B_Otaku のクルマ日記


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2018/7/25 (Tue)  年金フル世代のクルマを考える <16>

年金フル世代のクルマを考える、として前回迄は国産Bセグメントスポーツタイプを比較したが、今回はもう少し予算を上げて、ベンツ・ビーエムに代表される欧州プレミアムブランドのCセグメントハッチバックを比較する。これらはベースグレードなら概ね300万円の価格が付いているから、最近値上げの著しい国産車と比べても決して高くは無いところまできている。それに幾ら現役を退いたとはいえ、高級輸入ブランドを選ぶ事は最小限譲れない条件だ、という読者も多いだろう。

各メーカーに対して今回取り上げる車種はメルセデスベンツはAクラス、BMW は1シリーズ、アウティはA3スポーツバック、そしてもう一台として最近進化の著しいボルボからV40を取り上げてみた。

メルセデスベンツAクラスは最近のメルセデスらしく中々スポーティーなスタイルをしている。Aクラスの場合は初代モデル (W168) が出来が悪く、メルセデスの評判を多いに落としたが、現行の3代目 (W176) はやっとメルセデスらしいクルマとなった。

BMW1シリーズは今さら言うまでも無くBMWらしさ満開で、このクラスでは唯一となった RWD 方式と共に人気も高い。しかしAクラスも1シリーズも既にモデル末期となっていて、特に1シリーズは FMC が近いだろう。ただしその場合は先ず間違いなく FWD となってしまうだろうから、BMWらしいRWDの1シリーズに魅力を感じるなら今が買い時かもしれない。

Cセグメントハッチは如何してもルックスが安っぽく感じられる中で、ステーションワゴン的な要素を加えた事で大いにスタイリッシュなモデルを "スポーツバック" と銘うって最初に発売したのはアウディであり、その甲斐もあってアウティが弱い日本でも其れなりに売れたようだ。

そして最後のボルボ V40も最近は一時の低迷を完全に抜け出して、何とかプレミアムブランドとしての内容を備え初めた。特に最新のXC60等はボルボらしからぬ完成度で、これならBMW X1のライバルと言っても許されるだろう。

このネタについては続編も考えているので、もう少し続ける事にする。

つづく






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2018/7/23 (Mon)  気温40℃で欧州車は大丈夫か?

このところの猛暑は場所によっては40℃を超える凄まじさだが、こうなると欧州車は日本の気候にどこまで対応出来るか心配になってくる。まあ最近は随分と改良され、日本の夏の気候でも何とかなると言われてはいるが‥‥。

実際に20年くらい前の BMW 車なんて、35℃超えるとアイドリングがおかしくなり、これに渋滞が加わるとかなりヤバくなる。しかも結構急な登り坂だったら? 実は正にそう言う場面に遭遇して事があるが坂の途中で渋滞となり、坂道発進しようとするとエンストしてしまう! そこで停止中にNレンジに入れてアクセルを踏んで 2,000rpmくらいに上げてエンジンが止まるのを防いで、発進の時はガツンっとDレンジに入れるという綱渡りで、しかも一寸刻みでこれをやったら堪らないから有る程度前のとの差をとってから一気に登るという動作を何回が繰り返して、坂の頂上に達した時にはホッとしたのを覚えている。

この年はやはり猛暑だったのだろう、別の日には踏切で一時停止して、発進したらエンストしそうになって、やっやべえっ!踏切の途中でエンストだけは勘弁だ。まあそこは何とか乗り切ったので、次の踏切では大分出前から極低速で安全確認をしたらば、一気にアクセルを吹かして渡り切る、という緊急退避的な運転で乗り切ったが、いやまあ、この面では国産車は全く敵わなかった。というのは、その後偶々クラウンを運転する機会があったのだが、同じく猛暑でも全く影響無く安定した走りが出来たのだった。

さて、最近の BMW はどうなのだろうか? 数年前に一度、真夏に5シリーズを運転した事があるけれど、不安な挙動は出なかったから、流石にその後改良されたのだろう。そういえば、BMWでは 10年前には東京テストと呼ばれる真夏の都心で渋滞の中を一寸刻みで走る試験を開発段階から実施していると聞いた事がある。猛暑の東京で問題無く走れれば、世界中どこに行っても高温側の問題は無いという事らしい。





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2018/7/22 (Sun)  電動カートって?

