うとして、G90 は最上位モデルでメルセデスベンツ Sクラス、BMW 7シリーズ、そしてレクサス LS をライバルとしている (とヒュンダイが言っている) 。
⇒ヒュンダイ車のラインナップ<4>
そしてヒュンダイの説明ではフルチェンジに匹敵する内外装の一新、と書かれている。まあそれを読んで今回取り上げる気になったのだが、先ずはフロントではグリルが一際センスの悪いものなった。このクラスの高級車ではフロントグリルのアイデンティティこそ命なのだが、マイナーチェンジで大幅変更というのはどんなものか?
そのフロントはライトの形状も変わっているが、実はそれ以外のボディの基本は全く変わっていない。
リアについてはコンビネーションランプが全く変わっていて、前期型はその昔のクラウン マジェスタを思い出すような形状だったが、今回は横方向に繋がっているポルシェのようなモノになった。勿論それ以外のボディは手を付けていない。
内装についてもヒュンダイでは大幅に変更されたと言っているが‥‥。
写真で見る限りはフルチェンジ並みどころか、違いが判らないが?
ジェネシスの主な販売先は当然韓国国内だが、それ以外では米国をターゲットとしている。それで売上はというと今年1~11の販売台数は 19,011台で、それでも前年の 9,698台よりも大幅に伸びている。因みにメルセデスベンツは 332,450台、BMW 289,080台、レクサス 262,789台、アウディ 198,261台等で、ジェネシスの売れ行きはヤッパリ芳しく無い。そりゃそうだろう、韓国製の高級ブランド何て売れる訳が無く、11か月で2万台近く売れているのは奇跡に思える。一体誰が買っているのだろうか。
因みに韓国国内では憧れの高級車であり、政治家や大企業役員が使用してる‥‥筈で、例えば文在演の一の子分であるソウル市の朴元淳 (パクウォンスン) 市長は‥‥あれっ、レクサスだった!
⇒姉妹ブログ「ソウル市長 朴元淳(パクウォンスン)って何者だ?」
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/genesis/2020-g90/
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2019/12/16 (Mon) Toyota Raize <5>
ダッシュボードは実に地味というか安っぽいが、これも車格を考えれば仕方無いかもしれない。とはいえ、運転中に視線に入らないドアトリムはチャチでも、常に視線に晒されるダッシュボードには多少は金を掛けるのが普通だが、ライズは割り切っているのだろう。
センタークラスターは最近のトレンドに従って最上部にディスプレイを置き、その下にエアアウトレットを配置し、更にその下にエアコンのパネルという配置だが、そのエアコンパネルにしても質感はプラスチック丸出しだ。しかしエアアウトレットにはメッキモールもあるのだが、それが全く質感向上に寄与していないのは何故だろうか?なおこれがベースグレードのXともなると、ダイヤル式のマニュアルエアコンという今時珍しいモノが付いてくる。
ライズは全グレードでオーディオレスであり、写真のナビ一体オーディオもディーラーオプションを装着している。
センターコンソールは AT セレクターのみでパネルは全グレードに三角模様のエンボス風の加工が施されているが、これがまた安っぽい。先端部にUSBターミナルなどがあるのは最近のクルマらしい。
コンソールは必要最小限でその手前には、軽自動車の日産デイズでも電動式のパーキングブレーキが付いている時代に、これまた今時珍しいレバー式のパーキングブレーキが付いている。
オーバーヘッドコンソールもルームライトのみのシンプルさだ。
センターコンソールの後端には勿論エアウトレットなんてある筈も無いが、USB ターミナルは2個ついている。
ステアリングホイールは最上位のZ以外はウレタンで、ボトムグレードのXではスポークのシルバー塗装も無い。
メーターはZとGではデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイによる CG 方式となっているのは最近のクルマらしい。ただしこれまたボトムグレードのXではメカ式のオプティトロンメーターとなる。
ダッシュボードの質感をよく見ると、安っぽさが良く判るだろう。なおZグレードではエアアウトレット にレッド塗装を施しているが、これが正面から殆ど認識できず、全く効果を発揮していない。
それにしてもダッシュボードの質感の低さは予算をケチっただけでなくセンスも悪過ぎて、とてもトヨタブランドとは言えない代物になっている。同じくダイハツからの OEM であるタンクはこれ程チャチでは無いのだが‥‥一体どうした事だろうか?
ペダルはトヨタの安モノらしくブレーキペダルは大きく左に寄っていて、如何にも最近問題の踏み間違いを誘発しそうな配置だ。
という事で、内装に関してはハッキリ言って軽自動車以下であり、同じエンジンを搭載したボトムクラスであるタンクに比べても明らかに安っぽい。となると、中途半端な安っぽさの上級グレードよりも、これでもかと徹底してチャチさの限界を追求したようなボトムグレードを選んで割り切って使うのも良いかもしれない。
と言ってはみたが、ひと月で3万台以上を受注したというから、このクラスのユーザーはこの内装を全く気にしないのだろうか?
そして走りは如何だろうか? 実は未だ試乗はしていないが、そのうちメガウェブでチョイ乗りしてみようか、とは思っている。