2025年11月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ノルウェーで中国製電動バスに遠隔で運転停止できるソフトウエアが組み込まれているとの疑惑が生じたことを報じた。
ノルウェーの交通事業者Ruterがテストした結果、中国のバスメーカー宇通グループが自社製電気バスの制御システムにアクセス可能であり、理論上は「ワンクリックで運行停止」させる可能性があることが確認された。

宇通は中国のバスメーカーの中でトップを誇る企業で、本社のある河南省鄭州に60万平方メートル規模のエコカー工場を持ち、年間3万台の電気バスや水素バスなどを生産することができる。
このように外部からの遠隔制御により、情報窃取や走行中の突発的な運行停止など公衆の安全を脅かす事態が発生する可能性がある中国製電動バスだが、中国製電子機器に対しては既に各国で「バックドア」疑惑が繰り返し取り沙汰されているから驚く事でないが、中国製電子機器の危険性が増々暴露された事になる。
なお、中国製電動バスが中国のデータとリンクする可能性を排除したいのであれば、バスに取り付けられた「中国のSIMカード」を抜けばよいという事だから、これは早速実施するだろう。
中国は戦わずして勝つべく、既に世界各国で情報戦争を始めている。ファーウェイの通信機器などもその典型だが、これは既にバレて、世界中から排除されつつある。
日本でも中国製電動バスを採用している企業があるが、大丈夫なのかねぇ。