昨日のニュースで69歳の女性が踏切で乗っていた電動カートごと電車にはねられ死亡したという報道があった。ここで 「電動カートって、何?」という疑問が出たので調べてみたらば、以前は電動クルマ椅子とかいっていたもので、成る程この名称ではタイヤの大きな本来のクルマ椅子にモーターを付けたタイプと混同するから、最近では電動カートと呼ばれているらしい。価格は写真右下のスズキ製の場合で約37万円もするが、同じくスズキ製の電動車椅子 (写真左下)は、40万円くらいする。ただし、最近は他にもいくつかメーカーがあり、15万円くらいのものもあるようだ。

電動車椅子といえば最近惜しくも亡くなったホーキング博士が思い浮かぶが、もしも博士が電動カートに乗っていたなら洒落にならないだろう、と言いたくなるくらいに、電動カートっていうのは何故か様に成らないし「あれだけは乗りたくない」という気持ちになる。

そう言えばこの電動カートって、どういう訳かマナーの悪いユーザーが多いのは何故だろうか。歩道で歩いていたらば何時の間にか直ぐ傍に迫っていて、気が付くとスレスレに追い越あれてギョッとしたり、極めつけはスーパーの店内に乗り付けて、あの狭い店内で結構な速度で移動して、これまた無音で近付いてきて危うく轢かれそうになった事もある。

これって、偶々そういう場面に遭遇しただけなのか、と思ってネットで検索して見たらば、あるある、沢山あった。酷い例ではスーパーでベビーカーを押していたら突然もの凄いスピードで電動カーが入ってきてベビーカーにぶつけて、そのまま知らん顔で行ってしまったとか、逆切れされたとか、まあこの手の実例は結構あった。という事は自分だけが偶々そういう体験をしたのではなく、世間でも既に問題に成りかかっているようだった。そりゃあ、そうだろう。

しかしこの電動カートは道路交通法では「原動機を用いる身体障害者用の車いす」に分類されるので、要するに写真左上の電動車椅子と同じ扱いになってしまう。ただし規格はあるようで、道路交通法施行規則で「大きさは長さ120cm、幅70cm、高さ109cm を超えないこと、原動機は電動機時速6kmを超える速度を出せない事」となっている。

そしてこれは自転車のような軽車両ではなくあくまで歩行者扱いだから、人を轢いても刑事事件にはならないそうだ。えーっ、それじゃ轢かれ損じゃないか、って、正にそのとおりで、それでも怪我をさせられれば民事での損害賠償は請求できるであろうが、訴訟費用を考えたらそれもバカバカしいから、結局関わらない事が一番だ。




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2018/7/21 (Sat)  Mazda 6 (2018)

国内向けのマツダ アテンザが最近 MC を実施したが、海外向けの Mazda 6 も同様に MC が実施された。

先ずエクステリアでは、最近の MC では定番となったフロントの変更、特にバンパーの樹脂部分の形状を変更している。ヘッドライトも変更されているが、ボディ自体のプレスは変えずにモール類の変更のみで対処しているのは、まあ当然だろう。

リアについてもフロントと同様バンパーの形状を変更と、あまり金を掛けずに見た目を変える定番の MC を実施している。

アテンザにはワゴンもあるが、勿論こちらもセダンに準じた変更が実施されている。

エクステリアではバンパーなどの変更のみと大して金を掛けていないが、インテリアは珍しく結構大がかりな変更を伴っている。

何とダッシュボードの形状を変更してしまった。センタークラスターだけかと思ったが、良く見ればエアアウトレットやトップボードも形状が違う。要するにダッシュボード全体の金型を新設してしまったようだ。このためエアコンのパネルも全く変わっている。またメーター類も一新されている。更によく見るとサイドのエアアウトレットに絡んでドア側まで変更されていてドアノブも形状が違う、というよりもドアトリム自体も変更されているようだ。

マツダのエンジンは勿論スカイアクティブだが、これはガソリンの場合は自然吸気であり、最近のターボチャージャーによるダウンサイジングエンジンでは無いところが痛い!

アテンザには国産車では珍しくステーションワゴンがラインナップされているのは欧州が主戦場だからで、実際に国内でアテンザワゴンが走っているのを見ると一見欧州車と見紛うくらいだ。しかしDセグメントとは言え 300~400万円という車掌価格はCセグメントの欧州車、メルセデスベンツ AクラスやBMW 1シリーズが買えてしまうのも悩むところだ。

なお詳細は例によって下記にて。
  Mazda 6⇒ https://www.netcarshow.com/mazda/2018-6/
  Mazda 6 Wagon⇒ https://www.netcarshow.com/mazda/2018-6_wagon/



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