BYDが日本独自の軽自動車市場に軽スーパーハイトワゴンのBEV(電気自動車)、「ラッコ」の投入を準備している。
ラッコって、なんだか迫力の無い名前だ。

「ラッコ」は10月30日から開催された「ジャパンモビリティショー2025」で公開され、2026年夏に導入されることがアナウンスされている。
そのエクスエリアを見ると

まあ、軽自動車の規格ギリギリのサイズとすれば、おのずからこのスタイルになるしかないのだが、中国と言えばパクリ専門という事で、日本の軽をパクったな、という気持ちになる。
軽EVといえば、日産サクラがほぼ一強状態だ。


ラッコのリアドアはリア―クオーターパネルにレールらしきものがあるからスライド式のようだ。
ラッコについてはエクステリアのみが公開されていて、内装については探したが見当たらなかった。
それにしても、軽自動車といえばノウハウの塊であり、これは普通車とはまた次元の違う世界で、その証拠にトヨタも日産も自社では製造できずに、それぞれダイハツと三菱の技術に頼っているのが現状だ。
まあ、役割分担といえばそれまでだが、中国がちょいと真似したくらいで、、まともなものができる筈も無い。にも拘わらず中国が日本の軽自動車規格の車を開発したのは何故だろうか。
BYDは既に普通車のEVで日本に進出しているが、その販売は全く振るわない。 そんな状況で、日本のお家芸である軽自動車に参入したところで、売れる筈もないのだが、にも関わらず開発費とイニシャルコストをかけてまで軽自動車市場に参入するのだから、頭が狂ったか、何か目論見があるかだ。
実は最近、日本の軽自動車が欧州で注目されているというが、中国としては日本に先駆けて欧州で販売実績を上げよう、という目論見もあるのではないか。