カテゴリー: 軍事

  • 対中国潜水艦に特化した護衛艦「あさひ」




    海上自衛隊の「あさひ」型自衛艦はあさひに続いて2017年に2番艦「しらぬい」が進水し、現在2隻体制となっている。

    このあさひ型護衛艦は対潜能力に特化し護衛艦であり、自分以外の僚艦を守る能力が無い代わりに、対潜水艦能力を増強しているところが特徴的だ。

    あさひ型は護衛艦として初めて潜望鏡監視レーダーを搭載し短時間でも確実に探知できることから、相手の潜水艦は潜望鏡を使う事が出来ない。またソナーは味方のソナー音が敵潜水艦に反射する反響音を拾う事もできるなどグレードアップされている。

    そして潜水艦攻撃兵器として、長距離攻撃にはVLSから発射する国産アスロック対潜ミサイルと短距離には12式短魚雷を装備しえいる。

    このあさひ型のターゲットは勿論中国で、実際に中国の潜水艦はあさひ型に簡単に発見されてしまい、殆ど潜水する意味が無い状態だ。勿論、中国はあさひ型の存在を相当に警戒しているだろう。

    実は、日本の対潜水艦能力はこれ以外にも多くの装備があり、中国の潜水艦は母港を出航した段階で、既に日米が追跡しているとも言われているし、日本の近海には海底にセンサが張り巡らされて常に潜水艦の位置を監視しているとも言われている。

    しかも中国の潜水艦は技術レベルが低いために騒音が大きく、これまた探知が簡単という事だ。

    結局、中国の技術なんで最先端の軍事用には使い物にならないという事か。

    それでも民生用の電子計測器なんて、何とか使える程度にはなっているが、軍事技術となれば話は別で、これはそう簡単にはパクれないのだった。





  • ロシアに提供した北朝鮮の240mm多連装ロケット砲でソウルは火の海




    北朝鮮はロシア軍に対して100両以上の22連装240㎜自走ロケット砲を提供したといわれている。

    そしてこの度、通信アプリ「テレグラム」にウクライナ側が開設したものとして知られるチャンネル「ティスク(Тиск)」およびXの「スペシャル・ヘルソン・キャット(Special Kherson Cat)」に、ロシア軍が240㎜自走ロケット砲を発射している短時間の動画を公開した。動画には、道路に停車して発射管に仰角を付けている北朝鮮製240ミリロケット砲が、およそ1秒間隔で2発のロケット弾を順次発射する様子が収められているという。


    北朝鮮の240ミリロケット砲は最大22連装が可能と伝えられている。韓国首都圏を脅かしている北の長射程砲340門のうち、240ミリロケット砲は200門ほどで、韓国軍当局は「戦争が始まったらこれらの長射程砲が1時間で最大1万6000発の砲弾を韓国首都圏にばらまくことができる」とみている。

    北朝鮮はロシアに派遣した兵士達がロケット砲を使った実践を経験した事になり、これは韓国にとっては大きな脅威だ。





  • 空自F15戦闘機 日本版アップグレードで第4.5世代に進化




    1976年から運用されている米国の大型制空戦闘機F-15はその後、航空自衛隊、イスラエル航空宇宙軍、サウジアラビア空軍などが採用し現在に至っている。

    F-15 は第4世代ジェット戦闘機で、既に半世紀の間使用されているが、その為には常に改良されてきて、初期のF-15と最新モデルではまるで別の機種と言っても良いくらいだ。

    日本向けとしてはF-15C/Dイーグルを三菱重工業が中心となり、日本の航空自衛隊向けにノックダウン及びライセンス生産した制空戦闘機であるF-15J/JDがある。単座のF-15Cを原型とする「F-15J」と、機体能力は同一のまま複座としたF-15Dを原型とする「F-15DJ」の2機種がある

    1977年に正式採用されて以来、F-15J 165機と複座型F-15DJ 48機の計213機が製造された。これは開発国米国に次ぐ保有数で、米国外での使用機総数356機の約6割を占めている。

