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2019/10/14 (Mon) 台風19号 新幹線も水没
今回の台風19号の凄まじさ、取り分け雨の量は今まで見た事も無いくらいで、ニュース画像でも全国で河川の氾濫が相次ぎ、家屋の倒壊と共に大量のクルマが水没している姿を目のあたりにして、まああれ全部廃車だろうなぁ、という感じだが、今回は何と新幹線が車両基地で水没してしまった。
上の画像を見ると、床下どころか窓の少し下まで水没している。水没したのは長野市にあるJR東日本の「長野新幹線車両センター」で、10編成 120両が水没してしまった。北陸新幹線は全部で 30 編成が使用されているから、10 編成という事は 1/3 が被害を受けた事になる。
電車はクルマ以上に殆どの機器が床下にあり、それも電車というくらいだから電気機器で、制御装置もあるが強電機器もある。何れにしてもこれらは交換だろうし、室内にも進水しているだろうから内装も取り換えとなると大事で、下手に修理するよりも廃車にして新造する方が安いかもしれない。
JR西の有価証券報告書による 120両の製造費用は約 328億円で、これが廃車となればその分が損金となってしまうが、JR西の 2019年3月期の営業利益は 1,969億円だから、300億円程度の損出ではビクともしないだろう。それよりも車両の 1/3 を失ったらば、補充するまで運航本数を減らすしか無くて、むしろこの方が問題だ。昨年度運輸業での利益は約 1,400億円あるが、全てがドル箱新幹線での利益と仮定すれば 30%減ったらば 420億円の減収であり、車両の損失を上回ってしまう。
車両メーカーにしても売れる数の知れている鉄道何て急遽の設備増強何てしないだろうし、親幹線車両を直に120両増産してくれ、と言っても出来るものでも無いし、兎に角今回の台風は全てが想定外だった。
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2019/10/11 (Fri) Toyota New Corolla<8>
遂に連載8回目となってしまったが、今回はインテリアの残りについて取り上げる。
オーバーヘッドコンソールは、最近のクルマでは高級車でもあっさりとしたモノが多いが、カローラはルームライトを主にして、まぁ一般的なモノが付いている。ルーフの内装色に合せてブラックとアイボリーがあるようだが、グレードによる差は無いようだ。
ダッシュボード右側には各種スイッチ類があるが、これはハイブリッドとガソリン、グレード等により内容が異なるのは言うまでも無い。
フロントアームレストの後端にはお馴染みエアコンの吹き出し口が‥‥無い!
上級モデルの WxB (写真左下) も下位モデル (写真右下) も同じ。
なおアームレスト後端を拡大すると、USB ポートらしきモノが見える。
メータークラスターは WxB では左右に自光式のアナログメーター、速度計は中央の液晶式デジタルで、このディスプレイには各種情報が表示される。
流石にカローラではフルデジタルを採用する事は無いようだ。。
中間グレード以下ではオーソドックスな (旧式な) メカ式のメーターで自光式でも無い。
ステアリングホイールのスポークには各種スイッチ類が組み込まれているが、これは低グレードモデルでも付いている。ただし写真は WxB なのでシルバーステッチの本革巻ステアリングが標準装備されている。
ぺダル類はショボいウレタンパッドでアクセルは吊り下げ式。ペダル全体が左に寄っているという国産安モノ、というかトヨタの安モノでお馴染みのモノで、踏み間違えて暴走事故を誘いそうなレイアウトは問題だと思うが‥‥。
以上、今回は結構詳しくセダンとツーリング、そしてスポーツという兄弟についてグレード別に比較するという事で、随分と長編になってしまった。高級輸入車のオーナーからすれば「何時までやってるんだ、いい加減にしろ!」と言いたいだろうが、今は高収入でもやがて年金生活ともなれば、マジでこういうのを検討する時が来る可能性は大きい。
と言う訳で今度のカローラだが、価格は今や250万円中心であり、決して安モノとは言えないくらいだ。実際に一般オーナーが買うとしたらばツーリングとなるだろう。さてその走りはと言えば、以下の簡易試乗記を参照願いたい。
⇒ TOYOTA Carolla Touring 1.2T MT 簡易試乗記 (2019年9月)
⇒ TOYOTA Carolla Hybrid 簡易試乗記 (2019年9月)