戒厳令という奥の手を使ってしまったが、ほぼ失敗となったお隣の国の尹大統領は、その後1回目の弾劾決議では与党の棄権により議決に必要な2/3を確保できなくて否決されたが、14日夕の2回目の弾劾訴追案では可決された。
今回は与党「国民の力」の議員8人が賛成に回った事で可決の原因となった。
さて、弾劾訴追案が可決された後のスケージュールはというと、BBCが分かりやすい図を発表しているので、これを下に張り付けておいた。

図によると、現在は「大統領の職務は停止」となっているが、この時点では未だ罷免はされていない。今後憲法裁判所が6カ月以内に弾劾の妥当性を判断し、賛成の裁判官が6人以上いれば大統領は罷免され、新大統領を選ぶ選挙が60日以内に実施される。
こうなれば、今の勢いでは野党・共に民主党の李在明代表が出馬して当選する可能性が高い。李在明といえば、文ちゃんを上回る極端な反日親北であり、日韓関係は文ちゃん時代以上に最悪となるだろう。

しかも、文ちゃんの時は安倍首相が毅然として韓国に妥協しなかったかが、今の政権では韓国に好きなようにやられる可能性が大きい。
となれば、日本だってノンビリしている訳にはいかず、来年の参院選までになんて言っていたら完全に手遅れとなってしまう。
ただし李在明代表は公職選挙法違反の罪に問われた裁判で、懲役1年執行猶予2年の有罪判決を受けて現在控訴中だが、有罪となれば国会議員職の喪失とともに、今後10年間被選挙権が剥奪されるから、大統領選にも出らない事になる。
「溺れる犬は棒で叩け」という韓国の思想の結果、大統領になれば可成りの確率でその後刑務所行となるのがルーチンとなっているが、尹大統領も内乱罪で逮捕される事はほぼ確実であり、そうなれば判決は死刑もあるだろう。ただし、実際に処刑される事はないとは思うが、こんな国の大統領になろうという奇特な人物が居る事自体が不思議だ。