    そのF-15Jは2022年から三菱重工とボーイング社の契約により、アップグレードを始めている。ボーイングはF-15Jアップグレードパッケージ「Japanese Super Interceptor(JSI)」に基づき、ボーイングはJSI仕様に改造するための図面、地上支援装置、技術資料を提供し、この改造により米軍の最新鋭モデルF-15EXに近い構成となる。

    改修により、米空軍のF-15Eアップグレード用に開発されたレーダーでイスラエル空軍もF-15Iのアップグレード用として採用した実績を持つ「AN/APG-82(V)1」が搭載され、空対空モードと空対地モードの同時使用が可能となる。そのためF-15JSIは単なる迎撃機ではなく「マルチロール機」としての能力を獲得する。

    加えて、ミッションコンピュータ「ADCP II」は1秒あたり870億回の命令処理能力を備える「世界最速のミッションコンピュータ」でF-15EやF-15EXが搭載するものと同じとなる。エンジンについてもより強力なF110-GE-129に換装される。

    ただし、JSIパッケージにはコックピット周りの改修内容や赤外線捜索追尾システム(IRST)が含まれていない。しかし、日本には独自で開発する能力があるために、自国製を搭載するだろう。

    また、F-15EXとは異なり「フライ・バイ・ワイヤシステム」に対応できないので、機体の制御システムは依然として操縦性増強装置(CAS)+油圧機構となる。

    とは言え、米国のF-15EXとほぼ同様の性能を獲得し、第4.5世代といえる戦闘機になる。

    この改修が実施されるF-15Jは航空自衛隊が所有する全ての機体ではなく、これまでに近代化改修を行ってきた機体のみがJSI仕様へとアップグレードされるために、最大98機だが、これだけの第4.5世代戦闘機の所有は世界的にみても上位と言える。

    こんな、戦力を持つにも関わらず「軍隊」ではなく「自衛隊」というのも、いい加減になんとかしろよ、と思う今日この頃。





  • 中国が軍民両用として強襲揚陸艦を建造




    中国の台湾侵攻が囁かれているが、現実には人民解放軍海軍には上陸作戦の要となる強襲揚陸艦が手薄状態だ。現在の主力は075型強襲揚陸艦で、2024年時点で3隻が就役、1隻が試験航行中なのが確認されている。

    075型は満水排水量36,000~40,000t、全長232mで、米国のアメリカ級(45,000t、257m)と概ね同サイズだ。スペック的にもアメリカ級と同等だが、まあ中共製のパチものだからハッタリは大いにあるだろう。空母のような全通甲板を持ち、航空機はヘリコプター30機が搭載できるというが、米国のように戦闘機(F35B×6機)の搭載はできない。

    そもそも、中国にはF35BのようなVSTOL機が無いのが最大の理由だ。

    そんな状況の中国だが、広東省広州市で台湾有事を想定した軍民両用艦が建造されていることが、読売新聞のスクープで判明した。

    この画像の船は貨物船に甲板を置いて改造した艦船で、平時には海洋調査などを行う一方、有事には軍が揚陸艦として運用し、兵員・兵器の輸送や監視活動に利用するとみられる、と報道されている。

    同船は幅約40m、長さ約200mとされ、全通甲板を持つなど形状は空母に似ているというが、寧ろ長さ232mの075型強襲揚陸艦に近い。これはまさに台湾侵攻時の上陸作戦に使用する事を前提にしているとしか思えない。

    同船の船体には軍艦に付与される艦番号がなく、民間調査船である事を示唆する船名が書かれているというから、平時は民間で運用される可能性が高いという。

    一部では海洋調査船に偽装した軍艦だとも言われているが、その成り立ちからすれば、基本は民間船舶を強襲揚陸艦風に改造したものだろう。

    軍用艦と民間船舶では基本構造がマルで異なり、民間船では戦闘時のハードな使用にはとても耐えられないと思うが、まあ、そんな事は気にしないのが中国だ。

    スクラップを再生した空母と貨物船を改造した強襲揚陸艦で、果たして台湾上陸作戦なんて出来るのだろうか?

