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2018/4/25 (Wed) 国務大臣の送迎車
前回の日記で財務事務次官の送迎車がクラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンであるとほぼ確定できたが、他の省庁も概ねこれと同じだろう。やっぱりクラウンは役人の憧れだったのだ。従って小役人の場合は自腹で買うプライベートカーも、本心はクラウンが欲しくても、もしもそれがバレると職場に居られなくなるかもしれないからここはジッと我慢して、退職後に憧れのクラウンを買う‥‥と、思ったら、それでも気が引けるのか、敢えてクラウンを外してカムリ等を買ったりするという話を聞いた事がある。
まあそれはそれとして、今度は各省庁のトップである国務大臣の送迎車を話題としてみよう。折しも文部科学省の大臣が国会会期中のまっ昼間に公用車でヨガのトレーニング?に通ったのがバレて問題になっている最中だ。そうかぁ、ヨガなら公務に励めるように健康管理の為だから問題は無いっ キリッ 、とか言うんだろうなぁ。あっ閣議決定するかもねぇ。
因みにこのヨガのお店は引退した (AV) 女優さん達が個室のベッドでオイルマッサージ等をしてくれるそうで、成る程これは健康の為だから代金は公費で出費でも良いくらいだ。
さてその文科大臣が風俗ヨガのトレーニングに通う姿をスクープした文春の写真からクルマの部分を切り出したのが写真左下だ。要するに我々としての興味は公用車の車種であって、行き先が風俗でもヨガでも如何でも良い事だ。それでその写真を見れば、これはフルサイズのミニバンであり、この手はトヨタ アルファード (と兄弟車) または日産 エルグランドとなるが、写真から見てもアルファードに間違いない。
次にアルファードのグレードだが、アルファードと言っても 2.5 X (335.5万円) からハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ S 4WD (750.8万円) と幅が広いが、まさかベースグレードという訳も無く、可能性としては環境云々からハイブリッドで大臣と言う格からしてもエグゼクティブ ラウンジ S という最上級グレードの可能性が高いが4WD である可能性は低く、となるとハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ S (718.3万円) の可能性が高い。このエグゼクティブ ラウンジS なるグレードの内装がどんなものかと言えば、下記の日記でこのグレードの内外装を紹介しているのでそちらを参照願いたい。
⇒ Toyota Alphard (4月2日の日記)
考えてみれば財務省の事務次官が502万円のクラウンなのだから、文科省とはいえ大臣の専用車が700万円以上でも不思議は無い。
実は以前例の憲政史上に輝く究極の馬鹿大臣、ミニスカ網タイツピンヒール伊達メガネの防衛大臣の問題で、ニュース映像に写ったのは1千数百万円也のレクサス LS ハイブリット のロングボディーだったから、それに比べると文科省は随分と地味だ。これについては 2017年7月9日の日記で取り上げているので興味のある方は下記にて‥‥
⇒ 2017年7月9日の日記
そう言えば以前は国務大臣の専用車と言えばセンチュリーが多かったような気がしたが、最近はレクサスが多いのだろうか。尤もセンチュリーには確かハイブリッドが無かったような気がする。と、思ったが念の為に調べてみたらばセンチュリーは近日中に FMC で3代目になる事から一時的に販売していなかった。
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それにしても日本の官僚や大臣はどうなっちまったんだい、っていう状況で、日本を支える筈の財務省の事務次官と国税庁長官が何れも不祥事で辞任のために不在というのだから只事ではない。加えて国務大臣に至っては近年不祥事の連発で、以前だったらもう10回以上内閣が吹っ飛んでいてもおかしくは無い状況だ。政治家も官僚も落ちるところまで落ちたこの日本。一番迷惑しているのは "一応" 主権者とされている我々国民なのだが‥‥。
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2018/4/24 (Tue) 高級官僚の送迎車<2>
4月22日の日記では特別編という事もあってついつい本来の目的から話題が外れてしまったが、今回はその補足版として表題通りの内容でお送りする。
先ずは例のおっぱい次官に関するニュース映像から、朝迎えに来た運転手付きのクルマが発進した瞬間のスクリーンショットが写真左下だ。これを見れば一目でクラウンと判るが、クラウンにはロイヤル系とアスリート系がある。まあ常識で考えて公官庁でアスリートを買う事はあり得ない。おっと、交通取り締まり用の覆面パトカーはアスリートが多かったがあれば別口だし、警察官というのは極一部のエリートを除けば地方公務員だ。
加えて排気量クラスはといえば、恐らく環境への対応とかいう建前でハイブリッドを使う筈だ。となるとクラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンと推定出来るので、トヨタのオフィシャルフォットを写真右下に並べると‥‥ピンポーン、先ず正解だろう。
それでも念の為にスクリーンショットを拡大してみると、可也不鮮明とは言えグレードエンブレムは Royal Salln と判るし、もしもその上のロイヤルサルーンGの場合は Royal Salln の直ぐ右に "G"のエンブレムが見える筈だ。そしてテールライト下にエンブレムがあるのはハイブリッドのみだから、これで確定して良いだろう。すなわち財務省の事務次官の送迎車は「クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン 502.2万円」だった。
因みにガソリン V6 2.5L NA のロイヤルならば 381.2万円だから、こちらを選べば我々の血税が 120万円程節約できる。だれか野党の先生が追求してくれないかなぁ?
