日本を始め一部の船がホルムズ海峡を通過しているとも言われている現在、イランは韓国に対して非常に厳しい姿勢をとっている。その背景には、長年にわたる「凍結資産問題」に加え、2026年現在、中東情勢の緊迫化に伴う「ホルムズ海峡での船舶拿捕・足止め」という新たな火種が加わっている。
その理由はは大きく分けて以下の3つの要因が重なっている。
1.凍結資産を巡る根深い不信感
最大の懸念は、かつて韓国の銀行に凍結されていたイランの原油代金(約70億ドル)を巡るトラブルだ。
• 背景:米国の制裁により、韓国はイランへの支払いを長年停止していた。2023年に一度、カタール経由で解除される動きがあったが、その後の送金プロセスや手数料、あるいは新たな制裁の影響でイラン側が「期待した形で資産を受け取れていない」という不満を爆発させている。
• イランの認識:イランから見れば、韓国は「米国の顔色を伺って、正当な代金を支払わない不誠実な国」というレッテルを貼っている。
実は、嫌韓系のSNSなどで指摘されている、韓国はイランの石油代金を踏み倒しているという意見は、これの事だったのだ。
2.ホルムズ海峡での軍事的・物理的圧力(2026年の現況)
現在、中東情勢(Operation Epic Fury等)が激化する中で、イランは戦略的要衝であるホルムズ海峡での圧力を強めている。
• 韓国船の足止め:2026年4月現在、ホルムズ海峡付近で韓国籍を含む多数の船舶(約26隻)がイラン側によって足止め・通航妨害を受けていると報じられている。
• 武器輸出への不快感:イラン側は、韓国がアラブ諸国(イランの対立陣営)に対して高性能な武器を輸出していることに対し、強い不快感を示している。これに対する「報復」や「警告」の意味を込めて、韓国の物流ルートを狙い撃ちにしている側面がある。
3.外交的「立ち位置」への反発
イランは、韓国が米国の同盟国として中東政策に深く関与していることを警戒している。
• 米韓関係への牽制:2026年初頭に韓国が米国と通商・軍事面での合意を加速させたことに対し、イランは「韓国は中東の安定よりも米国の利益を優先している」と非難を強めている。
• 北朝鮮の動向:最近では、長年の協力関係にあった北朝鮮がイランと距離を置き始めたという分析もあり、イランが孤立感を深める中で、西側陣営に近い韓国を「叩きやすい対象」として利用している構図も見える。
まとめ
イランにとって韓国は、「未払いの金(凍結資産)がある債務者」であり、同時に「米国の忠実な同盟国」だ。そのため、経済・軍事の両面で圧力をかけることで、米国との交渉カードに使ったり、自国の正当性を主張したりするための「格好のターゲット」にされているのが実情だ。
韓国の李在明政権は、人道支援の検討や補正予算によるエネルギー対策を急いでいるが、イラン側の態度は依然として硬く、関係改善の出口は見えてない。
なお、韓国は208日分の石油備蓄があると言っているが、実はこれは石油製品の輸出を考慮しない数値であり、輸出を継続するとすれば68日分しかない事になる。
備蓄が枯渇したら、日本に対して援助を受けてやるとか言って、支援を受けたら「ウリらに恥をかかせたニダ」といって誹謗中傷する‥‥とか。