米軍がベネズエラ作戦で使用した航空機は何か【後編】





前編に引き続き、今回はヘリコプターと無人機について纏める。

3. ヘリコプター(輸送・地上作戦支援)
① MH-47G Chinook 特殊作戦部隊の挿入・重積載輸送
マドゥロ大統領夫妻の身柄確保のため夜間作戦専門、通称ナイトストーカーズとも呼ばれる 陸軍第160特殊作戦航空連隊が使用したダブルローターの大型ヘリ。因みに同部隊はビンラディン殺害に関与したと言われている。

② CH-53E Super Stallion / CH-53K King Stallion 重輸送・支援
米軍の大型輸送用ヘリコプターで、海兵隊の為に開発されたが、現在では海軍でも使用している。

③ AH-64E Apache 近接火力支援(対地攻撃)
双発ターボシャフト 攻撃ヘリコプターで、尾輪式の着陸装置と2人乗りのタンデムコックピットを備えている。

④ MH-6M Little Bird 部隊挿入・偵察
汎用・攻撃急襲用ヘリコプターで、世界各地の紛争で使用されてきた。

⑤ UH-60M Black Hawk 部隊挿入・偵察
Chinookともに今回、特殊作戦部隊が使用したと言われている。中型多目的ヘリとして各国で使用されている代表的機種だ。

4. 無人機(UAV)・支援機
詳細は明らかではないが、今回の作戦では多数の無人機も使用されたという。

なかでも、詳細は公表されていないが米軍にはRQ-170 Sentinel という最新鋭の無人偵察機があり高高度偵察 や電子情報収集が可能で、今回の作戦で使用されたと言われている。下の写真は想定図だが、いや、見るからにヤバそうで、米軍の軍事力は流石だ。

これら航空機による米軍の攻撃対象は、ラ・カルロタ空軍基地、フェルテ・チウナ軍事複合施設 (大統領が隠れていた施設)、イグエロテ空港軍民両用の空港、レーダー・防空システムなどで、この攻撃の結果、ロシア製の地対空ミサイルは一発も発射できず、米軍部隊はベネズエラ軍の対空攻撃なしで目標まで到達したという。

加えて、カラカス市内では米軍の作戦と同時に停電が発生した。すなわち、米軍は攻撃目標の都市を停電させる能力がある事も判明した。

今回の攻撃はある面、米国の手の内を見せてしまったが、それ以上に米軍の能力と恐ろしさを中国を始めとしたレッドチームに見せつけた事で、特に中国には台湾侵攻などしたらどうなるのかを思い知らせた事は重要だ。

そして、いざとなれば習近平を拉致する可能性だって否定できないと思わせる事で、キンペイをビビらせることもできた。