不法滞在韓国人 米韓合意に至りチャーター便で帰国、日本人3人も含まれる

米国で不法滞在者として拘束されていた韓国企業関係者を帰国させるために韓国政府はチャーター機を用意したが、米国との話し合いがつかない状況だった。
不法滞在で拘束の韓国人 帰国用チャーター便を出したが帰国は中断
その後、米韓の交渉が纏まったようで11日午後に釈放され、12日午後には仁川国際空港に到着するというから、既に到着しているかもしれない。

実は拘束されたのは韓国人約300名と共に合計475人で、その中には3名の日本人が含まれていて、韓国のチャーター機で一緒に帰国したという。

この3名について調べてみたらば、今現在判っているのは
・少なくとも2名は関西の産業用機械メーカーに所属し、出張(生産立ち会い)目的だった。
・日本企業の名称は今の時点では不明だが、バッテリー製造向けの機械、特に電極塗工装置などを製造する“産業用機械メーカー”である可能性が高く、 Japan Times は「電池電極の塗工機を作るメーカーの社員」と報じている。
・日本人2名の役割については、「生産立ち会いのため出張」などの説明があるため、監督・立ち会い・技術的立場(技術者寄り)である可能性が高い。

なお、日本の企業側は「法令に基づきビザを取得して出張していた」というコメントを出しているようで、日本人の扱いは韓国人グループと同一視できない可能性がある。

この件で判明したのは、NOジャパンと言っている韓国のトップ企業が、最新のバッテリー工場を作る際には、特に電極塗工は日本製の装置と技術に依存したいる、という事だった。

半導体と共に、バッテリーの分野でも実際の製造ラインには日本製の設備が不可欠という事だ。という事は日本の技術無では、韓国、中国は勿論、米国でさえITやEVに関する部品製造が成り立たないという事であり、それならもっと強気に出る事も出来そうだが。