海上自衛隊の「あさひ」型自衛艦はあさひに続いて2017年に2番艦「しらぬい」が進水し、現在2隻体制となっている。
このあさひ型護衛艦は対潜能力に特化し護衛艦であり、自分以外の僚艦を守る能力が無い代わりに、対潜水艦能力を増強しているところが特徴的だ。
あさひ型は護衛艦として初めて潜望鏡監視レーダーを搭載し短時間でも確実に探知できることから、相手の潜水艦は潜望鏡を使う事が出来ない。またソナーは味方のソナー音が敵潜水艦に反射する反響音を拾う事もできるなどグレードアップされている。
そして潜水艦攻撃兵器として、長距離攻撃にはVLSから発射する国産アスロック対潜ミサイルと短距離には12式短魚雷を装備しえいる。
このあさひ型のターゲットは勿論中国で、実際に中国の潜水艦はあさひ型に簡単に発見されてしまい、殆ど潜水する意味が無い状態だ。勿論、中国はあさひ型の存在を相当に警戒しているだろう。
実は、日本の対潜水艦能力はこれ以外にも多くの装備があり、中国の潜水艦は母港を出航した段階で、既に日米が追跡しているとも言われているし、日本の近海には海底にセンサが張り巡らされて常に潜水艦の位置を監視しているとも言われている。
しかも中国の潜水艦は技術レベルが低いために騒音が大きく、これまた探知が簡単という事だ。
結局、中国の技術なんで最先端の軍事用には使い物にならないという事か。
それでも民生用の電子計測器なんて、何とか使える程度にはなっているが、軍事技術となれば話は別で、これはそう簡単にはパクれないのだった。