次に日刊ゲンダイのスクープ写真では自宅の前にプライベートカ―と思われるクルマが見えている。その形状からこれまたクラウンである事は直ぐに判るが、更にテールランプの形状からアスリートであろう事も推定できる。成る程、プライベートカーだからロイヤルじゃあないんだ。自ら運転するのかは別としてもプライベートカーがあると言う事は休日の私用に通勤用のお抱え車を使う事はしないようだ。まあそれで舛添前都知事が失脚したのだから気を付けているのだろう。
そしてリアのエンブレムを拡大して見たらば、クラウン ハイブリッド アスリートG (584.8万円) と推定出来た。
まあ個人が買うプライベートカーだから文句を言う筋合いは無いが、ひとこと言わしてもらえば、白なんて清純なボディーカラーはおっぱい次官には似合わない。ここはやっぱり下の色しか無いでしょう!
なおクラウンハイブリッドについては以下の試乗記を参照願おう。
⇒ TOYOTA CROWN Hybrid Athlete 試乗記 (2013年9月)
ところで上記の試乗記ではクラウン ハイブリッド アスリート の価格が 410万円となっているが、これは 2013年1月モデルの場合で、現行の2016年8月モデルから 439.6万円となっている。まあ装備品の変更などを細かく調べていないので何とも言えないが、少なくとも価格としては 3年半で 30万円もアップしていた。
それでもこの次官は何とか上手く懲戒処分を免れて辞任出来そうだから、これから第二の人生で天下りを繰り返して退職金だけでも数億円を稼げる可能性も充分ある。おっぱい君、良かったね!これでプライベートカーはレスサス LS ロングに代える事が出来るねっ。
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2018/2/23 (Mon) FAIRLADY SPL213
フロントグリルは当時の日産のアイデンティー‥‥とは言わないが、何となくブルーバード 310 を髣髴させるものがあるし、ヘッドライトは共通だろう。と書いて気がついたが、当時のヘッドライトはレンズとリフレクターを電球として一体化したシールドビームと呼ばれるものであり、世界的に共通化されていたから同じでも当たり前だった。
リアのトランクリッドは車幅に対して狭いが、これは現代でもポルシェボクスターでは似たような状況で、言い換えれば半世紀以上前に既にこういうデザインを採用した日産も立派なモノだ。それでは同時代のポルシェはといえば‥‥リアはエンジンが居座っているからリアトランクは無かった。
そのトランクの開閉ノブは何ともレトロでゴッツいが、こんな突起物は今では危険という事で使用できないだろう。リアのランプ類、すなわちブレーキランプとウィンカーはブルーバード 310とは違いフロント同様に汎用品の丸型ランプを付けただけという感じだ。
サイドのラインも中々美しく、特にリアのカーブが凝っている。しかし良く見ればスポーツカーとしては腰高であり決して格好良いモノでは無いのは、シャーシーがトラックベースのラダーフレームであり、その上にオープンボディーを載せているだけだからで、まあ仕方はない。なおこのクルマは4シーターであり益々セダンっぽいが、言い換えれば4人乗れないと売れない対米輸出車としては好都合だった。
ここで疑問になるのはソフトトップ等はどうするのだろうか? 日本は何時突然雨が降るか判らないから、これじゃあ使いものになりそうも無い。やはりこれは米国、それも雨の降らない一部の地域向けだろう。
ダッシュボードはボディと同じ板金製で塗装も同じであり、当時は未だソフトパッドなんていう発想は無かったし、シートはヘッドレストも無く、シートベルトだって無かった。
トランスミッションは4速フロアシフトで、勿論3ペダルのマニュアル。4速なんてショボい~、何て言っちゃあいけない。当時は3速が当たり前の時代だから4速というのは高性能車の証しだった。ダッシュボード中央にはカーラジオが付いていて、当時は当然だったプッシュ式選局で、これは長いストロークのボタンを押すとメカ的に選局用のデバイス (要するにバリコン) を動かすと言うモノだったから、軽快に押さないと良いところで止まらなかったりした。
あっ、勿論 AM のみで当時は FM 放送なんて無かった、と言いたいが、実は実験放送として 1957年に NHK が放送を開始していたし、民放としてはこれも実験放送だが 1958年に東海大学が放送を開始し、これが 1960年には広告放送が許可されて初の民間 FM 放送局 (通称 FM 東海) となった。ではテレビはと言うと 1960年の皇太子ご成婚 (1959年) を期に中産階級では普及率が大幅に上がった頃だから、クルマを買うような家庭では当然テレビはあっただろう。
正面のメーターは右側の速度計、左側には集合メーターらしきモノがあるが回転計は無いようだ。当時のクルマは少なくとも燃料計と水温計が装備されていた。燃料計はともかく、水温計については当時のクルマは走行条件が厳しくなるとオーバーヒートする事もあったから、危険温度に近付いた時にいち早く知る事が必要だった。
ええっ、当時だって水温計の無いクルマはあったぞ、って‥‥何々、パブリカ? まあパブリカは空冷だからそりゃ水温計は無いでしょう。ついでに言えばパブリカは確か燃料計も無くて、警告灯のみだった覚えがある。
あれから半世紀以上が経って、このフェアレディの系譜は現在もフェアレティZとして生きながらえていて、日本車のブランドとしてはクラウンに次ぐ位の伝統ではないか。因みにフェアレディの試乗記に関しては以下がある。
⇒ Nissan Fairlady Z NISMO 試乗記 (2017年12月)
⇒ NISSAN FIRLADY Z Version ST 6MT 試乗記 (2008年12月)
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2018/4/22 (Sun) 高級官僚の送迎車
度重なる不祥事等で世間の注目を集めている高級官僚だが、次官クラスなら当然各省庁から通勤を含めて運転手付きのクルマで移動する筈で、それなら一体どんなクルマを使っているのだろう。当然危ない内容になりそうなので特別編でお送りする。
いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。