B_Otaku のクルマ日記


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2019/6/5 (Wed)  Toyota RAV4 <2>

全幅 1,855 x 全高 1,685mm というサイズはCセグメントとしては幅が広く、如何考えても国際サイズだ。

フロントグリルについては上の G "Z package" ではアンダーグリルがブラックアウトされていて良く判らないが、下の HYBRID X 2WD では上部の六角形のグリルとバンバー下部のアンダーグリルの形状が良く判る。

ワンサイズ下の C-HR では最近の (安モノの) トヨタ車で定番のキーンルックだがこの RAV4 は違う。車格の違いなのが、それもと方針を変えたのか?

リアのスタイルは一般の SUV 的なもので、アイデンティティは何も無い。

サイトビューについても特別な特徴は無いが、強いて言えばリアクォータウィンドが小さ目だ。なおボティ下部にあるケバい加飾はグレードが G "Z package" という高級モデルの為で、因みに価格は334.8万円と決して安くは無い。

ライトについては HYBRID 車が「Bi-Beam LED ヘッドランプ (オートレべリング機能付) +LED クリアランスランプ (デイライト機能付)」というもの (写真右下)。またガソリン車では「3灯式LED ヘッドランプ (オートレべリング機能付)+LED クリアランスランプ + LED デイライト」(写真左下) が装備されている。

どちらも長い名称だが、要するにヘッドランプがどちらも LED ながら、HYBRID 車は Bi-Beamガソリン車は3灯式だということだ。

リアラゲージルームのスペースは結構広いのだが‥‥

写真下の HYBRID 車ではやはり床位置が高い。しかし SUV ということでルーフが高いから、まあ特に問題は無い。SUV は車両の構成からサルーンよりも HYBRID 車に向いている。

HYBRID の識別方法はリアにあるお馴染みのエンブレム ① とトヨタマークがブルーである事 ②で、このマークにフロントグリルにも付いている。

パワーバックドアは ガソリンの "Z package" のみに標準装備され、それ以外のグレードではドア下端にはスイッチ類が何も無く、最近のクルマとしては妙に殺風景だ。

次回はエンジンやブレーキに視線を移す予定だ。

  ⇒ Toyota RAV4 <3>









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2019/6/4 (Tue)  また高齢者の暴走事故でクルマは‥‥

またまた起こった高齢者の暴走事故。『3日、大阪のスーパーの駐車場から歩道に車が突っ込んだ事故で、運転していた80歳の男はバックで発進して親子ら4人をはねていた』というが、そのクルマを見ると、これまたプリウスだった。

取り調べて大して「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているというが、何故にこうも高齢者がプリウスでアクセルとブレーキを間違えて暴走する事故が多発するのだろうか?

プリウスの事故が多い事について、この日記でも4月29日の日記「プリウスの暴走事故は何故多いのか?」でプリウスについて検証しているが、それにしても多過ぎる。

何かもっと大きな原因を見逃しているような気もするが、最大の防御はもしも高齢者でプリウスに乗っているなら即座に手放したほうが良いだろう。といっても買い換えとなれば金は掛るし、高齢ではそんな予算は無い場合が多いし‥‥。いやまあ、何とも困った事になったものだ。

実はもう一つ、以前から一部で指摘されていたのは、放射線障害が原因で多くの国民が判断力が無くなっているという仮説だ。これが本当なら元々ボケ気味の高齢者ではより顕著に出るとだろう。何よりこの仮説に信ぴょう性があるのは、今まで有り得なかった路線バスの事故が多発している事だ。バスの運転手といえば免許は大型2種は当然としてもその運転スキルは一般人とは比較にならないくらい高い筈が、なにやら初心者もやらないような事故がこれまた多発している。

尤も原発事故関連については政府は絶対に認めないだろうし、プリウスにバグがあっても、これまた何が何でも隠さないと、年商十兆円企業を潰す訳には行かない、という事になるが、ハテ?

 




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2019/6/3(Mon)  Toyota RAV4

本来最も売れ筋の筈のCセグメント SUV であるトヨタ RAV4 は、何と 2016年に国内販売を中止していた。しかも 2013年に FMC されて世界的ベストセラーとなった XA40 は日本では販売されず、2016年まで国内販売されていたのは2005年に発売された XA30 だった。

その RAV4 がこの度 FMC されて XA50 となった事を機に、ようやく日本でも販売されるようになった。そこで先ずは新型 RAV4 と国産同クラスのライバル車として日産エクストレイルとマツダ CX-5 を比べてみる。

アウターサイズは長さ、ホイールベースでは概ね同寸法だが、幅については RAV4 の1,855㎜ というCセグメントとしては国際サイズとも言うべき幅広が目に付く。とは言え、残り2車も軽く 1,800㎜ を超えているからやはり国際サイズであり、この手のクルマは世界戦略となるのは仕方なく、しかもどれも海外では大いに人気のクルマ達だ。

パワートレインについては、RAV4はトヨタ車らしく伝家の宝刀であるハイブリッドをラインナップしているが、勿論ガソリンエンジン版もあり、これは 2.0L NA 171ps とチョイと心許無いが、価格を考えるとこうなるのだろう。というのもライバル2車もベースグレードとしては 2.0L NA モデルで 260万円前後の価格設定をしているから、恐らくこの辺が激戦区なのだろう。

