メディア系専門学校に行けば 一部の高校生が憧れるゲームクリエーターになれるのか


親も教師も避けたいと言われているメディア系専門学校だが、最近のゲームはどう見ても3D画像処理などで、極めて高度の物理的な計算を必要とすると思われる。

すなわち
・3Dグラフィックスは線形代数(行列・ベクトル)、解析幾何、微積分をフル活用し
・物理演算(剛体・流体・布シミュレーションなど)は大学工学部レベルの数値解析が必要
・レンダリングエンジン(3Dモデルデータを解釈・処理し、人間が視覚的に認識できる画像や画面へ変換するソフトウェア)の実装には、GPUアーキテクチャや並列処理の知識が不可欠。
・AI、ネットワーク同期、最適化アルゴリズムなども大きなテーマ。
・数百人規模で開発されるAAAゲームでは、膨大なコード管理やデバッグ、アジャイル開発(機能単位の小さなサイクルを短期間で繰り返す手法)などの体制が必須。

要するに、高度な数学・物理、コンピュータサイエンス、ソフトウェア工学の知識が必要となるのだった。

それでは、専門学校や新設大学でこのレベルは可能なのか?

専門学校(ゲームクリエイター科など)
→ 実習中心で、UnityやUnreal Engine(ゲーム開発エンジン)を「使える」ことを重視。商業インディーゲームやモバイルゲーム程度なら十分可能。
→ ただし基礎的な数理や理論に弱く、物理シミュレーションやエンジンの根幹を「開発する」レベルまでは届かないことが多い。

新設の情報系・ゲーム系大学
→ 多くは「文理融合」で、企画・デザイン・プログラミングを幅広く教える。
→ 本格的なエンジン開発を担うには、旧来の理工学部(情報工学・応用数学・物理学)に比べ基礎研究力が不足しがち。

結論
・AAA級ゲームの開発エンジンや高度な物理シミュレーションは、専門学校や新設大学の教育内容だけでは難しい。
・ただし UnityやUnrealを使った小規模〜中規模開発、インディーゲーム制作 なら十分可能。
・本格的な技術を担える人材は、やはり工学部(情報工学・数理系)や大学院でしっかり基礎を学んだ人が中心になってる。

という事で、結局は中小ゲーム系ソフトウェア企業でブラック労働となる可能性もあり、世の中そうは甘くないようだ。

まあ、その辺の事情は社会経験があれぼ薄々想像は出来るからこそ、親や教師がメディア系専門学校を避けたいと思うのだろう。

ところで、メディア系専門学校と併願される新設大学ってどこかと思ったら



デジタルハリウッド大学 

きたぁ~っ。

では、レンダリング・画像処理・物理ベースの描画技術に関する研究実績が豊富な大学とは



東京大学!

最先端のゲームに関する研究がやりたいなら東大理Ⅰに行くのかぁ?!