昨年11月に京畿道北部のある陸軍部隊で戦車の操縦手として服務していたA下士(下士官)が19日間の休暇を申請しタイに渡航したが、帰国した時は女性になっていた!
実はA下士は昨年7月に直属指揮官に「私は女にになりたいです」と相談し、その後陸軍病院で「性別不一致」と判定され、数回にわたりカウンセリングとホルモン治療を受けてきた。そして前述のタイでの手術となったようだ。
手術は大成功で外観上は女性になったA下士は今度は「女性軍人として満期転役したい」と要請してきたことで問題が起きた。A下士は復帰後に入院した国軍首都病院で「心身障害3級」の判定を受けため、法規上では戦闘など不可避の事情で障害が生じたのかどうか確認する戦功傷審議を経て転役審査対象となった。
なお下の写真は出どころ不明で真贋不明の怪しいものだが、まあ参考に。もしも本物なら‥‥レバル高~い!完全パスじゃないか!
まあ以前の部隊での勤務は無理だろうが、本人は「女性軍人として満期転役したい」と要請したために、話が複雑になってしまった。すなわち男性が故意に性器を失った事は非戦功傷判定となり軍服務能力喪失とされるのだが、もしもA下士が元々女性であれば問題が無くなってしまう。韓国軍には少数ながら女性の兵士も存在しているから、性別変更で女性としての法的地位を確保すれば、女性兵士としての服務に問題が無くなってしまう。
韓国では民間企業の場合トランスジェンダーなど性的少数者だという理由で従業員を解雇したら違法になる。では軍の場合はというと‥‥勿論過去に例が無いから判らない。
しかしこのニュースを見ると、韓国軍というのはある面随分進んでいるのに驚く。何しろ性別適合手術を受けるための休暇を許可しパスポートも発給したというから、これらを軍は認めていた事になる。
さて日本の自衛隊で同じ事が起こったらどうなるのだろうか?恐らくそんな事態は全く想定していないだろうが、韓国の現状を見れば日本だった他人事とは思えないが、防衛省にそんな考えの柔軟な官僚や将官は‥‥いないような気がするが‥‥。