    因みに、輸送艦と言っているが、実はウェルドッグを装備している本格的な強襲揚陸艦を持っている国もあるが。





  • 韓国「ミニイージス艦」事業 共に民主党の圧力で再度遅延




    韓国のイージス艦といえば、2022年に進水した8,200トンクラスの「正祖大王」クラスだが、これはお笑い韓国兵器の真価を発揮して世界中の笑いもの状態だった。

    そんな状態で、今度はより小型の6,000トン級の「ミニイージス艦」と呼ぶ新型艦の導入を推進している。あれっ、韓国は日本よりも大きいのを造るニダ、と8,200トン級を開発したのに、今度は世界の主力となるフリゲート艦に相当する新型を開発しようというのかな。

    まあハッキリ言って、全くモノにならない「正祖大王」はシラバックレて無い事にし、シレっと事実上のフリゲート艦を開発しようというのだろう。

    この次期駆逐艦(KDDX)導入計画発注先t後してHD現代重工業ハンファオーシャンが激しく競合する中、最近は野党・共に民主党の一部議員がこの計画にイチャモンと圧力をかけた事で、防衛事業庁は24日午後、防衛事業企画管理分科委員会を開き、「KDDXの詳細設計および先行艦建造基本計画案」を審議したが、結論には至らなかった、と発表した。

    この計画では従来、韓国の軍艦の発注は随意契約が多かったが、今回は競争入札の導入が主張され発注先決定が難航していた。そこに今度は野党まで加わっての泥沼状態となっている。

    KDDXは当初、2023年12月に基本設計を完了し、昨年詳細設計と先行艦業者を選定する計画だったが、既に1年以上遅れている状況で、このままでは2030年の投入予定は2032年にずれ込むというが‥‥いやいや、「正祖大王」の例をみても予定通りに就航どころか、何年経っても戦力にならない状況では、例えすんなりと計画が承認されても、結局モノにならないというのが何時ものパターンだ。

    結局、次期装備を検討する事に意義がある、という何時ものお笑い韓国軍だった。





  • 中国が返却したボーイング機 複数の買い手が手を挙げる




    米国の中国への145%関税に対する報復として、中国のエアラインに納入予定のボーイング737MAXの納入を拒否した事で、ボーイング社は生産済みの機体が余ってしまったとして、日本のマスコミは大喜び。ボーイングは不良在庫を抱えたニダ、とホルホルしながら記事にしていた(笑

    中国が引き取りを拒否して米国に送り返された機体は数機に上ると言われている。

    ところが、どっこい、この機体の買い手は直ぐに表れた。エアインディアがこの機体を買い取る方向で検討しているという。エア・インディアは事業再建を急ぐ中で、航空機を早急に必要としていが、737MAXは民間機の受注残は5,500機を超えている状態では、早急の納入は難しい。

    ところで、インドにしてみればヒョンな事から「即納」状態の機体が出てきたのだから、まさに漁夫の利を得た状態になった。

    結局、中国は米国に報復するどころか、ボーイングには何の痛手も無く、しかも敵対するインドを助ける結果となってしまった。

    なお、既に中国で運航しているボーイングやエアバス社の機体も、今後定期メンテナンスの必要があるが、この時に米国製の部品は輸出拒否するだろから、中国の所有する旅客機は今後メンテナンスが出来ない事になる。

    まあ、互換性のあるパチモノ部品を使用するという手はあるが、純正部品以外で整備された機体は、西側の空港への着陸許可が出ない事から、中国のエアラインは中国に従う一部の途上国くらいしか航路を維持できない事になる。

    何の事はない、米国の新関税政策は中国の一人負けで勝負が付きそうだ。





  • 北朝鮮の新型駆逐艦がミサイル搭載の最新鋭イージス機能あり?