260万円といえばオーナーの適正収入は3倍の780万円だから、世帯収入として奥さんが100万円のパート収入があるとしても年収 680万円であり、これは正規社員どころか40歳の一般的な東証一部上場企業勤務というところだろう。

ではエクステリアを眺めてみよう。

RAV4はスタイルとしてはエクストレイルに近く、こうして見ると CX-5 はチョイと雰囲気が違うのに気が付く。

リアスタイルも雰囲気はエクストレイルに近く、どちらも結構マッチョ感がある。CX-5 はボディが丸みを帯びていて、チョッとばかり乗用車テイストだが、全高が特に低い訳でも無く、RAV4 と同等だ。

そして何時ものように次回からはもう少し詳しく各部を見る事にする。

つづく

  ⇒ Toyota RAV4 <2>







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2019/6/2 (Sun)  横浜の新交通システムで逆走事故

昨日 (1日) 夜に横浜市の新交通システム「シーサイドライン」で始発駅の車両が 25m程逆走して車止めに衝突するという事故が発生し 14人が重軽傷を負った。死者が出なかったのが不幸中の幸いだったが、この事故が重要なのはシーサイドラインは無人運転システムだった事だ。

この路線は1989年に開業し1994年から自動運転が実施されていた。写真でも解かるようにレールは無く、ゴムタイヤで走行する「案内軌条式鉄道」と呼ばれる走行方式で、レールは無いが鉄道として分類される。

ゴムタイヤという事は走行抵抗は大きいが路面との摩擦は大きいからレール式に比べて加速も減速も大きく、すなわちブレーキの効きも理論上はバス並みに出来る。このタイプが自動運転に多い理由はこの減速度の大きさも考慮されているのだろうが、逆走では逆に加速の良さが仇になったかもしれない。

今現在、このラインは運休しているようだが、復旧するにしても自動運転は当分出来ないだろう。

電車はクルマと違ってレールの上を走るために操舵操作が必要無い事から、自動運転が遥かに実現し易いし、実用化も進んでいる。その自動運転で事故が起きたという事は、自動運転の難しさを物語っている。

新交通システムの自動運転に比べれば、自動車の自動運転は桁違いの難しさであり、最近の自動運転自動車開発ブームを聞くに連れ、本当に大丈夫なのかと懸念を持っているが、今回の事故は完全自動運転の信頼性への疑問と、実際に事故が起こり得る事を証明した形となってしまった。

 




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2019/6/1 (Sat)  ポルシェ、東京モーターショーに出展せず!

ポルシェは今年秋に開催される東京モーターショー (TMS) への出展を見送り、その代わりに独自のイベントを行うと発表した。

確かにポルシェの場合 TMS に出展してもメリットは殆ど無いだろう。見学者の多くはポルシェとは無縁の階層であり、それでも元々ポルシェの名前は知っているから、出展しても知名度アップにはならない。ポルシェも試行錯誤はしているようで、前回は今までに無く来場者に自由に触らせていたが、これがまた混乱を生んでいた。

元来、ポルシェブースは完全に囲ったエリアにクルマを並べて、一般人はそれを柵の外から眺めるだけ。しかし招待券を持つオーナーは中に入って自由にクルマを見 (触れ) られるし、更には併設されたラウンジで飲み物とケーキが出るという事をやっていた。

しかし 911 とボクスターしか無かった当時ならそれも可能だったが、今では車種も多くオーナーの数も以前では考えれえないくらい増えてしまい、結局特別の対応が出来なくなってしまった。そこで前回 (2017年) は大きく方針を変えて、一気に民主的にしたのだが、まあ既存のオーナーには評判が悪かったようだ。

さて、代わりの独自のイベントだが、TMS と同時期に東京 渋谷で約1ヶ月限定で開催するという。内容はアートやエンターテイメントなど様々な文化的体験を通して、ポルシェの新たなる顧客層となるであろうミレニアル層とコミュニケーションをはかるのが狙いとする‥‥とか。ミレニアル層って何だ? と思って調べて見たらば、1981〜1996年の間に生まれた人を指すらしい。

という事は今現在の年齢としては 23 ~ 38歳であり、そうかぁ、この年代がポルシェの狙う新たな年齢層なのか。まあ 23歳で自力でポルシェを買うのは無理だが、38歳なら経済力を持った勝ち組なら充分に顧客に成り得る。いや既にポルシェオーナーかもしれないが。

ポルシェの躍進は車種のバリエーションを増やした事もあるが、何より格差社会がもたらした結果だろう。しかし勝ち組は良いとしても、負け組みに固定されてしまい浮き上がる希望が殆ど無い階層は如何なるのだろうか。これをやり過ぎると暴動に発展する可能性が大きく、その抑制策に余計な金は掛るし、不穏な事件も増えてくる。そう言えば私立小学校児童を狙った無差別殺傷事件が起きたばかりだが、犯人はその小学校に子供の時に大いなる反感を持つような事実があったようだ。

この手の事件、マダマダ増えるような気もするが。

 


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