学部・修士の5年一貫教育を来年度から制度化【前編】


文部科学省は、大学の学部と大学院修士課程の5年一貫教育を制度化する方針を固め、早ければ今年度中に大学院設置基準などを改正し、2026年度からの運用開始を目指すという。

ええっ、理系の場合は6年でも極めてタイトなスケジュールなのに、これを5年でというのはいくら何でも無理がある。という事は、この制度は文系を想定しているのだろうか。

こういう話題はChatGPT先生が得意なので、早速尋ねてみた。その答えは‥‥
■ 文科省の「5年一貫(学部+修士)」制度は 主に文系・社会科学系を想定しており、理系一般には適しないと言ってよい制度設計。

■ 理工系の6年間は「必要最低限」であり、圧縮不可能

■ 文科省が「5年一貫」を言い出した背景は
・大学院進学率の低迷(特に文系)
・少子化で大学運営が厳しいため、大学院も含めたパッケージ化が必要
・企業が採用を早めたがる(修士2年の秋に就活で研究が止まる問題)
・欧米式の一貫教育(3+2)モデルに表面だけ合わせたい
・しかし、これは 文系+一部の“非研究型修士”にしか当てはまらない。

■ 5年一貫が「可能な分野」
経済学、経営学、法学(基礎)、国際関係、政策学、社会学、ディア・情報社会系、文理融合のデータサイエンス系(実務寄り)
これらは 研究よりも“講義+プロジェクト”中心の分野なので短縮しやすい。

■ 文科省の狙いは
・「文系の修士を増やす」こと
・文系の大学院は人気が少ない
・大学院の定員割れが増えている
ため、文科省としては、修士をもっと“職業教育”に寄せて、5年で取れるようにして普及させたいという狙いがある。

■ 結論
・文科省の「5年一貫教育」は 本質的に文系用の制度
・理系は6年でもタイトなので 短縮は不可能
・欧米の3+2モデルに合わせたい政策的目的が背景
・実際に動くのは「文系+文理融合系の修士パッケージ」

という事だった。