    キム・ジョンウン(金正恩)総書記が新型駆逐艦の進水式に出席した、と北朝鮮の国営テレビが伝えた。例によって娘も同伴しているが、久しぶりに見ると随分大きくなって、子供丸出しではなかった。

    この新型駆逐艦は5,000トン級で、最近ではフリゲートと呼ばれて各国の主力となっているサイズで、金総書記の演説では超音速戦略巡航ミサイルや戦術弾道ミサイルを搭載するという。韓国メディアは専門家の分析としてミサイルの垂直発射装置の数が合わせて74に上ると伝え、核弾頭を載せたミサイルを搭載した場合には、北朝鮮は海上からの核攻撃が可能な艦艇を保有することになる、と指摘している。

    艦の外観を見ると、ステルス性を考慮した最近の新型イージス艦と近似した形状だ。

    それにしても、国民の多くが餓死寸前という超貧乏国の北朝鮮が、何故に最新のミサイル駆逐艦を持つ事ができるのだろうか。

    資金とともに技術力的な援助もどこからが受けている筈で、それは恐らくロシアだろう。そこで、ロシアの同クラスのフリゲートはというと、アドミラル・ゴルシコフ級で、写真下を見ても成程北朝鮮の新型と似ている。

    そして日本の海上自衛隊はもがみ型護衛艦。護衛艦なんて呼んでいるが、豪海軍も採用を検討している世界最先端の最新鋭ステルス型フリゲート艦であり、外観を比べただけでも他国に圧勝している。

    では、中国はといえば、054型フリゲートで、アドミラル・ゴルシコフ級に似ているというか、これまた劣化コピーだろうか?

    ところで、韓国のこのクラスの駆逐艦は李舜臣級駆逐艦で、基準排水量4,400トン、2003年より就航している。

    しかし、ウリらも小型イージス艦を持つニダ、と例によって見栄を張って、2030年までに6隻の実戦配備をするという「目標」を掲げて、8兆ウォン規模の事業を導入しているが、共に民主党の圧力で度々延期となっている。

    そういえば、より大型の自称イージス艦「正祖大王」は2022年に進水するも、抱腹絶倒のお笑い兵器で、世界の笑いものになったが、その後はどうなっているのだろうか?

    調べてみたらば、目出度くも昨年12月に就役式典が行われたようだ。それでは、今現在は海軍で実践配備されているのか、と思ったら、今年の年末までには配備される予定‥‥だとか(笑





  • 中国の中型旅客機は使い物になるのか




    中国はトランプ関税にブチ切れして、納入直前のボーイング737MAXの受領を拒否し、今後米国製の旅客機の購入をしないと豪語しているが、それではその穴をどのようにして埋めるのだろうか?

    ボーイング737MAXのライバルはエアーバス A320neoであり、この2機種の比較をすると

    項目 Boeing 737 MAX 8 Airbus A320neo
    初飛行 20171 20149
    全長 39.5 m 37.6 m
    全幅 35.9 m 35.8 m(シャークレット付き)
    最大離陸重量 (MTOW) 82,200 kg 79,000 kg
    航続距離 6,570 km 6,300 km
    標準座席数(2クラス) 162 150
    最大座席数(単一クラス) 210 194
    エンジン CFM International LEAP-1B CFM LEAP-1A または PW1100G
    巡航速度 0.79 マッハ 0.78 マッハ
    燃費(旧型機比) 1520%改善 1520%改善
    客室幅(内寸) 3.54 m 3.70 m
    発注数(2024年時点) 5,700 9,700

     

    という事は、中国は今後A320を導入するのだろうか?

    実は中国には自国で開発したCOMAC C919という中型ジェット旅客機がある。

    COMAC C919とは、中華人民共和国の中国商用飛機 (Comac) が開発した、168-190席のナローボディ機であり、中国ではC919をエアバスA320neoシリーズとボーイング737MAXの競合として位置づけている。

    仕様はA320 neoとほぼ同じ、というか例によってA320の中華コピーというべきモデルだ。

    成程、それなら何もボーイング買わなくてもいいんじゃねぇの、と思うが、実はC919の開発は大きく遅れているし、加えてエンジンについては将来は中国製を使用するとしているが、現状ではゼネラル・エレクトリック社とフランスのサフラン社の合弁会社であるCFM社のもので、要するに米国が中国への輸出を拒否すればエンジンが無い事になってしまう。

    加えて、アビオニクス(航空機用電子機器)やランディングギアなどの重要部品も欧米から輸入する必要があり、これまた輸出規制に引っかかって、どうにもならないという状況だろう。

