前回の1~3位にひ引き続き、今回は4~6位についてまとめる。
第4位:トヨタ ルーミー 48,712台
何となく馴染みの薄い名称だが、ダイハツ トールのトヨタ向けOEMモデルで、以前は販売系列により、タンクとしても販売されていて、むしろこの名称の方が判りやすいかもしれない。
見てのおとり、軽自動車では定番のトールワゴンを少し大きくして普通車としたような車だから、街中でも一見軽と見間違っている可能性も高い。
価格は174~229万円で、これではヤリスと変わらないことになってしまうが、まあ、ハイトワゴン独特の使いやすさを重視すればこちらを選ぶことになり、若いファミリー層には良いのかもしれない。

第5位:トヨタ シエンタ 46,816台
シエンタは5ナンバーサイズの小型ミニバンで、現行モデルは2022年に発売された。パワートレインは1.5L 3気筒ガソリンとハイブリッドの2本立てとなっている。第6位のホンダ フリードとは同じカテゴリーであり、ライバル関係にある。
価格はガソリン車が208~277万円、HVが281~322万円。実はシエンタはタクシーとしても使われている。タクシー専用車のJPN TAXIよりもむしろ価格の安いシエンタを選ぶ例が多いという事実もある。

第6位:ホンダ フリード 41,236台
1~5位がトヨタに独占されている状況では、ホンダの頑張りが評価できるところで、言い換えれば今や日本の自動車販売ではトヨタが上位を独占している状況だ。

フリードはライバルであるシエンタとスペック的には類似している。

しかし価格をみると、シエンタに対してフリードは60万円程高い。それでも売れているのが不思議だが、まあ、金を出す本人が考えるのだから別に何も言わないが、これはホンダがコスト高体質というよりも、トヨタがあまりにも低コスト体制が確立しているという事だ。