    まあ、強がったろところで米国に勝てる筈もなく、その辺を判ったうえでトランプ政権は非現実的な規制を吹っ掛けているのだから、これはもう中国に勝ち目はないという事だ。





  • イランの港で大規模爆発 ロシアが支援を表明




    ロイターによると『イラン南部にある同国最大の港、バンダルアバスで26日、大規模な爆発があった。国営メディアは27日、少なくとも40人が死亡、1200人以上が負傷したと伝えた。』

    更に『爆発はイラン最大のコンテナハブである同港のシャヒードラジャイー地区で発生。周囲数キロにわたって窓ガラスが粉々になり、輸送用コンテナから金属が剥がれ、中の商品が大きな損傷を受けたという。』とも伝えている。

    この火災に対してロシアのプーチン大統領は非常事態省の航空機数機(Be-200Il-76)をイランに緊急に派遣するよう命じた、と在イスラム共和国ロシア大使館が発表した。

    ところで、 Be-200Il-76と聞いても多くの日本人は、これが何物なのかは理解できない。という事で調べてみた。

    先ずは Be-200から。

    Be-200はロシアの航空機メーカー、ベリエフ設計局が1998年に開発した多目的水陸両用機(飛行艇)で、飛行艇としては珍しいターボジェットエンジンを使用している。

    飛行艇と言えば、日本のUS-2が思浮かぶが、US-2はBe-200に対して、離陸重量と航続距離、巡航高度で勝り、巡航速度では多少劣るが離水距離と着水距離は圧倒的に短く、着水可能波高においては約3倍という性能を誇っている。

    これはBe-200が劣っているというよりも、US-2が飛行艇として飛びぬけた性能であるということだ。

    次にIl-76イリューシン76)は、旧ソ連のイリューシン設計局の開発した大型の軍用輸送機で、ロシアでも空挺降下を含めて引き続き運用されている。
    最大積載量は53tで、これは同サイズの米軍C-17 の78tに比べて大きく差が付いている。
    尤も、ロシアの最新輸送機は圧倒的な積載量を誇っているから、要するに時代遅れのIl-76を派遣した、という事だ。

    旧ソ連を含めてロシアの航空機というのは、米国に比べるとイマイチ感があるが、それでも各種の軍用機を自国で賄えるロシアの力は、国際的な軍事バランス上で大きな影響力を持っている事は否定できない。





  • 中国 第6世代戦闘機J36を公開するも 開発中のJ50も公開




    昨年11月に中国広東州で開催された国際航空ショーで中国空軍の新型ステルス戦闘機「J35」が初公開飛行をおこなったが、それから僅か半年で今度は開発中の第6世代戦闘機「J50 ]の写真を公開した。

    実は4月にも、同じく第6世代戦闘機で別の機種である「J36」の動画も公開している。

    中国は殆ど同時期に第6世代戦闘機を2機種開発している事になる。

    米国の軍事専門メディアによれば、この機種はJ50以外にもJ-XDSとも呼ばれ、昨年12月に初公開後、試験飛行を続けているという。

    内容は一切発表されていないが上の写真からは、戦闘機の前方胴体は断面がダイヤモンド型になっており、機首の下面には同じく中国のJ20や米国のF35戦闘機で見られるのと類似した電子光学照準システムあるいは赤外線探索・追跡システムと推定される構造物も見られる、という。

    加えて後方下部には、F22ラプターと似た2次元推力偏向方式の排気システムが装備されているものとみられ、こうした構成はステルス性能と機動性、安定性を全て考慮した設計と評価されている。

    このように中国は米国と第6世代戦闘機の開発で競っているというが、既に米国のF35をパクったJ35は事実上使い物にならないというか、F35と比べるのもおこがましい代物のようだから、増してや米国でも未だ開発中と言われる第6世代戦闘機「F47」対抗する機種の開発を中国が順調に行っている、なんていう発表を信じる方がどうかしている。

    なお、F47については、3週間ほど前にトランプ氏の動画が公開されている。

    まあ、何よりも面子を大切にするキンペイからすれば、「米国と戦闘機開発を争っているあるよ」と言いたいのだろうが、新型開発の前に雨水が侵入すると壊れるし、パワーを上げると黒煙をまき散らすジェットエンジンを何とかしろよ、と言いたいところだが(笑